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今こそ注目したいレバレッジETFの「WEBL」について解説

出典:Getty Images

「WEBL」とは2020年末から日本のネット証券会社でも購入できるようになったレバレッジETFです。

正式名称は「Direxionデイリーダウ・ジョーンズ・インターネットブル3倍ETF」です。

連動する指数は「FDN(ダウ・ジョーンズ・インターネットコンポジット指数)」を基に3倍のレバレッジを掛けた設計となっています。

FDNの条件としては、ネット業界で活躍する米国企業を対象としています。

選定基準としては、企業売上の50%以上がネット事業によって生み出されていることが条件です。

また各銘柄の保有率を上限10%までにし、4.5%以上のウェイトを持つ銘柄の合計保有率を45%までに制限しています。

銘柄を絞りつつも分散投資を意識した設計になっていることが伺えます。

運営会社はレバレッジETFの金融プロバイダーとして有名な「Direxion」です。

構成銘柄と「TECL」との違い

WEBLの構成銘柄は現在43銘柄(アルファベットクラスA、Cで2銘柄)です。

現在、比率の上位TOP10銘柄は下記の通りです。

  • アマゾン(AMZN)…比率9.59%
  • フェイスブック(FB)…比率7.56%
  • ペイパル(PYPL)…比率5.42%
  • アルファベットクラスA(GOOGL)…比率4.89%
  • アルファベットクラスC(GOOG)…比率4.75%
  • ネットフリックス(NFLX)…比率4.58%
  • セールスフォース(CRM)…比率4.41%
  • シスコシステムズ(CSCO)…比率4.24%
  • ズームビデオコミュニケーションズ(ZM)…比率3.26%
  • スナップ(SNAP)…比率2.82%

WEBLの構成銘柄の特徴として、GAFAMの中でもアマゾン、フェイスブック、グーグルの3社で構成されてていることが挙げられます。

同じレバレッジETFのTECLがアップルとマイクロソフトをメイン(2社で約35%)に構成しており、WEBLとTECLは異なる個性を持ったETFであることも特徴です。

またWEBLはスナップ、ツイッターなどのSNSやズーム、オクタなどのSaaS企業も組み込まれています。

とはいえレバレッジETFであるため、通常のETFよりもボラティリティも高くなり、下落局面でのリスクは大きくなりますが、TECLよりも1銘柄の保有比率が少ないため分散投資された構成比となっています。

特にレバレッジETFの場合、どんな銘柄が詰め合わさったETFであるのか、その特色の違いをしっかり区別しておくと、いざ投資をする際の判断材料にもなると思います。

WEBLのリターン

WEBLは2019年11月7日から開始された新しいETFです。

WEBLの過去のパフォーマンスですが、年初来リターン42.57%、1年トータルリターン126.82%、52週レンジは38.20ドル~98.52ドルです。

経費率は0.95%です。

また7月2日時点でのWEBLの資産総額は87.581(百万USD)と他のレバレッジETFと比較しても小さい規模であるため、大きな買いや売りが入ると資産流動性が大きくなる可能性も考慮した方が良いでしょう。

リスクがある分、リターンも大きいETFであるため、ポートフォリオに組み込む際は割合を意識して投資するように心掛けた方が良いと思います。

なぜ今WEBLが注目なのか?その理由

筆者がなぜ今WEBLに注目しているのか、その理由としては「アマゾン」の株価に注目しているからです。

アマゾンは2020年9月から株価は横ばいを推移しています。

この間のレンジとしては3000〜3500ドルの間にあり、四半期決算も好決算を続けています。

業績が良いにも関わらず株価に大きな変化がなく、現在までの株価最高値は3553ドル(2021年4月30日)ですが、仮に株価が最高値を更新すると株価も上抜けして新波動入りする可能性を期待できると思います。

現在、GAFAMの中で最も魅力的なチャートを選ぶとしたら、アマゾンだと筆者は考えます。

そしてアマゾン株の購入は、いくら米国株が1株単元で購入できるとはいえ高額です。

株式分割をしたら購入したい個人投資家も多いのではないでしょうか。

そういった投資家も含めて、アマゾンの株価アップサイドに期待する現在のような局面では、WEBLへの投資を検討することも面白いと思います。

終わりに

WEBLを含めたレバレッジETFには常にリスクがあることを忘れては行けません。

なぜなら些細な相場の混乱で大きな損失を被ることもあるからです。

基本的には短期相場向きであり、長期で保有する場合は、毎日、米国の株価指数や米国10年債権利回りなどをチェックする必要があります。

日頃から株価に触れており、リスクを把握している投資家向きのETFと言えると思います。

今回はレバレッジETFのWEBLについての解説でした。

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免責事項と開示事項 記事の作者、鈴木林太郎は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

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