The Motley Fool

【米国株動向】アップルに決断させたロク

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202172日投稿記事より

動画配信プラットフォームを提供するロク(NASDAQ:ROKU)が6月30日に公開した最新の「Roku Ultra」の写真では、従来機種のリモコンにあった「Sling TV」のボタンがなくなり、代わりに「Apple TV+」のボタンが配置されていました。

同日、ロクの株価は4.3%上昇しました。

リモコンのボタンが1つ変わっただけで、時価総額が約2億5,000万ドル跳ね上がったのです。

これはロクが、かつて主要な競合の1社とされていたアップル(NASDAQ:AAPL)から認められたことを意味します。

30日の上昇分は翌日には反落しましたが、ロクを選好する理由は他にもあります。

最善の選択肢

ロクはこれまでも、リモコンの仕様を頻繁に変更してきましたが、4つあるダイレクトボタンの1番目は常にネットフリックス(NASDAQ:NFLX)の定位置です。

ネットフリックスがもたらす莫大な収益を考えれば当然とも言えます。

両社の関係は長く、ロクの創業者であるアンソニー・ウッドCEOは以前、ネットフリックスのストリーミング機器部門で働いていました。

同社がハードウェア/プラットフォーム部門からの撤退を決めた時、ウッド氏が率いるチームが独立してできたのが現在のロクです。

ネットフリックス以外の3つのダイレクトボタンは、Fandango Now、Vudu、Pandoraといったさまざまなサービスが入れ替わり、そこにようやくApple TV+が仲間入りを果たしました。

Apple TV+は2019年に鳴り物入りでサービスを開始しましたが、コンテンツが充実さに欠けることと、Apple TVのセットトップボックス保有者に与えられる1年間の無料期間が終わり有料に切り替わる時点で多数の解約が予想されることから、精彩を欠いています。

一方のロクは、米国で5,360万世帯がサービスを利用しており、ユーザー数は毎月100万人ずつ増加しています。

ユーザーはロクを通じてさまざまなアプリを利用することができ、ロクは各種アプリのハブとして、サービスを提供する企業から収益を得ています。

Apple TV+も同様で、セットトップボックスのApple TVはロクの競合に当たり、アップルにとって競合のリモコン上で自社を宣伝するのは屈辱的なことでしょうが、その代わり、ロクを通じてApple TV+のブランドは維持されます。

ロクは今や、最強のメディア銘柄の1つと言えます。

【米国株動向】ロクの株価上昇につながる3つの要因

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Rick Munarizは、アップル株、ネットフリックス株、ロク株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アップル株、ネットフリックス株、ロク株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アップル株のオプションを推奨しています(2023年3月120ドルのロング・コール、2023年3月130ドルのショート・コール)。
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