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多くの投資家から注目を集める指標である配当性向とは?

企業が株主への還元率を表す指標である配当性向

とはいえ、

  • 配当性向から何がわかるのか?
  • 配当性向は高ければいいのか?

という疑問をお持ちの投資家の皆様も多いかと思います。

そこでこの記事ではそんな投資家の皆様の疑問にお答えします。

具体的には、

  • 配当性向とは?
  • 日本株の平均配当性向
  • 配当性向は高いほど良いのか
  • 配当性向の計算方法
  • 配当性向を引き上げた会社の株が上がりやすい理由
  • 配当性向が低い銘柄に投資する理由
  • まとめ

の順番に重要なポイントのみをご紹介いたします。

配当性向とは?

配当性向とは、その期の純利益の中からどのくらいの配当金を支払っているかを示す割合です。

つまり、会社が1年間で儲けた金額に対して、どれだけ配当金として株主に還元しているかを配当性向を見ることより把握することができます。

配当金の金額から企業を評価する指標として、配当性向のほかにも配当利回りなどがあります。

日本株の平均配当性向

配当性向は投資家に人気の指標で、実際によく利用されています。

そのため、配当性向の平均値を知ることで分析がしやすくなるため、ここでは配当性向の平均値についてご紹介します。

配当性向の市場平均は、日本取引所グループの調査レポートで各市場の平均配当性向が公表されています。

東証一部をはじめとする、東証二部、東証マザーズ、ジャスダックの数値や業種ごとの配当性向も公開されていますので非常に便利に活用することができます。

各市場での配当性向の平均値を見てみると、約30%が平均値となりますが、新興市場では全体の平均よりも低くなっていいます。

その理由としては、東証一部の企業と比較して新興市場は企業としての安定感が低い場合や発展途上の場合が多いため、株主への還元よりも企業としての成長に資金を費やすことを優先せざる得なくなることが理由にあげられます。

また、その期の景気や経済状況などの要因で、時期により配当性向が大きく振れることがあることも覚えておいてください。

配当性向は高いほど良いのか

良い企業を探す条件の1つとして、株主のことを最大限に考えている企業であることがあげられます。

配当性向では株主に利益を還元することから、株主にとって大きなメリットがあるといえます。

しかし、配当性向が高いということが必ずしも良い企業だという判断には誤りがあります。

中には株主へのアピールのために配当を多く出している会社もあるということです。

配当性向の高い会社というのは利益を株主に還元している分、会社に残る資金は少なくなります。

そのような会社はこれからの将来の成長に欠かせない研究開発費や人材の確保にコストをかけることができずに、事業を拡大するためのチャンスを逃している場合もあるため、配当性向ひとつの指標だけの判断では不十分といえます。

配当性向の計算方法

配当性向を求める際の計算方法は

  • 配当性向(%)=配当金支払総額÷当期純利益×100
  • 配当性向(%)=1株当たりの配当金÷1株当たりの利益(EPS)×100

で求めることができます。

例えば、純利益が1000万円の会社の配当金支払総額が250万円の場合

250万円÷1000万円×100=25%

配当性向は25%になります。

1株当たりの配当金や1株当たりの利益を算出する場合は

配当金支払金総額、当期純利益を発行式株式総数で割ることにより求めることができます。

配当性向を引き上げた会社の株が上がりやすい理由

企業が配当性向を引き上げると表明した場合、基本的に株価には上昇材料になります。

配当性向を引き上げるということは配当金で株主への還元が増えるということだけでなく、株主を重視する姿勢があることの表れとも読み解くことができます。

また、配当が多い企業というのは比較的株価が安定しやすいため、長期投資を行う投資家にとって魅力的な企業になります。

配当性向が低い銘柄に投資する理由

配当性向が低い銘柄が悪い銘柄だというわけではありません。

株主への還元が少ない会社は、もちろん還元できるだけの利益がないというケースもありますが、配当性向が低い理由はそれだけではありません。

配当性向が低い会社は株主への利益の還元が少ない分、その資金を事業拡大に行うための投資金額として使っている場合もあります。

そのため、将来的に利益が上がり、株価が上がれば株主への利益へと還元することになります。

また、配当性向が低い場合であってもキャッシュが潤沢な場合、今後将来的に、株主還元を行う可能性がありますので、配当性向が低いうちに仕込んでおくという考え方もあります。

まとめ

配当性向とは企業が儲けた金額に対して、どれだけの株主還元を行っているかを表す指標です。

これまで配当性向が良い場合、良くない場合のメリット、デメリットについて説明しました。

どちらが投資家にとって良いものかということは、その投資家により異なりますが、あくまで配当性向はひとつの指標にすぎませんので、ほかの指標とのバランスや企業としての魅力を理解したうえで、分析することが賢明です。

しかし、相場の変動要因として配当性向が引き上げられるということは、株価の上昇要因になることがあります。

そのため、配当性向のみで銘柄を選ぶというよりも、配当性向を理解していることが相場を読み解くうえで重要なことになりますので、この機会にぜひ参考にしてみてください。


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