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【米国株動向】株価が55%下落したC3.aiは買い時か?

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021610日投稿記事より

今日の新興テクノロジーの中でも、人工知能(AI)ほど興味深いものは多くありません。

C3.ai(シースリー・エーアイ)(NYSE:AI)は、人工知能を他のサービスに応用するのではなく、単独のサービスとして開発する限られた企業の1社です。

簡単に言えば、AIは同社の事業の全てなのです。

投資家は今年、C3の株式を避けています。

なぜなら、より大規模なハイテク企業がAIプロジェクトに取り組み始めたので、競争上の脅威が高まるという懸念が生じたためです。

しかし、C3は引き続き売上を伸ばしつつ、赤字額を減らし、2021年度第4四半期(2021年4月期)の顧客数は82%増加しました。

従って、株価が年初来で50%超下落している(執筆時点)今の状況は、この分野へのエクスポージャーを得たい投資家にとって大きな機会となる可能性があります。

独特のビジネスモデル

例えば、ある企業が自前でAI(または機械学習のアルゴリズム)を開発したり、データ分析を合理化したり、サイバーセキュリティを効率化したりする必要があると想像してみてください。

これには、プログラミングに何千時間もの時間を費やし、多くの資金を投資しなければならないでしょう。

C3は、事前に構築された何千ものアプリケーションを提供し、必要なコードを書く量を99%も削減します。

C3のサービスはカスタマイズ可能で、さまざまなニーズに応じて拡張することもできます。

つまり、同社は企業が(ほぼ)あらゆるニーズに合わせてプログラムを構築し、適応するための基礎となるAIサービスを提供しているのです。

C3の最も驚くべき点は、恐らくソリューションを提供する速さでしょう。

同社は、要求されたAIプロジェクトを、経営陣との最初の打ち合わせから3~6カ月で導入できると宣伝しています。

同社によれば、これは他のテクノロジーに比べて最大で26倍の速さです。

業績の改善

C3の株価は、現在は過去最安値付近の約62ドルとなっています(執筆時点)。

昨年12月の上場後、最高値の約180ドルまで上昇し投資家は業績がすぐに改善されると見込んでいたようですが、そういったことは、予測不能な新興業界では必ずしも可能とは限りません。

またハイテク企業の1社として、ここ数カ月の幅広いハイテク銘柄の下落に巻き込まれた面もあります。

しかし、財務面から見ると、C3はほぼあらゆる指標で期待に沿った業績を挙げています。

第4四半期の売上は前年同期比26%増、粗利益率は同26%上昇となりました。

2021年度通期の売上は1億8,320万ドルで、前年比17%増加しました。

C3の粗利益率は、ほとんどのサービスとしてのソフトウェア(SaaS)企業と同様に高く、75%を超えています。

赤字を計上しているのは、営業、マーケティング、研究・開発に一貫して支出を続けているためであり、つまり継続的な成長をけん引すべく事業全体に投資しているためです。

C3は通期の純損失を2020年度の6,900万ドルから2021年度には5,500万ドルに減らしました。

新規顧客数が82%増加し、稼働中のアプリケーション数も91本と過去最高に達しているため、同社は今後12カ月で売上を堅調に増加させ、損失をさらに減らすと見込まれます。

今後の見通し

C3は、AI専業の企業としては最大のプレーヤーであり、数十の業界で480万件を超える機械学習モデルを稼働させ、1日当たり15億件ものAIによる予測を提供しています。

より大規模な企業がC3に競争を仕掛け、あるいは社内でモデルを開発するとしても、同社のサービスによってコストと時間が節約されることを無視するのは難しいでしょう。

C3の執筆時点の時価総額は63億ドルで、必要に応じて成長領域へ方向転換するのに十分な機敏さを備えています。

同社が(比較的)小規模な企業としてこれまで成し遂げてきたことを考えると、規模を拡大すればさらに大きな成果を挙げられるのではないかという期待が持てます。

新たに獲得した顧客が後押しとなって黒字化が見込まれるため、投資家は今後2~3年の売上の伸びに注目すべきです。

AI×ソフトウェアで話題の「C3.ai」が好調。2021年も注目銘柄に

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Anthony Di Pizioは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、C3.ai株を保有し、推奨しています。
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