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【米国株動向】検討すべき配当利回りが5%以上の2銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021715日投稿記事より

定期的な収入を求めているなら、配当利回りが2%未満の銘柄は投資対象として適していません。

リスクの高い2桁台の利回りを求める必要はありませんが、利回り5%以上で魅力ある銘柄は存在します。

例えば、メディカル・プロパティーズ・トラスト(NYSE:MPW)やTCエナジー(NYSE:TRP)の配当利回りは平均を上回り、さらに長期的な安定性もあることから、これらの銘柄はインカム投資家にとって検討する価値があります。

メディカル・プロパティーズ・トラスト:配当利回り5%(執筆時点)

メディカル・プロパティーズ・トラストは、ヘルスケア業界に焦点を当てた不動産投資信託(REIT)で、ポートフォリオの約85%を病院、8%をメンタルヘルス関連施設が占めています。

同REITは今年6月、セール・アンド・リースバック(購入者側は、物件を購入すると同時に、売主にその物件を賃貸する)契約で、フロリダの5つの急性期病院を9億ドルで買収すると発表しました。

同REITは、これらの物件は人口増加が続き高齢化が進む地域で非常に必要とされるヘルスケアサービスを提供できる価値ある施設だ、と言及しています。

またそれとは別に、18の外来メンタルヘルス関連施設のリースバック契約に9億5,000万ドルを投資しました。

これらの買収案件は、将来的に同REITからのより高い配当につながります。

REITは年間利益の90%を配当として株主に支払う必要があるので、利益の増加は投資家への配当増加を意味します。

メディカル・プロパティーズは2021年第1四半期に1株あたり0.28ドルの配当を支払っています(前年同期は1株あたり0.27ドル)。

2021年第1四半期から第3四半期の同社FFO(Funds From Operations、REITの業績を見る際に純利益の代わりとなる指標)は合計で1株あたり0.43ドルのため、配当性向はわずか65%に過ぎません。

同REITは規模を拡大長しており、配当も同様に伸びると見られます。

インカム投資家はこの銘柄で高い配当利回りと安全の両方を得ることができます。

【米国株動向】長期にわたり安定した配当が見込まれる高配当株

TCエナジー:配当利回り6%(執筆時点)

原油および天然ガスのインフラ大手TCエナジー(旧トランスカナダ)は、過去4年間、毎年22%以上の営業利益率となるなど、安定的な投資対象としての実績を誇っています。

バイデン大統領が就任当日、カナダの油田と米メキシコ湾岸の製油所を結ぶパイプライン「キーストーンXL」の建設認可を取り消したことは同社にとって残念なニュースでしたが、多くの投資家が既に予想していたことでもありました。

過去10年超にわたり、同社は環境保護主義者や建設計画地域のコミュニティなどからの大規模な反対に直面しながら、プロジェクトの遂行に苦戦してきました。

バイデン大統領の決定によりTCエナジーはプロジェクト遂行をあきらめ、正式に中止を決めました。

これにより同社は第1四半期に22億カナダドルにのぼる減損を計上し、その結果、純損失は11億カナダドルになりました。しかし経営陣は同社の事業の強さから、配当の伸びを5~7%程度と想定しています。

同社の過去20年間の増配率は平均で年7%です。

第1四半期の業績悪化から来年の配当性向の悪化も避けられませんが、だからといって配当が危険にさらされているわけではありません。

原油価格が上昇し、業界が再び注目されれば配当利回りが下がる可能性があることから、早く買いたいと投資家は考えているかもしれません。

年初来、TCエナジーの株価は23%、エネルギー・セレクト・セクターSPDR ETFは39%上昇しており、S&P500の17%上昇をアウトパフォームしています(執筆時点)。

原油と天然ガス業界への投資を希望していたり、単に安全で高利回りの銘柄へ投資したいと考えるのであれば、TCエナジーは間違いのない銘柄です。

【米国株動向】高配当利回りが今後10年盤石なエネルギー2銘柄

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者David Jagielskiは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。
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