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【米国株動向】暗号資産の急落に備えるための配当株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202162日投稿記事より

最近、機関投資家は暗号資産のビットコインやイーサリアムに真剣に取り組んでいます。

しかし過去1年間に暗号資産は、急騰する一方で急落局面もありました。

暗号資産を保有する投資家は、信頼できる配当株でポートフォリオの強化を検討するべきでしょう。

再生可能エネルギーの大手ブルックフィールド・リニューアブル(NYSE:BEP) (NYSE:BEPC)、電機メーカーのエマソン・エレクトリック(NYSE:EMR)、産業用資材メーカーのイリノイ・ツール・ワークス(NYSE:ITW)を取り上げます。

クリーンエネルギーの配当株

暗号資産の乱高下で揺らぐポートフォリオには、世界の再生可能エネルギー市場をリードするブルックフィールド・リニューアブルがぴったりです。

同社の事業資産は5大陸に広がり、合計21ギガワット(GW)の発電能力があります。

執筆時点の予想配当利回りは3%ですが、経営陣は最近の投資家向けプレゼンテーションにおいて、「内部で創出するキャッシュフローだけで」年間5~9%の増配を維持すると表明しました。

ブルックフィールド・リニューアブルは、主に平均14年の長期契約によって事業を展開しています。

このビジネスモデルで同社のファンズ・フロム・オペレーション(FFO、運転資金の増減反映前の営業キャッシュフロー)は2010~2020年の間に年率10%(複利)で成長し、経営陣は2025年まで同程度の成長を予想しています。

そうであれば、27GWのプロジェクトを含む設備投資も十分に賄えるでしょう。

【米国株動向】筆者がブルックフィールド・リニューアブル・パートナーズ株を愛している理由

威厳のある配当王

脱炭素エネルギーに関心がなくても、エマソン・エレクトリックのような立派な選択肢もあります。

オートメーション機器に加え、同社の製品・ソリューションは多岐にわたります。

「配当王」である同社は、64年連続増配という最長増配銘柄の一角を占めます。

今後も増配を続ける保証はありませんが、同社は実質的に過去に例がない増配能力を示しています。

着実な増配は、ポートフォリオを安定させる可能性があります。

株主還元によって財務内容を悪化させる多くの企業と違って、エマソン・エレクトリックの過去10年間の配当性向は59%、直近1年の実績は57%であり、配当政策は保守的です。

また財務安定性の面でも同社のフリーキャッシュフロー(営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを控除)創出力も高く、2020年の25億ドルから2021年には27億ドルに増加する見通しです。

大草原の配当貴族

イリノイ・ツール・ワークスは、49年連続増配実績がある「配当貴族」です。

同社は1912年に創業し、世界52カ国で事業を展開しています。

2020年の売上げ構成は北米53%、欧州・中東・アフリカ27%、アジア・パシフィック20%です。

2021年は好調なスタートを切り、第1四半期の1株当たり利益(EPS)は2ドル11セントと過去最高を記録しました。経営陣は2021年通期予想EPSを8ドル20~60セントとみています。

2020年実績は6ドル63セントでした。

同社は第2四半期の増配を公表し、配当は年換算4ドル56セントと2020年実績を3%上回り、執筆時点の配当利回りは約2%です。

しかし増配以上に配当投資家の注目を集めたのは、30億ドルの自社株買い計画です。

イリノイ・ツール・ワークスも株主還元には保守的で、過去10年間の配当性向は平均44%でした。

2021年会社予想EPSの中間値でも配当性向は54%と、保守的な配当方針が維持されるでしょう。

実績ある配当株をポートフォリオに加えるべき

堅実な配当株で安定性を求める暗号資産投資家にとって、エマソン・エレクトリックとイリノイ・ツール・ワークスは検討すべき銘柄でしょう。

長い株主還元の実績がある両社は、過去に幾度も波乱を乗り越え、将来直面する課題にも対応できそうです。

したがって、ポートフォリオのボラティリティーを縮小したい投資家にとって、この2銘柄は真っ先に検討したい銘柄です。

一方ブルックフィールド・リニューアブルは、成長性を兼ね備える配当株の代表銘柄と言えそうです。

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連続増配を継続する銘柄では株価が割高な水準にあることが多いです。ここではやや割高で、配当利回りが高くなくても、増配も含めた今後の成長性を評価できる銘柄を紹介します。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Scott Levineは、ブルックフィールド・リニューアブル株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ビットコインを保有し、推奨しています。

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