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【米国株動向】経済再開が追い風になるバフェット銘柄2選

出典:Motley Fool

モトリーフール米国本社、2021624日投稿記事より

著名な投資家ウォーレン・バフェット氏の銘柄選定眼は、長年の実績に裏付けられています。

同氏が1965年にバークシャー・ハサウェイのCEO(最高経営責任者)に就任して以来、その手腕により、株価は市場の倍のリターンを上げてきました。ここでは、バークシャーが保有する2銘柄を見ていきます。

マスターカードの(NYSE:MA)は過去数年間、RH (NYSE:RH)は比較的最近、バークシャーのポートフォリオに含まれる銘柄です。

どちらもバフェット氏が好む典型的な資質、つまり質の高い経営、市場優位性、良好な長期的な成長見通しを兼ね備えた企業です。

また、短期的にも株価上昇が期待できる要素を備えており、今買いを検討すべき銘柄です。

RH

小売り業界ではeコマースへのシフトが急速に進んでいますが、RHは高級ホームファニシング市場で実店舗でのショッピング体験を強みとして存在感を高めています。

株価は過去5年間で2,500%とすでに驚異的な上昇をしていますが、更なる株価上昇の可能性を秘めた銘柄です。

RHは洗練されたライフスタイルを提案する豪華なショールーム「デザイン・ギャラリー」を展開する戦略で、世界トップクラスのライフスタイルブランドの1つとして認知されるようになりました。

売上は過去5年間トータルで48%増加していますが、それ以上に目を引くのは、投下資本利益率が着実に上昇し、昨年40%に達したことです。

売上や採算性が改善する一方、RH Outdoor, RH Rugs, RH Baby and Child, and RH Beach Houseなど、新たな商品分野にも事業を拡げています。

同社ブランドは職人パートナーと進める独自商品の開発で他からの差別化を図っており、これら商品が大きな利益につながっています。

2021年第1四半期の利益率は21.8%と、競争の激しいホームグッズ市場ではこれまでにない高い数字を記録しました。

しかしRHの販売チャネルはデザイン・ギャラリーに限定される訳ではありません。

他に自社のウェブサイト、アウトレット、カタログがあり、これらを通した2020年度の売上は、小売り業界には厳しい時期だったにもかかわらず、前年から8%の増収となりました

同社では現在、デザイン・ギャラリーを世界中に展開する戦略が進行中で、今後3年間で欧州の主要な都市に計5店舗を新たに出店する予定です。

直近の年間売上高は32億ドルですが、経営陣はデザイン・ギャラリーが北米だけでも売上機会を倍増させることが可能だと考えています。

より良い住み心地のためにお金をかけたいというトレンドは短期的に同社に恩恵となります。

長期的には、堅実な経営に基づき本質的な価値を高める大きなチャンスがあることが、バークシャーが同社をポートフォリオに組み入れている要因でしょう。

マスターカード

2020年はマスターカードにとって厳しい年となりました。

景気後退により消費行動が抑制され、同社決済ネットワーク上の決済件数も減少しました。

しかし偉大な企業にとって1年の苦境は致命的ではありません。

パンデミックの時期でさえ、同社が昨年取り扱った決済件数は901億件と、3%増加しました。

2019年の決済件数は、前年比19%増の873億件でした。

クレジットカード市場はひと握りの大手ブランドで成り立っており、参入障壁も高いため非常に採算性の高いビジネスです。

平均的な企業の営業利益率が10%未満であるのに対し、マスターカードは50%超と驚異的な値です。

利益率の高さの背景には、同社はクレジットカードの発行機能を持たないため信用リスクを負っておらず、経済環境の悪化により消費者がローンの支払いに困る事態になっても銀行が負うような損失リスクがありません。

同社の事業は自社のネットワークを通じて決済機能を提供するという簡潔なもので、事業リスクは抑制されています。

同社にとって注視すべき長期的な脅威とは、ペイパルなどの電子マネーや仮想通貨など、クレジットカードの価値を毀損する新たな決済ツールです。

しかしマスターカードの決済金額は増加しており、セキュリティ面やポイント制度などで多くの消費者に未だ高く支持されていることがわかります。

また、長期的な成長機会も十分存在します。

第1四半期のEコマース売上は、米国小売り市場全体のわずか13.4%でした。消費者の現金から電子決済への移行も進んでおり、マスターカードには追い風です。

経済が活気を取り戻し始めた今、同銘柄の買いを検討するよい機会でしょう。

同社の決済金額は今後パンデミック以前の増加ペースに戻っていくでしょう。

また、第1四半期の決算発表の中で同社経営陣は旅行需要に大幅な回復が認められると報告しています。

これが決済件数の増加や増収につながれば、株価上昇が期待できます。

【米国株動向】マスターカード株が長期成長株である理由

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米国の株式市場は最高値を更新している一方で、バブルを警戒する見方もあります。そこで、より堅実な投資先として、緩やかながらも成長し続け、持続的に増配する銘柄を検討してみてもよいでしょう。このレポートでは、堅実な成長が見込める5つの高配当株をご紹介します。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者John Ballardは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)、マスターカード株、ペイパル・ホールディングス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、RH株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを保有しています(バークシャー・ハサウェイ(B株)の2023年1月の200ドルのロング・コール、バークシャー・ハサウェイ(B株)の2023年1月の200ドルのショート・プット、バークシャー・ハサウェイ(B株)の2021年6月の240ドルのショート・コール、ペイパル・ホールディングス株の2022年1月の75ドルのロング・コール)。
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