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【米国株動向】2万5000ドルの投資が25年後に100万ドルとなる可能性がある特別な3銘柄

家のリノベーションをする男性と犬
出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202188日投稿記事より

投資の難しさの1つに忍耐強く待つことがありますが、これができれば複利効果で初期投資は加速度的に成長します。

2万5000ドルが25年で100万ドルになったとすれば、3900%のリターンです。

そんな期待を可能にする特別な3銘柄を紹介します。

テラドック・ヘルス

中小型株であれば、25年で時価総額が40倍になることもあり得ないことではありません。

中でも流れを一気に変えるゲーム・チェンジャーとして際立った存在感を示すオンライン診療大手のテラドック・ヘルス(NYSE:TDOC)は、現在の239億ドルから将来1兆ドルに迫る規模に成長する可能性がある企業です。

感染拡大を受け、昨年、テラドックのプラットフォームが扱った遠隔診療の件数は、前年の414万件から1059万件に急増しましたが、経済再開が進むにつれ鈍化するのではないかという懸念がここ数カ月高まっていました。

しかしこれは、オンライン診療への長期的なシフトや成長トレンドが既に始まっていることを見落としています。

例えば、遠隔診療は一般的に患者にとって利便性が高いだけでなく、慢性疾患の患者にとっても医師の診療を受けるハードルを低くすることができます。

診療プロセスの利便性を高め、個々の患者のニーズに対応することは、治療の効果を高めることにもつながり、これは保険業界にとっては保険金支払い負担の軽減に繋がり歓迎すべきことです。

さらに、パンデミック以前の6年間、テラドックの売上は平均で年74%のペースで成長していました。

これからの25年、このペースを維持することは難しくても、パンデミック以前に同社プラットフォームは既に長期的な勢いを示していました。

他社からの差別化をさらに進めるため、テラドックは昨年第4四半期に慢性疾患管理プラットフォームのサービスを提供するリボンゴヘルスを買収しました。

リボンゴは患者の膨大なデータを収集し、AIを活用して登録患者がより健康な生活を送れるようサポートします。

買収以前からリボンゴの事業は既に経常ベースで黒字化しており、毎年売上を倍増させていました。

今年の上半期が終わった時点でリボンゴの登録会員数は71万5000人で、その多くは糖尿病を患っています。

この数字は、米国で推定3420万人と言われる糖尿病患者数のわずか2%程度です。

リボンゴは自社のプラットフォームに高血圧や体重管理のサービスを追加しており、ここから恩恵を受けることができる潜在患者数は膨大です。

テラドックは個々の患者に合わせたケアの有望な担い手であり、長期的な利益を追求する投資家に利益をもたらす銘柄だと筆者は考えます。

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Root

自動車保険会社のRoot (NASDAQ:ROOT)も、業界の慣習を革新的なサービスで覆すことが大きく期待される銘柄です。

ここで紹介する他の2銘柄と比べるとリスクが高く短期的な株価変動も大きくなりますが、革新を武器に25年、或いはそれより早く時価総額が700億ドルに達する可能性があります。

自動車保険業界は何十年もの間、配偶者の有無や信用評価といった契約者の運転の技術や傾向とは関連のない基準をもとに保険料を算出してきました。

一方、Rootが注目するのはテレマティクス(「通信」と「情報科学」を合わせた造語)です。

スマートフォンに搭載した加速メーターや磁力計、ジャイロスコープ(姿勢制御装置)などの感知機能により収集する膨大なデータを用いて、ブレーキ、右折・左折、アクセル操作時の重力加速度などを計測し、そのドライバーが安全な運転をする傾向にあるのかどうかを評価します。

では実際、収集したデータは効果的な保険料算定に貢献しているのでしょうか。

Rootはユニークなアイデアを武器にする創業間もない企業ですが、損害率はその実力を示しています。

元受事故期間ベースの損害率は、2019年第1四半期の106%から2020年第1四半期では80%に改善しています (100%未満は保険料で利益が出ている)。

この数字にはパンデミック下で運転する機会自体が減少したことも影響していると考えられますが、2021年第1四半期にはさらに77%まで下がっています。

同四半期の名目売上総利益は600万ドルでした。

さらに、同社はレンターズ保険(賃貸物件の借主向け家財保険)など、自動車保険以外への進出を計画しており、既存顧客を維持しつつ、追加サービスを素早く販売できるのは魅力的です。

今後数年はマーケティングや顧客基盤の拡大に向けた費用に多額の支出が見込まれますが、業績を見る限り、業界に一石を投じ得る潜在能力が見て取れます。

初期の成長フェーズで安定した資金調達が維持できれば、今後25年間で最も成功する保険銘柄になり得る企業です。

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トルパニオン

最後はペット保険のトルパニオン(NASDAQ:TRUP)です。

全米ペット製品協会(APPA)の調査では、1988年には調査対象世帯の56%がペットを保有していましたが、2019~2020年の調査では67%に上昇し、約8500万世帯となりました。

ペットに関する支出は少なくともこの25年間、前年比で減少していません。

今年だけで見てもペット支出の総額は1100億ドルに迫ると予想されており、ペット産業はリセッションに非常に強いと言えます。

この1100億ドルのうち、323億ドルは動物病院関連です。

トルパニオンはペットの終身保険を提供することで、飼い主がペットの健康に関する予期せぬ支出に備えることを支援します。

今年3月末時点の加入数は94万4000件で、その大半は定額サービス契約です。

94万という数字は米国の獲得可能な最大市場規模のおよそ1%に過ぎません。

英国では、ペット4匹に1匹がペット保険に加入しています。

試算ではトルパニオンの米国での市場普及率が25%に達した場合、獲得可能な最大市場規模は約330億ドルまで膨らみます。

市場予想では、同社の今年の通期売上は約6億8000万ドルです。

競合についても心配は無用です。

この20年間、トルパニオンは獣医師や獣医療スタッフとゆるぎない関係を築いてきました。

言ってみれば動物病院はトルパニオンの宣伝担当であるとも言えます。

また、大手ペット保険企業で唯一、保険金の精算が動物病院の窓口で可能なソフトウェアを提供しており、契約者、動物病院側、両者の手間を省くことに貢献しています。

トルパニオンはまだ成長の初期の段階にある企業ですが、北米の市場普及率が向上すれば、利益が大きく増加する可能性があります。

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コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Sean Williamsは、テラドック・ヘルス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、テラドック・ヘルス株を保有し、推奨しています。

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