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【米国株動向】毎月配当を支払う不動産投資信託2銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202179日投稿記事より

ポイント

  • リアルティ・インカムは、継続的に増配を続けてきた非常に安定した不動産投資信託(リート)です。
  • AGNCインベストメントは、政府が保証する住宅ローン担保証券に投資することでリート事業を構築してきました。
  • 有配当企業は通常、配当を四半期ごとに支払いますが、毎月支払う企業も存在し、その多くがリートです。
  • リートセクターは、配当利回りが高くて質の高い企業を見つけやすいセクターでもあります。

以下、配当を毎月支払い、配当利回りが市場平均を上回る2つのリート銘柄を紹介します。

リアルティ・インカム:トリプルネットリースを採用した経営の安定したリート

リアルティ・インカム(NYSE:O)は自ら「毎月配当会社」と名乗る配当貴族です。

ビジネスモデルにも特徴があります。

具体的には、トリプルネットリースと呼ばれるリース運営形態に特化するとともに、単一テナント向けのビルを開発し、堅実で財務的に安定したテナントと長期賃貸契約を締結しています。

トリプルネットリースは、税金、保守、保険に関する責任をテナントが負担する形態で、家主が税金、保守、保険を負担する一般的なグロスリースと異なります。

安定的で持続可能なテナント(同社はクライアントと呼んでいます)だけがトリプルネットリースの対象です。同社の顧客の半数以上が投資適格級の格付けを有しています。

リアルティ・インカムのクライアントには2020年末時点でウォルグリーン、フェデックス、セブン-イレブン、ダラーツリー、ダラー・ゼネラルが含まれていました。

これらの企業は総じて、多くの一般消費財銘柄よりも景気変動の影響を受けにくいディフェンシブな特性を持っています。

リアルティ・インカムの2021年3月末時点の賃貸料徴収率は94%でした。問題のあった主なテナントは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う都市封鎖(ロックダウン)によって大きな打撃を受けた映画館です。

それでも同社は、多くのリートが配当を削減した2020年に2度の増配に踏み切りました。

同社の株価は2021年予想調整後FFO(ファンド・フロム・オペレーション)の20倍弱です。

最近、毎月の配当金を1株当たり0.236ドルに引き上げた結果、配当利回りは4.2%となりました。

リアルティ・インカムは、その長期にわたる増配実績と安定したビジネスモデルを踏まえると、インカム投資家にとって格好の銘柄と言えます。

AGNCインベストメント:政府保証付きモーゲージ担保証券に特化したリート

AGNCインベストメント(NASDAQ:AGNC)は、他の大半のリートと異なるビジネスモデルを持っています。

というのも、一般のリートは不動産に投資しますが、同社は金融資産、主に住宅ローン(モーゲージ)担保証券(MBS)に投資しています。

もしあなたが最近連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)や連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)による融資で住宅ローンを借り換えていた場合、ローン債権は証券化されてMBSとなり、AGNCの貸借対照表に計上されている可能性があります。

MBSに投資するリートはモーゲージ・リートと呼ばれ、家賃を徴収する代わりに証券が生み出す利息を受けとり、MBS市場で最も価値の高いものを常に探しています。

AGNCの資産ポートフォリオの大半が米国政府によって保証されています。

つまり、住宅ローンの借り手が債務不履行に陥った場合でも、同社は元本と利息を受け取ります。

ほぼすべてのモーゲージ・リートが新型コロナウイルス危機から打撃を受けましたが、AGNCは大半のモーゲージ・リートをアウトパフォームしました。

モーゲージ・リートは一般に配当利回りが他のリートよりも高いものの、収入源がやや不安定になる場合があります。

実際、新型コロナウイルス危機の局面では金融市場に波乱が起こり、多くのモーゲージ・リートが減配に踏み切りました。

AGNCも例外ではなく、2020年初めに配当を25%削減しました。

利益と資産価値が新型コロナウイルス以前の水準に戻れば、増配が検討されるかもしれません。

AGNCの現在の配当利回りは8.6%で、過去のレンジの低い方に属します。

金利のボラティリティがさらに上昇しなければ、AGNCはインカム投資家の中核的な保有銘柄となる可能性があります。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Brent Nyitrayは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、フェデックス株を保有し、推奨しています。
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