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【米国株動向】S&P500で注目の高配当株4銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202182日投稿記事より

ポートフォリオの構築に役立つ高配当株ですが、それぞれ違いがあります。

高配当の理由は様々ですが、最終的にはリスクと成長性に起因します。

以下では、S&P500指数構成銘柄の中から配当利回りが特に高い4銘柄を紹介します。

ただ、購入前に投資目的に合致するかどうか検討してください(配当利回り等は執筆時点)。

シェブロン

世界屈指のエネルギー会社であるシェブロン(NYSE:CVX)は、石油の探索・生産から精製・販売まで幅広い事業を手掛けています。

ここ18カ月の株価の動きはエネルギーセクター全般と同様で、原油価格が下落した昨年第1四半期は急降下しましたが、3月に底を打って以来、原油相場の回復とともに70%以上のリターンを記録しています。

株価が回復してもなお配当利回りは5.3%と魅力的で、今年5月には来年の業績への自信から増配しています。

同社の業績は原油相場次第で、上昇が続けば配当を維持してなお余りあるキャッシュフローが生まれると思われます。

今年の利益予想をもとに、配当性向は非常に高い水準になっており、これ以上増配する余地はほぼなくなっています。

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ルーメン・テクノロジーズ

ルーメン(NYSE:LUM)(旧センチュリーリンク)は、企業向けを中心とした通信会社で、ここ数年の間に買収や戦略転換などを経て大きく変わりました。

通信業界は競争が激しく、常に進化し、大手数社が支配しています。同社の進化は、その業界で成功を続けるために必要なものでした。

売上高とキャッシュフローの両方が徐々に縮小し続けており、コンセンサス予想では今後2年間でさらに売上が減少するとされています。

それでも、ガイダンスではフリーキャッシュフローの安定維持が見込まれています。

成長性を重視する投資家には人気がなく、その結果、配当利回りは8%と非常に高い水準です。

配当支払いに必要な額以上のキャッシュフローを生み出しているため、相場の調整を予想する投資家には、インカムゲイン確保のための投資先として面白い候補と言えるでしょう。

PPL

電力会社のPPLコーポレーション(NYSE:PPL)は、ケンタッキー州とペンシルバニア州および英国で、さまざまな子会社を通して約1,000万人に電力を供給しています。

規制に守られて競争がない半面、価格は政府機関によって決められ、結果的に極めて低成長ですが非常に安定した経営で、将来のキャッシュフローが見通しやすい会社になっています。

近年の業績にもそれが表れており、売上高は少しずつ減少していますが、キャッシュフローは横ばいです。

配当利回りは5.85%と魅力的ですが、キャッシュフローはここ数年マイナスが続いており、なおかつ負債が大きな資本構成であるため、今後増配が実施される可能性は限定的です。

【米国株動向】高配当利回りの3銘柄

アイアン・マウンテン

文書処分事業で知られるアイアン・マウンテン(NYSE:IRM)は、デジタル時代に適合し、データセンター事業と情報セキュリティ事業を展開しています。

高成長は見込みにくく、ここ数年の売上高と利益は共に横ばいで推移しており、コンセンサス予想によると増収率は1桁前半にとどまる見込みです。

配当利回りは5.65%と魅力的で、四半期配当を続けるだけのキャッシュは十分に生み出せているため、減配等のリスクは当面なさそうです。

一方、大きな増配もしばらくの間、考えにくい状況です。

長期的に成功できるかどうかは、競争が非常に激しいデータセンターへの事業転換がうまくいくかどうかに懸かっています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Ryan Downieは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アイアン・マウンテン株を保有し、推奨しています。

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