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【米国個別株動向】ウォルマートの電子商取引、強い増勢を維持。アマゾンやコストコに対抗できるか。

-進化する環境の中で、小売大手は楽観的な見通しを堅持-

モトリーフール米国本社、2019年2月19日投稿記事より

ウォルマート(ティッカー:WMT)は19日、2019年度第4四半期(2018年11月~2019年1月)決算を発表し、堅調な業績を投資家に印象づけました。

売上高は、為替変動を除くと、前年同期比で3.1%増加しました。

さらに米国では、既存店売上高が前年同期比4.2%増となり、第3四半期の3.4%増から加速しています。

ウォルマートはまた、2%の増配を発表し、同社は46年連続で四半期配当を増やすこととなりました。

しかし、第4四半期決算の最も有望なポイントは、電子商取引(eコマース)の強い増勢の維持かもしれません。

電子商取引における成功が、アマゾン(ティッカー:AMZN)やコストコ(ティッカー:COST)のような競合他社との激化する競争に対抗できるかを決定します。

急成長するウォルマートのオンライン販売

重要なホリデーシーズンを含む第4四半期には、ウォルマートの米国における電子商取引売上高は前年同期比で43%急増しました。

なお、ウォルマートは、第3四半期でも米国の電子商取引売上高で同様に強い前年比成長率を記録していました。

電子商取引の通年の売上高は、第4四半期が好調に推移したことから、前年比40%増となりました。

ウォルマートの米国における電子商取引売上高の急成長は、主要市場での小売業の電子商取引売上高が昨年急減速していることから、投資家にとって朗報です。

米国の電子商取引売上高は、2018年度第3四半期には前年同期比で50%の伸びを示しましたが、2018年度第4四半期には23%増まで減速し、2019年度の第1四半期は33%増でした。

しかし、ウォルマートの2019年度以降の電子商取引売上高の伸びは前年同期比で、第2四半期に40%増、第3四半期に43%増、そして第4四半期に再び43%増となりした。

ウォルマートは第4四半期決算資料の中で、「米国の電子商取引は、食料品の集荷および配達の拡大とウォルマート・ドットコムの幅広い品揃えの恩恵を受け続けました」と言及しています。

特に、ウォルマートの会員制倉庫型店舗サムズクラブの電子商取引売上高は、第4四半期に前年同期比21%増となりました。

ウォルマートのオンライン市場について

競合他社との比較

電子商取引売上高におけるウォルマートの勢いは、競合他社との比較においても際だっています。

ターゲット(ティッカー:TGT)の11~12月の電子商取引売上高は、前年同期比29%増でした。

ウォルマートの第4四半期全体との完全な比較ではありませんが、それでもウォルマートのオンライン売上はターゲットよりも大幅に伸びています。

ウォルマートは2019年通年でも強気で見ており、米国の電子商取引売上高の約35%増を予想しています。

一方、ターゲットは、2019年のデジタル売上の25%増を見ています。

コストコの電子商取引売上高は、1月6日に終了した18週間で前年同期比約28%増で、ウォルマート全体の売上高の伸びよりは低いものの、サムズクラブの伸びを上回っています。

アマゾンのオンラインストア売上高は、第4四半期に前年同期比14%増でした。

要約すると、ウォルマートの電子商取引は好調です。

そして経営陣はこの増勢が継続すると楽観的であり、そのため、2020年度のオンライン売上のさらなる強い成長を予想しています。


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