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【注目米国株】リチャード・ブランソン氏の宇宙旅行成功で今後が期待される宇宙関連銘柄3選

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つい先日、7/11にヴァージン・ギャラクティック(NYSE:SPCE)が、創業者であり実業家として知られるリチャード・ブランソン氏を宇宙船VSSユニティで宇宙へ送り届けたことは、多くの人がご存じなのではないでしょうか。

宇宙旅行は長く続く人々のあこがれの一つであり、この度の同社の宇宙旅行の成功は今後の宇宙産業の未来にとって希望となることは間違いありません。

また、宇宙旅行以外にも、人工衛星や物流など、宇宙開発が進むことで大きなリターンが期待されており、実際に少なくない企業が様々な方面から宇宙分野の研究を進めています。

宇宙関連事業は、今後長い目で見て最も大きく化ける可能性のある分野の一つといえるのではないでしょうか。

本記事では、そんな可能性にあふれた宇宙関連の事業に取り組む銘柄をご紹介します。

宇宙開発時代の幕開け。注目の宇宙関連銘柄を解説

ヴァージン・ギャラクティック

企業概要

ヴァージン・ギャラクティックは実業家として知られるリチャード・ブランソン氏が設立した宇宙旅行会社です。

同社は2019年に宇宙旅行会社として世界で初めて上場しています。

執筆時点での同社株価は31.74ドル、時価総額は76.44億ドルとなっています。

業績について

最新決算である2021年第1四半期決算について見ていきます。

  • 売上高…-(前年同期23.8万ドル)
  • 営業損失…△8,127.7万ドル(前年同期比2,030.5万ドル増)
  • 純損失…△12,969.4万ドル(前年同期比24,713.2万ドル減)
  • 希薄化後一株当たり純損失…△0.55ドル(前年同期比1.31ドル減)

アナリストらによる同社の業績予想を見てみるとEPSが△0.2742ドルとなっています。

同社の実際の業績はEPS が△0.55ドルとなっていることから、アナリストらによる事前予想を下回っています。

今後について

同社は2021年度第1四半期決算を2021/5/10に発表しています。

同社株価はそれ以降7月頭にかけて約3倍に上昇しています。

決算発表からもわかりますが、同社はまだ事業を収益化できていませんので、この株価の上昇は記事冒頭で述べた宇宙船の飛行許可が出たことなどによる影響が大きいと思われます。

宇宙飛行成功後の同社株価の値動きに注目すると、宇宙飛行成功後に資金調達のために自社株5億ドルを売却したことを発端として売りが加速し、執筆時点の株価はフライト直前の約60%の31.74ドルとなっています。

軟調な推移はなおも続いており、今後どうなるのか静観する必要があると思われます。

ノースロップ・グラマン

企業概要

ノースロップ・グラマン(NYSE:NOC)は米国の軍需メーカーとして知られています。

しかし、人類初の月面着陸に際して月着陸船を開発しており、また、ミサイルの打ち上げやミサイルの打ち落としなどに関連した人工衛星やロケットなどの開発にも力を入れています。

NASAの有人月面着陸を目指すアルテミス計画にも協力しています。

執筆時点での同社株価は364.12ドル、時価総額は586.09億ドルとなっています。

業績について

同社の最新決算である2021年第1四半期決算について見ていきます。

  • 売上高…91.57億ドル(前年同期比6.2%増)

プロダクト…70.22億ドル(前年同期比13.6%増)

サービス…21.35億ドル(前年同期比12.6%減)

  • 営業利益…28.22億ドル(前年同期比202.1%増)
  • 純利益…21.95億ドル(前年同期比152.8%増)
  • 希薄化後一株当たり純利益…13.43ドル(前年同期比160.5%増)

アナリストらによる同社の業績予想を見てみると売上高が85.3億ドル、non-GAAPベースのEPSが5.48ドルとなっています。

同社の実際の業績では売上高が91.57億ドル、non-GAAPベースのEPS が6.57ドルとなっていることから、売上高、EPSともにアナリストらによる事前予想を上回っています。

続いて、宇宙開発に関係した部分に注目して、同社のスペース・システムセグメントについてみていきます。

売上高…25.21億ドル(前年同期比29.4%増)

アメリカ政府…23.26億ドル(前年同期比29.0%増)

インターナショナル…1.05億ドル(前年同期比54.4%増)

その他顧客…0.51億ドル(前年同期比増減なし)

同セグメント内には、ミサイル関連の部門から有人宇宙船関連の部門まで6つに分かれており、実際にどの部門の売り上げがどうなっているのか、より詳しい情報はわかりません。

しかし、同セグメントは同社総売上高の中で3分の1弱を占めており、全4セグメント中で航空セグメントに次ぐ大きな割合を占めています。

また、これは他のセグメントも同様ですが、アメリカ政府が最大の顧客となっており、売上高全体の約80%を占めています。

今後について

同社株価はこれまで度々大きな上下を見せていますが、軍需メーカーとしてアメリカ政府との間に多数の取引を行っているため、企業としての安定感があることが強みだと言えます。

アメリカでは宇宙軍も設立されており、初の月面着陸時からNASAと繋がりのある同社は今後ますます重宝されていく可能性があります。

また、同社は配当も行っているため、そのあたりも他の若い宇宙関連銘柄にはない強みともいえます。

アストラ・スペース

企業概要

アストラ・スペース(NASDAQ:ASTR)はアメリカの宇宙開発事業会社です。

その事業内容は主に、小型の人工衛星の低軌道での打ち上げとなっています。

同社の強みは、小型人工衛星を低軌道で打ち上げることで、事業の難易度を下げつつコストも抑えていることにあります。

同社はSPACであるホリシティ社との合併により、7/1に宇宙関連銘柄として初めてナスダックに上場しています。

執筆時点での同社株価は10.82ドル、時価総額は27.30億ドルとなっています。

今後について

同社株価は上場後すぐに20%以上値を上げており、いかに注目を集めていたかがうかがえます。

その後は緩やかに下落し、現在は合併による上場以前の水準とほぼ同じ水準に落ち着いています。

特に悪いニュースなどないまま下落した原因としては、上場直後の株価上昇を受けた利益確定売りが入ったものと思われますので、あまり気にしすぎる必要もないでしょう。

同社の事業方針からは派手さこそ感じられませんが、堅実な事業を目指していることがうかがえます。

そのため、今後、宇宙開発が進んでいく中でしっかりと利益を上げていくことが期待されます。

同社の衛星打ち上げ事業はすでに50件以上の予約が入っており、今後、打ち上げペースも上げていくことが見込まれています。

株価も底値に近いことが予想されるため、将来性にかけて保有を考えてもよいのではないでしょうか。

参考元:

Virgin Galactic Announces First Quarter 2021 Financial Results

Northrop Grumman First Quarter 2021 Conference Call

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