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【米国株動向】ネットフリックスが米国契約者の減少を心配していない3つの理由

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021725日投稿記事より

2021年第2四半期に、米国およびカナダ(UCAN)地域でネットフリックス(NASDAQ:NFLX)の契約者が減少したことは、それほど大きな驚きではありません。

しかし、ネットフリックスが「アクティブ契約者が43万人減少した」と発表したことは、マーケットに驚きを与えました。

たしかに、UCAN地域の契約者数は飽和していますが、投資家はネットフリックスの今後を心配する必要はありません。

契約者の減少を筆者が心配していない3つの理由を説明します。

1.契約者の解約率を改善

ネットフリックスの契約者の減少は、ビジネスが再開し、かつ米国とカナダが夏になってきたからではありません。

実際、経営陣は契約者の解約率が2年前の同時期と比較して第2四半期に改善したことを指摘しました。

第2四半期には、世界中の一般的なネットフリックス契約者は、2019年第2四半期よりもストリーミング視聴に17%も多くの時間を費やしています。

解約の増加をもたらしたと思われる2つの要因があります。

まず、ネットフリックスは、2020年下期から2021年初頭にかけて、米国とカナダのストリーミング価格を引き上げました。

経営陣は以前、2019年末に行った値上げである程度の影響を受け、その年の第2四半期決算にその影響が現れたことを指摘しました。

もう一つの要因は、2021年初頭に新しいコンテンツをそれほど追加できなかったことです。

コロナウイルスによる制作の遅れにより、ネットフリックスのオリジナルコンテンツのリリースタイミングが、下期にずれこみました。

経営陣は2021年上期のコンテンツの追加は、2020年の17%増と2019年の22%増に対して、前年比わずか9%増となったことを発表しました。

しかし、解約率が低いことがビデオストリーミング業界にとって最も重要であることを考えると、ネットフリックスがこの環境でも有料契約者を増やし続けているのは、長期的な成長において注目すべき点です。

2.競争によるわずかな影響

ネットフリックスは2、3年前よりもはるかに多くの競争に晒されています。

ウォルト・ディズニーの「Disney+」とAT&Tの「HBOマックス」は大きな注目を集めており、他のメディア企業もストリーミングビジネスを立ち上げたり、拡大したりしています。

しかし経営陣は、「これらの市場参入は、ネットフリックスのビジネスに大きな影響を与えていない」と述べています。

CEOのリード・ヘイスティングスがネットフリックスの第2四半期の決算発表で話した内容によると、「競合他社が同社の成長軌道に大きな影響を与えているとは考えていない」とのことです。

3.将来への強い見通し

ネットフリックスの第3四半期見通しは、350万人のグローバル新規契約者を獲得する予定です。

これはネットフリックスにとって比較的少ない数になります。

しかし、第3四半期以降を見ると、楽観的になるべき理由が2つあります。

まず、経営陣は新しいコンテンツの投入が増加し、ビジネスが好調になることから、第4四半期に新規契約者数の追加ペースが正常化することを予想しています。

ネットフリックスは2020年に強力な第4四半期決算を達成しました。

2021年第4四半期は、新しいコンテンツが契約者数の伸びを促進する鍵になると見ており、2022年以降もこのペースを維持できると見ています。

また、ストリーミングの長期的な成長はまだ初期段階にあります。

経営陣はストリーミングが米国のスクリーン時間のわずか26%しか占めていないことを示すニールセンのデータから、まだまだストリーミングに成長の余地があることを指摘しました。

ニールセンは、ストリーミングが2021年末までにスクリーン時間の33%を占める様になり、2022年以降も成長を続けることを予想しています。

ネットフリックスはより多くの人々が従来のテレビから、ストリーミングに移行するにつれて、この長期的な傾向の恩恵を受けるでしょう。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Adam Levyは、ネットフリックス株、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ネットフリックス株、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。

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