The Motley Fool

次のアマゾンになるのはどの銘柄か?

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021年7月29日投稿記事より

重要なポイント

  • 本稿で紹介するEコマース企業3社は、Eコマースの普及が比較的遅れている新興国市場で事業を展開している。
  • 3社は現在、急激な成長を遂げており、今後長期的に、安定したリターンが期待できる。
  • シー・リミテッドとメルカドリブレには実績がある。一方オゾンは、大胆な投資家向けのワイルドカードである。

アマゾンは米国にEコマースをもたらして人々の生活を変え、上場以来のリターンは18万7000%となっています。

次のアマゾンとなる銘柄を見つけることは至難の技ですが、本稿で紹介するEコマース関連3銘柄はいずれもアップサイドの可能性があり、検討の価値があります。

東南アジア:シー・リミテッド

シー・リミテッド (NYSE:SE) は、東南アジアで事業を展開するインターネット企業です。

同企業はEコマース事業のShopee、ゲーム事業のGarena、デジタル金融サービス事業のSea Moneyの3事業で構成されています。

Shopeeは、東南アジアで突出した人気のEコマースサイトです。

2位はアリババ・グループ・ホールディングス傘下のLazadaですが、ウェブ接続要求数(トラフィック)では2倍以上の差をつけています。

2021年第1四半期の売上は前年同期比147%増の17億6000万ドルで、2021年通期売上予想は83億ドルとなっています。

Garenaは東南アジアで2位につけています。

利払い前・税引き前・減価償却前利益(EBITDA)マージンは64.4%と、同社で最も高い利益率となっています。

シー・リミテッドは成長のために積極的な投資を行なっており、当期損失をあげていますが、費用計上の対象の減価償却や利払い前については、2021年第1四半期のEBITDAは8800万ドルと、事業そのものは利益をあげています。

東南アジアの人口は6億5000万人ですが、Eコマースの普及率は5%にすぎません。

一方で同市場は、2025年までに3000億ドル規模に拡大すると予想されています。

シー・リミテッドが同地域でリーダーとしてのポジションを維持すれば、今後長期にわたってかなりの成長が期待できるでしょう。

【米国株動向】ゲームストップは忘れて、これから注目したいゲーム関連3銘柄

ラテンアメリカ:メルカドリブレ

メルカドリブレ (NASDAQ:MELI)は、ラテンアメリカを代表するEコマースサイトを運営しています。

同社の事業は、Marketplace(Eコマース)、Mercado Pago(支払い)、Mercado Envious(配送)と、小売取引全体を網羅しています。

同社のMarketplaceは20年の歴史があり、ラテンアメリカでは絶対的な存在です。

2021年第1四半期の売上は前年同期比158%増の13億7000万ドルで、通期予想は62億9000万ドルです。

メルカドリブレもまた、成長や競合対策の目的で積極的な投資を行っています。

2021年第1四半期は赤字を計上していましたが、利払い前・税引き前利益(EBIT)マージンは7%となっています。

ラテンアメリカでは、オンライン取引は小売取引全体のわずか4.7%にすぎません。

さらに2018年の調査によると、同地域で銀行口座を保有していない人の割合は、70%にのぼります。

そのような中、支払いプラットフォームのMercado Pagoは急成長を遂げており、2021年第1四半期の売上は、前年同期比117%増の4億6800万ドルでした。

商取引とその支払いに関して存在感を示すメルカドリブレは、ラテンアメリカでデジタルに移行が進むにつれて、さらに成長を遂げるでしょう。

【米国株動向】10年間で30万ドルが100万ドルになる可能性のある3銘柄

ロシア:オゾン・ホールディングス

オゾン・ホールディングス (NASDAQ:OZON)はロシアのEコマース企業です。

2020年の売上は約14億ドルで、ロシアで3番目に大きなEコマースサイトです。

同社もまたEコマースに加え、発送・配送/受注から決済までの業務全般、さらに金融サービスなど、周辺サービスを提供しています。

同社マーケットプレイスの成長は目覚ましく、2021年第1四半期の流通取引総額(GMV)は、前年同期比135%増の10億ドルとなり、6期連続で3桁成長を遂げました。

同期間の売上は、前年同期比67%増の4億5400万ドルでした。

オゾンも積極的な投資を行っており、現時点では赤字です(2021年第1四半期は9100万ドルの赤字)。

ロシアでは、インターネットの普及率は80%以上となっており、デジタル化が進んでいます。

一方でEコマースは比較的新しく、2020年のオンライン取引は、小売全体のわずか11%です。

今後ロシアでオンラインショッピングが普及するにつれ、オゾンも急成長を続ける可能性があります。

ロシアのECは意外な穴場?伸び盛りの市場に注目

フリーレポート配信

コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。

在宅需要で新たな産業が勃興する中、注目のコンスーマー関連3銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

最新記事