The Motley Fool

6月第4週目に動意づいた米国株

出典:Getty Images

6月21日

トーチライト・エナジー・リソーシズ…+58.2%

「レディット」などのネット掲示板で取り上げられ、個人投資家による投機的な買いが膨らんでいます。

6月に入って株価は約4倍となり、21日も上場来高値を付けました。

レイブン・インダストリーズ…+49.3%

21日に農業関連機器のCNHインダストリーズによる買収で合意しました。

1株当たりの買収価格にさや寄せするかたちで急伸した格好です。

フィグス…+17.1%

キーバンク・キャビタル・マーケッツやクレディ ・スイスが21日までに投資判断「買い」で銘柄調査を開始しました。

キーバンクは「巨大な市場に製品やマーケティングにおける革新をもたらした」と評価しました。

ローズタウン・モーターズ…▲5.4%

ウォール・ストリート・ジャーナル紙が21日、「幹部が経営問題が浮上する前に保有株を売却していた」と報じました。

経営陣に対する不信感が強まり、売りが広がった格好です。

6月22日

3Dシステムズ…+27.7%

6月22日、再生医療のコルプラント・バイオテクノロジーズと提携し、乳がん患者向けの乳房再建技術の開発を始めると発表しました。

コルプラントが開発した人体に移植できる植物由来のヒトコラーゲンを活用するもので、供給不足や品質のばらつきなどの問題がなく、患者の免疫反応などへの懸念も少ないといいます。

プラグパワー(NASDAQ:PLUG)…+14.0%

6月21日発表した2021年1~3月期決算は、売上高が前年同期比76%増の7,100万ドルと市場予想を上回り 、「短期的にも長期的にも成長を懸念する必要はない」 (エバコアISI)との見方が出ました。

自動車のゼネラル・モーターズの北米工場への燃料電池設備の供給が続いていることも長期的な成長期待を高めた一因です。

スプランク(NASDAQ:SPLK)+11.3%

ハイテク分野を得意とする米投資ファンドのシルバーレイクが、10億ドル相当の転換社債に投資すると22日にスプランクが発表しました。

資金は成長投資や自社株買いに充てるようです。

あわせてシルバーレイクのケネス・ハオ氏を取締役会メンバーに迎えることも発表しました。

マイクロビジョン…▲10.6%

6月21日、新株発行で最大1億4000万ドルを調達すると発表しました。

需給悪化や短期的な売り圧力の高まりが嫌気されました。

調達した資金は設備投資などに充てるようです。

マイクロストラテジー(NASDAQ:MSTR)…▲5.1%

中国政府の規制強化を嫌気して、22日朝に仮想通貨のビットコインが5ヵ月ぶりに3万ドルを一時割り込み、積極的なビットコイン投資で知られる同社株は一時12%下げました。

その後、ビットコイン相場が3万3000ドル前後まで持ち直すと、同社株も下げ渋った格好です。

6月23日

ロク(NASDAQ:ROKU)…+4.5%

米ウォール・ストリート・ジャーナルが23日、CATV・メディア大手コムキャストのブライアン・ロバーツ最高経営責任者(CEO)が「ロクの買収かメディア大手バイアコムCBSとの提携の可能性を探っている」と伝えました。

動画配信市場の競争が激しくなるなか、実現すれば高価格で買収されるとの思惑を誘った格好です。

バイアコムCBSも2.7%高。一方、コムキャストは3.7%安。

ニコラ(NASDAQ:NKLA)…+4.3%

水素エネルギー技術のワバッシュ・バレー・リソーシズに車両向け水素製造で5,000万ドルを投資すると22 日に発表しました。

米中西部を中心に水素ステーションを建設する計画の一環といいます。

ニコラはトラックの輸送網が広がる同地域に排ガスゼロ車を展開させる考えのようです。

モデルナ(NASDAQ:MRNA)…▲4.2%

米疾病対策センター (CDC)の諮問委員会が 23日、メッセンジャーRNA型の新型コロナウイルスのワクチンの接種後に心筋炎や心膜炎が生じたケースについて「ワクチンと関連がありそうだ」 との見解を示したと伝わりました。

30歳以下を中心に1,200件以上の報告があるといいます。

ワクチン販売に響きかねないとの懸念から売られた格好です。

同型のワクチンを開発した独ビオンテックや米ファイザーも安いです。

スマイルダイレクトクラブ…▲2.3%

ループ・キャビタル・マーケッツが投資判断を「買い」から「中立」に引き下げました。

競争激化や物価上昇圧力が長期的に利益を圧迫するとの見方を示しました。

6月24日

ダーデン・レストランツ…+3.2%

6月24日に発表した21年3~5月期決算の売上高などが市場予想を上回りました。

新型コロナウイルスのワクチン普及に伴う経済活動の正常化で外食需要が回復した格好です。

22年5月期通期の業績見通しも市場予想以上でした。

ウェルズ・ファーゴ(NYSE:WFC)…+2.8%

6月24日の取引終了後に発表される米連邦準備理事会(FRB)のストレステストの結果公表後に株主還元策を発表するとの期待から買われました。

合格すれば、FRBが新型コロナのまん延で十分な資本を確保させるために実施していた株主還元の制限が解除されます。

ライト・エイド(NYSE:RAD)…▲14.5%

6月24日に発表した21年3~5月期決算の売上高が市場予想を下回りました。

新型コロナウイルスの影響で前年に増えた除菌剤などの売上高が反動で大幅に減少しました。

バイオジェン(NASDAQ:BIIB)…▲6.1%

イーライ・リリーが開発中のアルツハイマー型認知症治療薬「ドナネマブ」が米食品医薬品局(FDA)から画期的治療薬(ブレークスルーセラピー) の指定を受けたと24日に発表しました。

6月上旬にFDAから同様の治療薬の承認を取得したバイオジェンは競争激化が懸念された格好です。

イーライ ・リリーは7.3%高で終えました。

ビヨンド・ミート(NASDAQ:BYND)…▲2.4%

JPモルガンが23日付リボートで「ダンキン・ブランズがビヨンド・ミートの代替肉を使った朝食サンドイッチの販売をやめた」 と指摘し、 代替肉の販売伸び悩みが懸念されました。

ダンキンのウェブサイトのメニューからもビヨンドの代替肉を使った朝食サンドイッチは削除されていました。

6月25日

ナイキ(NYSE:NKE)…+15.5%

四半期決算が好感されたナイキは前日比16%高と上場来高値を半年ぶりに更新。

ウイグル自治区の人権問題を巡って中国では同社製品の不買運動が起きていました。

株価は今年に入り24日まで6%安と、ダウ平均構成銘柄のなかでは最も下げていました。

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