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【米国株動向】7月に注目すべき米国小型株2銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202178日投稿記事より

株式市場で大きなリターンを得るには、小型株に注目することがポイントです。

これまで小型株というのは時価総額20億ドル以下の株とされてきましたが、それは1,000億ドルが巨大企業だと思われていた頃の話です。

アップルやマイクロソフトのように時価総額2兆ドル超えの企業が存在する今は、小型株の基準も相対的に考えるべきでしょう。

以下では、買って長年保有すれば(これが難しいのですが)10倍以上にもなり得る小型のグロース株として、変革的テクノロジーを持つ医療系の2銘柄を紹介します。

インターネットで大きく変わりつつある医療業界

医療関連サービス会社のオプティマイズRx(NASDAQ:OPRX)の株価は、昨年初めの時点で10ドルでしたが、年末に30ドル、今年6月末には60ドル近くまで上がり、18カ月で6倍になっています。

現在時価総額10億ドルの同社は、オンライン診療のテラドック・ヘルスと同様に医療業界を大きく変えようとしています。

大手医薬品メーカーは、医者へのマーケティング費用に毎年200億ドルをかけていますが、医者は営業担当者を敬遠しがちで、面会に制限を設けている医療機関は55%に上ります。

とはいえ、医者は新しい研究や新薬に関する情報を必要としています。

そこで同社は、インターネットを使ってその情報を医者がまさに必要としているタイミング、すなわち患者の診断中に提供します。

医者は1日に平均6時間、電子健康記録(EHR)を見るとされており、同社は370社以上のEHRソフトウェア・プロバイダーと提携することで医師の60%にアクセスし、診療中に関連性のある医薬品データを届けています。

バーチャル医療がコロナ禍で加速したのは間違いありませんが、今後もこのトレンドは続いていくものと思われます。

FDAの承認へ近づくナノックス

イスラエルの医療用画像診断装置メーカーであるナノックス・イメージング(NASDAQ:NNOX)は、MRI装置やCT装置に置き換わる画期的な製品の開発を進めています。

昨秋の時点では詐欺呼ばわりされていましたが、最近になって米国食品医薬品局(FDA)の承認を得ており、年内にさらに2件の承認取得を計画しています。

同社はソニーのエンジニアが薄型テレビのために開発したナノテクノロジーを買い取り、8年かけてこれを画像診断装置向けに転用しました。

新たに開発した冷陰極管技術により、既存のシステムのように超高温化(摂氏2000度)する必要がなくなり、X線管のコストは従来15万ドルかかっていたのに対して100ドル程度で済みます。

その結果、本体価格が100万ドルを超える(設置費は300万ドル近くになることも)MRI装置やCT装置と同等の画像診断装置を、1万ドルで販売可能になります。

FDAに承認されたのはシングルソース装置で、同社は製品発売のために必要なマルチソース装置の承認を数週間前に申請したところです。

さらに、ソフトウェアプラットフォームの「ナノックス・クラウド」についても承認申請を行う予定です。

このナノックス・クラウドにより、同社はSaaS(サービスとしてのソフトウェア)プロバイダーとして、医師がX線画像を保存したりオンラインで共有したりすることで病院からサブスクリプション収入を得ることができます。

同社はスキャン1回の料金を40ドルと想定し、装置の使用1回につき14ドルを徴収する計画です。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Taylor Carmichaelは、アップル株、ナノックス・イメージング株、オプティマイズRx株、マイクロソフト株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アップル株、マイクロソフト株、テラドック・ヘルス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アップル株のオプションを推奨しています(2023年3月120ドルのロング・コール、2023年3月130ドルのショート・コール)。
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