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【米国株動向】次の市場暴落で注目したいエッツィ

クラフト工作する人
出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021729日投稿記事より

eコマース企業は多くの投資家に富をもたらしてきました。

5年前にアマゾン・ドット・コム、シー・リミテッド、メルカドリブレ、ショッピファイのどれか1社に投資していたら、今ごろ投資資金は4倍以上になっていたはずです。

eコマース市場は今後も成長が予想され、多くの企業が次のアマゾンになろうと競い合う中、エッツィ(NASDAQ:ETSY)は独自路線で成功が予想されます。

アマゾンとは一線を画したeコマース企業

アマゾンがeコマース界の王者であることに異論の余地はなく、新興のオンライン小売企業にとっては「アマゾンとどう張り合うか」が企業の存続にかかわる問題となっています。

何といっても、アマゾンは低価格、豊富な品揃え、迅速な配送といった、大多数の消費者に共通するニーズを満たしてくれます。

しかし、消費者は低価格や信頼性と同時に、感動、独自性、ビンテージ感、本物といった要素を求めることもあり、そこにエッツィの差別化ポイントがあります。

エッツィは「温かみのある取引」を目指しており、工場で大量生産された商品を売るのではなく、数百万人のセラー(売り手)が出品する商品はオーダーメイドや一点物の品物が中心です。

そのため、同社のサイトはオリジナルのプレゼントや他では売っていないものを探している買い物客に人気があります。

こうした特徴から、エッツィは、規格品を安価で大量に販売して迅速に配送することに注力するアマゾンをはじめとする一般的なオンラインマーケットプレイスとは一線を画した存在となっています。

エッツィでは注文を受けてから商品を制作することもあるため、購入者の手元に商品が届くまでに時間がかかることがあります。

しかし、同社のこれまでの成長を見ると、顧客は待つことだけでなく、世界に一つしかないオリジナル商品を手に入れるためにやや高い金額を払うことさえ気にならないようです。

多大な成長性

「何でも売っている」アマゾンとは異なり、エッツィはニッチな市場をターゲットとしていますが、たとえニッチでも市場規模は大きく、エッツィは獲得可能なオンライン上の最大市場規模(TAM)を4,370億ドルと推定しています。

実店舗での販路を加えると、世界の一点物市場は2兆ドルに上ります。

エッツィの2020年の流通取引総額(GMS)は100億ドルと、市場全体のわずか1%にすぎず、今後10年にわたって2桁成長を続けても獲得できる市場シェアはほんの一部です。

内部成長だけでなく、買収などを通じて新たな市場に参入することも可能で、6月には、同社が「ブラジルのエッツィ」と呼ぶElo7の買収を発表しました。

バランスシートは既に強固ですが、収益率の上昇に伴って豊富なキャッシュフローを生み出し続けるとみられ、さらなる買収もあるかもしれません。

ジョシュ・シルバーマン最高経営責任者(CEO)は優秀で、スカイプやイーベイといったハイテク企業やeコマース企業を成長させた実績を持っており、エッツィでも手腕を発揮してくれるはずです。

エッツィ株は買いか?

エッツィは独自路線で自らのポジションを確立しており、成長性とそれを支えるバランスシートにより明るい未来が待ち受けているとみられます。

そうした見通しを反映し、株価は2016年7月からの5年間で1,890%、過去12カ月でも80%という驚異的な上昇を遂げています(執筆時点)。

選好銘柄ではありますが、足元では割高感もあり、個人的には押し目買いを待ちたいと思います。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Lawrence Ngaは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、エッツィ株、メルカドリブレ株、シー・リミテッド株、ショッピファイ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、イーベイ株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アマゾン株の2022年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、イーベイ株の2021年10月の70ルのショート・コール、ショッピファイ株の2023年1月の1,140ドルのロング・コール、ショッピファイ株の2023年1月の1,160ドルのショート・コール)。

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