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【米国株決算】ゼネラル・ミルズの最新決算情報と今後の株価の推移

出典:Getty Images

ゼネラル・ミルズ(NYSE:GIS)はアメリカの大手食品メーカーです。

一般消費者向けブランド食品の製造、販売に加え、食品サービスおよび製パン工業向けにブランド・非ブランド食品を提供しています。

また日本人なら馴染みが深い「とんがりコーン」はハウス食品とゼネラル・ミルズの技術提携によって生まれた商品です。

今回の記事ではゼネラル・ミルズの2021年第4四半期決算および通期決算の情報と今後の株価の推移について見ていきます。

決算発表前における株価等のデータ

2021年第4四半期決算及び通年決算発表前日の6/29における同社株価の値動きから見ていきます。

前日終値の60.55ドルに対して、6/29の始値は60.59ドルとなっており、その後日中にかけて大きな変化などはなかったため、終値は60.03ドルとなっていました。

続いて同社株価の今までの値動きについて概観していきます。

同社株価は上場から2016年頃までは上昇を続けており、2016年の夏頃には70ドル前後の高値で取引されていました。

しかしながらその後同社株価は下落を始め、2018年の年末には30ドル台後半まで下落しています。

その後再び上昇し、コロナショックの際にも同社株価は大きな影響を受けていません。

ただ9月初頭から始まったアメリカ株式市場の調整局面において同社株価は大きく下落し、同社株価は10ドル前後下落しています。

ゼネラル・ミルズ社はS&P500の構成銘柄のひとつであり、執筆時時点での同社時価総額は371.66億ドルとなっています。

ゼネラル・ミルズは株式配当も実施しており、高配当銘柄のひとつに数えられることのある銘柄ですので、同社の配当実績についても見ていきます。

直近の配当実績は以下の通りです。

日付は権利落ち日を記しています。

  • 2021/04/08…配当:0.51ドル(配当利回り:3.37%)
  • 2021/01/07…配当:0.51ドル(配当利回り:3.64%)
  • 2020/10/08…配当:0.51ドル(配当利回り:3.34%)
  • 2020/07/09…配当:0.49ドル(配当利回り:3.39%)
  • 2020/04/08…配当:0.49ドル(配当利回り:3.23%)

直近の配当利回りは3%前後であり、S&P500構成銘柄の平均が2%弱となっていますので、平均を大きく上回る配当利回り実績を残すことができています。

またパンデミック下でも増配が行われています。

同社株価が下落を始めた2016年以降、同社の株式配当は据え置きで1四半期あたり0.49ドルとなっていましたが、昨年ついに増配が行われています。

パンデミックから落ち着く来期以降業績も落ち着くことが予想されるため、どうなるかはわかりませんが、今後の増配にも期待が持てます。

最新決算情報について

概要

2021年第4四半期決算について見ていきます。

  • 純売上高…45.236億ドル(前年同期比10%減)
  • 営業利益…5.479億ドル(前年同期比34%減)
  • 同社に帰属する純利益…4.168億ドル(前年同期比33%減)
  • 希薄化後EPS…0.68ドル(前年同期比33%減)

全体として減少がみられており、パンデミック下での好調な状況が終わりつつあることが示唆されています。

一方で、アナリストらによる同社業績の事前予想では、売上高は43.6億ドル、non-GAAPベースの希薄化後EPSは0.8451ドルとなっていました。

同社の実績の業績は売上高が45.236億ドル、non-GAAPベースの希薄化後EPSが0.91ドルとなっていましたので、アナリストらの事前予想を上回っています。

続いて2021年通期決算について見ていきます。

  • 純売上高…181.270億ドル(前年同期比3%増)
  • 営業利益…31.448億ドル(前年同期比6%増)
  • 同社に帰属する純利益…23.398億ドル(前年同期比7%増)
  • 希薄化後EPS…3.78ドル(前年同期比3%増)

同社の通年決算は2021/03/31までの業績を反映しています。

詳細

続いて2021年第4四半期の決算情報をセグメント別に見ていきます。

北アメリカにおける小売

  • 純売上高26.401億ドル…前年同期比17%減
  • 営業利益6.204億ドル…前年同期比30%減

欧州及びオーストラリア

  • 純売上高5.389億ドル…前年同期比2%増
  • 営業利益0.327億ドル…前年同期比―

コンビニエンスストア及びフードサービス

  • 純売上高4.932億ドル…前年同期比25%増
  • 営業利益0.944億ドル…前年同期比143%増

ペット

  • 純売上高4.444億ドル…前年同期比20%減
  • 営業利益1.031億ドル…前年同期比24%減

アジア及びラテンアメリカ

  • 純売上高4.070億ドル…前年同期比17%増
  • 営業利益0.231億ドル…前年同期比0.470億ドル増

合計

  • 純売上高45.236億ドル…前年同期比10%減
  • 営業利益5.479億ドル…前年同期比34%減

アジアおよびラテンアメリカセグメントでは前年同期の赤字を解消していますが、全体としては、増加よりも減少が勝っています。

コンビニエンスストア及びフードサービスセグメントの増加からも、家庭内での消費が減少していることが読み取られるのではないでしょうか。

今後は、同セグメント以外のセグメントでは減少傾向が続いていくことが予想されます。

2022会計年度の見通しについて

同社は来期の見通しに関して、昨年と比べて、パンデミック以前のレベルほど家庭内消費が落ちることはないものの、減少するだろうと予想しています。

それに伴って、売上高なども減少することが見込まれています。

売上高は1-3%減少、営業利益は2-4%減少、EPSは2%減少となっています。

具体的には以上のように予想されています。

一方で、2019会計年度と比較すると、業績は増加が予想されています。

決算発表後における株価の推移

6/29の終値である60.03ドルに対して、6/30における同社株価の始値は59.95ドルとなっています。

開場後すぐに大きく上昇し、その後は安定しました。

終値は60.93ドルとなっており、前日終値から約1.5%の上昇となっています。

同社は四半期決算で前年同期から大きく減少しましたが、株価は小幅な上昇となりました。

今決算を受けて上昇した同社株価ですが、今後はやや軟調な推移に落ち着くと思われます。

同社の2022会計年度ガイダンスでも語られているように、人々の移動、外出が活発になる中で、昨年と比較して家庭内での食品の消費量は減少することが予想されます。

そうなると、売上高など減少することは明らかです。

今回の株価の上昇は一時的なものに落ち着くと思われます。

参考元:

GENERAL MILLS REPORTS FOURTH-QUARTER AND FULL-YEAR RESULTS FOR FISCAL 2021 AND PROVIDES FISCAL 2022 OUTLOOK

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