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【米国株動向】毎月のインカムが期待できるREIT 3選

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021年8月16日投稿記事より

ポイント

  • 本記事で紹介するREIT3銘柄は、毎月配当を実施しています。
  • ともに、直近の四半期には、FFOにプラスの成長が見られています。

本稿では毎月配当(分配金)を実施するREIT、ホワイトストーン REIT (NYSE:WSR)、スタッグ・インダストリアル (NYSE:STAG)、リアルティ・インカム (NYSE:O)の3銘柄を紹介します。

退職者は、四半期ごとの配当よりも、毎月の配当を選好します。

また、配当の再投資をする投資家にとっても、配当を毎月再投資する方が、より高いリターンが得られる可能性があります。

ホワイトストーン:安定した高配当利回り

ホワイトストーンは、富裕層が多く住むサンベルト地帯にある小売用物件を多く所有しています。

同REITの物件には、スーパーやレストラン、日用品を扱う店など、eコマースの拡大にもマイナスの影響を受けにくいテナントが多く入居しています。

株価は年初来約15%上昇しており、さらに133カ月連続で配当を実施しています。

約10年前の所有不動産の価値は合計1億5000万ドルでしたが、現在は15億ドルにまで拡大しています。

ホワイトストーンは優良テナントを多く抱えていますが、それでも2020年には新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による経済活動の停止が懸念材料となり、1株あたり9.5セントだった配当月額を、同年4月に3.5セントに減額しました。

その後2021年4月には3.5833セントに増配しています。

配当利回りは4.6%です(本稿執筆時点)。

REIT配当の安定性を測る指標に、FFOペイアウトレシオ(ファンズ・フロム・オペレーションと分配金総額の比率を示す)があります。

第2四半期の同指標は44.7%と、非常に保守的です。

つまりFFOで配当の支払いは十分に賄えており、増配の余力があるということです。

ホワイトストーンの第2四半期業績発表によると、同社所有物件の稼働率は89.9%であるなど、業績は回復基調にあることが分かります。

2021年上半期の売上は、前年同期比11%増の5970万ドル、コアFFOは同10%増の2210万ドルでした。

また、債務を前年比で4760万ドル削減しており、財務状況も改善されています。

スタッグ・インダストリアル:eコマースの成長に追い風を受ける

スタッグ・インダストリアルの株価は年初来30%上昇しています。配当利回りは3.46%と、株価が上昇した分やや低下していますが、S&P500指数構成銘柄の平均1.3%と比較するとかなりの高水準です。

毎月の配当額は1株あたり12.0833セントで、7年連続で増配しています。

同REITは、シングルテナント(1つの物件に1テナントのみが入る)産業拠点を多く所有しています。

ポートフォリオの40%はeコマースに関わる物件ですが、テナントは分散化しており、1顧客で総賃料収入の4%を超えるものはありません。

つまり同REITには、大きな成長の可能性があるということです。

グランド・ビュー・リサーチのレポートによると、2020年から2027年のeコマースの年平均成長率(CAGR)は14.7%、2027年の市場規模は27兆1500億ドルと予想されています。

一方でスタッグ・インダストリアルのFFOペイアウトレシオは73.77%と平均より高水準であることが懸念されます。

しかし同REITは安定したキャッシュフローを生み出しています。

6月30日時点の物件稼働率は96.8%であり、賃貸契約の70%以上は、契約期間が2023年以降も継続されています。

2021年上半期の売上は、前年同期比15.3%増の2億7240万ドルで、コアFFOは同16.6%増の1億6600万ドルです。

指標から見ると、ホワイトストーンと比較してやや割高になりますが、それでも平均的なREITに比べると割安です。

リアルティ・インカム:新たな基準を作る

リアルティ・インカムの株価は、年初来約20%強上昇しています(本稿執筆時点)。

1株あたり23.55セントの配当を毎月実施しており、配当利回りは3.93%です。

同社は613カ月連続で配当を実施しており、95四半期連続で増配しています。配当額の年平均成長率(CAGR)は4.4%です。

7月の賃料回収率は99.4%と、テナント基盤は盤石です。

2021年上半期のFFOは前年同期比2.9%増の5億8210万ドルで、調整後FFOは同9%増の6億5490万ドルでした。

一方、純利益は同13.4%減の2億2040万ドルでした。

FFOペイアウトレシオは86.62%と高水準ですが、それは増配を行なっているためです。

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的確な選択のために

銘柄を判断するには、長期的な視点を持つことが重要です。

このことは、インカム重視の投資家が注目するREITに関しても特にあてはまります。

投資家は利回りと同時に安定性も求めています。

本稿執筆者はこの点から、3銘柄の中では、増配と安定の実績があるリアルティ・インカムを特に選好します。

しかし現在はやや割高とも見られることから、値下がりを待っても良いかもしれません。

残りの2銘柄では、配当利回りが高く、FFOペイアウトレシオが低いホワイトストーンを選好します。

ホワイトストーンは、成長を遂げる地域で高い収益を上げる資産を所有するという事業モデルがあることからも好感されます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Jim Halleyは、リアルティ・インカム株、スタッグ・インダストリアル株を保有しています。モトリーフール米国本社は、スタッグ・インダストリアル株を保有し、推奨しています。
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