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【米国株動向】配当貴族になる日も近い注目の銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021628日投稿記事より

インカム投資家にとって、配当貴族銘柄ほど優れた選択肢はありません。

配当貴族とは25年以上連続で増配している銘柄を指し、現在は65銘柄しかありません。

保険会社のトラベラーズ(NYSE:TRV)は、配当貴族の仲間入りに向けて着実に歩みを進めている1社です。

株価は年初来で約8%上昇

米国の損害保険会社で最大手の1社であるトラベラーズは、2%増収、22%増益という堅調な第1四半期決算を反映し、株価は年初来で8%上昇しています(執筆時点)。

第1四半期は米国内を襲った猛吹雪やテキサス州の大寒波により多額の大規模な損失を計上しましたが、既経過保険料や計上保険料の増加に伴う保険引受利益の増加や、投資ポートフォリオが好調でその利益が前年同期比で15%増加したことが増益につながりました。

保険会社の収益性を示すコンバインド・レシオは96.6%と、前年同期から1.1%ポイント上昇しました。

コンバインド・レシオは100%未満であれば事業が黒字であることを示し、低ければ低いほど収益性が高いことを意味します。

つまり、この数値が前年から上昇したとはいえ、大規模災害損失が増加したにもかかわらず96.6%というのは上出来と言えます。

しかも、前年の準備金の計上や自然災害の影響を除外し、今期の保険引受収益性をより正確に示す基調的なコンバインド・レシオは、1.8%ポイント低下して89.5%となっています。

17年連続増配

持続的な保険引受を強みに、トラベラーズの業績は極めて安定しており、それが着実な増配を可能にしています。

連続増配記録は17年に及び、今年も4%の増配を発表しました。過去10年間の平均増配率は年率9%です。

配当利回りは2.26%(執筆時点)でS&P500指数の平均を上回り、過去10年を見てもほぼ同程度の水準を維持しています。

今年3月31日までの10年間、年平均で約5%の利益成長を実現しており、近年では経費削減と効率性向上を目的とした技術投資にも積極的であるため、30.6%という配当性向は健全で持続可能な水準です。

優れたコスト管理と保険引受人としての強みを武器に厳しい1年を乗り切った今、経済が回復していずれ金利が上昇しても、同社は堅実な業績を維持すると予想されます。

株価収益率(PER)は約13倍、株価純資産倍率(PBR)は1.32倍と(執筆時点)、手堅い割安銘柄と言えます。

株価が急騰することはないかもしれませんが、インカムを求めるのであれば悪い選択肢ではないはずです。

【米国株動向】ショートポジションの大きい5つのダウ銘柄

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Dave Kovaleskiは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。
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