The Motley Fool

7月第5週目に動意づいた米国株

出典:Getty Images

7月26日

ハズブロ(NASDAQ:HAS)…+12.2%

7月26日に発表した2021年4〜6月期決算で売上高や1株利益が市場予想を大幅に上回りました。

傘下のゲーム会社のデジタルゲーム事業などが好調だったのが要因です。

サプライチェーン(供給網)の混乱は続くものの、経営陣は良好な年末商戦を見込んでおり、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ業績の回復が順調と受け止められました。

コインべース・グローバル(NASDAQ:COIN)…+9.1%

代表的な仮想通貨であるビットコイン価格が7月26日に一時4万ドルを超えました。

ビットコイン価格の下落に歯止めがかかったと受け止められ、売買が活発になるとの見方につながりました。

TALエデュケーション・グループ(NYSE:TAL)…▲26.7%

中国当局が7月26 日、学習塾の新規上場を禁止し、既存の塾は非営利団体として登記する方針を含む規制強化を公表しました。

小中学生への過剰な宿題と課外学習の負担を減らす狙い。

生徒数の減少に伴う業績への影響が広がりました。

バンク・オブ・アメリカなど複数の金融機関が相次ぎ投資判断を引き下げたのも売りを誘いました。

ウイリス・タワーズ・ワトソン…▲9.0%

7月26日、保険仲介のエーオンとの合併計画を撤回したと発表しました。

米司法省が、競争を阻害する懸念があるとして提訴していました。

撤回を受けて、ウイリス・タワーズはエーオンから違約金10億ドルを受け取ります。

今後の成長戦略への懸念が再燃しました。 エーオンは8.2%高となりました。

7月27日

TALエデュケーション・グループ…+25.2%

中国政府による学習塾への規制強化を嫌気し、前日までの3営業日で79%下落していました。

前日に規制内容が発表され、ひとまず悪材料出尽くしとみた買いが入りました。

ドイツ銀行が 7月27日に投資判断を「買い」から 「中立」に、目標株価を85ドルから8.6ドルに引き下げました。

それでも前日終値(4.4ドル)を95%上回ります。

F5ネットワークス…+6.2%

7月26日夕に発表した21年4〜6月期決算が市場予想を上回る増収増益となりました。

ソフトウェアの販売が堅調だったほか、サブスクリブションの伸びも好感されました。

同時に示した7〜9月期予想の売上高や特別項目を除く1株利益の中央値は市場子想以上でした。

決算を受け、アナリストによる目標株価の引き上げが相次ぎました。

ローズタウン・モーターズ…▲9.6%

投資会社ヨークビル・アドバイザーズが運営するファンドが、今後3年内に4億ドルを出資することで合意したと7月26日に発表しました。

ただ、資金不足で「事業継続の前提に疑義が生じた」と表明しているローズタウンにとって、不十分な金額だとみなされました。

UPS(NYSE:UPS)…▲7.0%

7月27日発表の21年4〜6月期決算で売上高や特別項目を除く1株利益は市場予想を上回りましたが、米国内の輸送量が減り、米国需要の売上高は市場予想に届かなかったです。

新型コロナウイルス禍で急増した個人の通販事業の伸びが一巡したと受け止められました。

同業のフェデックスもつれ安しました。

7月28日

アドバンスド・マイクロ・デバイス(NASDAQ:AMD)…+7.6%

7月27日夕に発表した2021年4〜6月期決算が大幅な増収増益となり、21年12月期通期の増収率見通しを従来の50%から60%に引き上げました。

好決算を受け複数のアナリストが目標株価を引き上げました。

利幅の大きいデータセンター事業の収益見通しの上方修正が相次いだことが要因です。

ボーイング(NYSE:BA)…+4.2%

7月28日発表した21年4〜6月期決算で7四半期ぶり最終黒字に転換しました。

売上高も市場予想を上回りました。

新型コロナウイルスで低迷していた旅客機の出荷が戻り始めたためで、過去に2度の墜落事故を起こした主力小型機 「737MAX」の新規受注も急回復しました。

スポティファイ(NYSE:SPOT)…▲5.7%

7月28日発表の21年4〜6月期決算で月間利用者数が市場予想を下回りました。

新型コロナ感染が拡大するアジアなど一部地域でマーケティング活動が制限されたといい、無料サービス利用者数が市場予想に届かなかったです。

7〜9月期の月間利用者数見通しも予想に届かず、広告収入に響くとみた売りが出ました。

スターバックス(NASDAQ:SBUX)…▲2.9%

7月27日発表した21年4〜6月期決算は、売上高と1株利益が市場予想を上回ったものの、同時に公表した21年9月期通期予想の世界の既存店売上高の伸び率を下方修正しました。

中国市場の7〜9月期の既存店売上高が伸び悩む予想です。

7月29日

滴滴出行(NYSE:DIDI)…+11.2%

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が7月29日早朝に「滴滴が株式の非公開化を検討している」と関係者の話として報じ、早朝の時間外取引で株価は一時4割強上げました。

会社が7月29日朝に報道内容を否定し、「中国当局とネットの安全に関する調査について全面的に協力している」と発表したため、通常取引では上げ幅を縮めました。

クアルコム(NASDAQ:QCOM)…+6.0%

7月28日夕に発表した2021年4〜6月期決算は次世代の高速通信規格「5G」関連の製品がけん引し、市場予想を上回る増収増益となりました。

7〜9月期の収益見通しも市場予想以上となりました。

7月29日は4〜6月期決算について「スマートフォンや自動車など全部門が力強かった」と、目標株価を引き上げるアナリストが相次ぎました。

ニコラ(NASDAQ:NKLA)…▲15.2%

米連邦検事が7月29日、創業者のトレバー・ミルトン前最高経営責任者(CEO)を虚偽情報で投資家をミスリードした証券詐欺で起訴しました。

ミルトン氏は昨年9月にCEO職を辞任し、会社は起訴を「当社に対するものではない」と説明しましたが、経営の先行き不透明感を誘いました。

シトリックス・システムズ…▲13.6%

過去1年(52週)の安値を付けました。

7月29日発表の21年4〜6月期決算で売上高は市場予想ほど増えず、21年12月期通期の売上高や1株利益見通しを引き下げました。

発表資料では「クラウドでソフトウエアを提供するSaaSへの移行がうまく進んでいない」として、販売チームなどの再編に取り組むと説明しみした。

7月30日

アマゾン(NASDAQ:AMZN)…▲7.5%

米株市場の「アマゾン信者」を失望させる決算でした。

アマゾンの2021年4〜6月期の売上高は前年同期比 27%増にとどまり、30%増を見込んでいた市場予想に届きませんでした。

同社の売上高が市場予想を下回るのは11四半期ぶりです。

主力のネット通販の売上高が16%増と1〜3月期(44%増)から伸び悩んだのが主因です。

新型コロナワクチンの普及で消費者が外出するようになり、自宅でネット通販を利用する流れが弱まった格好です。

7~9月期はさらに減速するといいます。

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