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【米国株動向】筆者がハイテク・グロース3銘柄を購入した理由

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021年8月3日投稿記事より

ポイント

  • ロクは、オンラインメディアであると同時に広告会社としても進化しつつある。
  • ズーム・ビデオは、クラウドコミュニケーションの大企業となる可能性がある。
  • クーパンは韓国ECで圧倒的な地位を占め、今後アジア各地への進出を計画している。

多くのハイテク・グロース銘柄は、2020年に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による追い風を受けて事業を拡大させ、株価は急上昇しました。

しかし2021年に入り、それら急騰銘柄の株価は、概ね下落傾向にあります。

しかし市場のセンチメントが変化していることを理由に、ハイテク成長銘柄をすべて売却するのは得策ではないでしょう。

中には今後も成長の余地が大いにある銘柄もあり、この低迷期に購入を検討できる銘柄もあると考えられます。

本稿執筆者は、ここ1カ月でロク (NASDAQ:ROKU)、ズームビデオ・コミュニケーションズ (NASDAQ:ZM)、クーパン (NYSE:CPNG) の3銘柄を新規に購入しました。

その理由を説明しましょう。

ロク

ロクが2017年に1株あたり14ドルで新規上場(IPO)した当時、本稿執筆者は同社に魅力を感じていませんでした。

ストリーミング市場は競争過多であり、独立型ストリーミングデバイスは、スマートTVに取って代わられると予想されていました。

加えて、同社が、利益率の高いソフトウエアプラットフォームを拡大させて、利益率の低い独立型デバイスへの依存から脱却することは難しいとも考えられていました。

しかしロクは、ソフトウエアプラットフォームの拡大を遂げています。ソフトウエアプラットフォームの収益源は、広告やコンテンツパートナーシップです。

同プラットフォームは視聴者やコンテンツパートナー、広告主を囲い込むと同時に、同社の粗利益率を向上させました。

それにより、デバイス価格を他社と張り合える水準にまで引き下げることが可能となりました。

2020年度のアクティブアカウント数は前年比39%増の5120万件となりました。

ユーザー一人当たりの平均売上(ARPU)は同24%上昇し、粗利益率は150ベーシスポイント上昇して45.4%となりました。

売上は同58%増の17億8000万ドルでした。

2021年度売上のアナリスト予想は、前年比55%増の28億ドルです。さらに、通期での黒字も見込まれています。

2021年度の予想売上に基づく株価売上高倍率(PSR)は21倍と割高に見えます。

しかし、オンラインソフトウエアおよび広告会社へと目覚ましい進化を遂げていることから、高いバリュエーションを正当化できる銘柄だと考えます。

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ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、2019年に1株あたり36ドルで上場しましたが、2020年のパンデミックが成長に拍車をかけました。

同社がユーザーを獲得できた要因には、他社製品と比べて使い方が簡単で、記憶に残りやすいブランディング、学校や法人などが納得して有料会員に移行するようなシステムを提供したことなどが挙げられます。

2021年度(2020年2月〜2021年1月)の売上は前年比326%増の26億5000万ドル、調整後当期純利益は同883%増の9億9570万ドルとなりました。

2022年度のアナリスト予想は、パンデミックが収束して利用者が減少することを前提としても、売上高は前年比51%増、利益は同40%増です。

成長の減速は残念ですが、同社がZoom Rooms、Zoom Phone用のデバイス、Zoom Events、さらにクラウドサービス会社のファイブ9(NASDAQ:FIVN)の買収計画などにより、クラウドコミュニケーション企業へと変革しつつある事実も見逃すべきではありません。

ズームが今後数年で企業向けソフトウエア企業へと変革できれば、予想利益に基づくPER81倍、予想売上に基づくPSR 28倍も、決して高いとは言えないでしょう。

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クーパン

韓国Eコマース市場のリーダーであるクーパンは、2021年3月に1株あたり35ドルで上場しました。

同社は物流センターを韓国各地に張り巡らせ、すべての注文を24時間以内に処理することができます。

さらに食料品やレストランのデリバリーサービス、ストリーミングサービスも行なっています。

これにより、他社の追随を許さないエコシステムを築いています。

同社のアクティブユーザー数は2020年度には前年比26%増、2021年度第1四半期には前年同期比21%増の1600万となっています。

それでも同社は、韓国のeコマースユーザー数が3700万であることを考えると、拡大の余地は大きいとしています。

さらに東南アジア、台湾、日本への進出も計画しています。

一方でクーパンは大幅な赤字の状態です。

しかし2020年度の売上は前年比93%増の121億ドルでした。

アナリストによる2021年の売上予想は、前年比61%増となっています。

2021年度売上予想に基づくPSRはわずか3倍と、ロクやズーム、その他のテクノロジー・グロース銘柄と比べてもかなり割安です。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Leo Sunは、クーパン株、ロク株、シー・リミテッド株、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、クーパン株、ロク株、シー・リミテッド株、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株、ファイブ9株を保有し、推奨しています。
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