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投資信託の買付方法とは?メリット・デメリットや積立買付についても解説

出典:Getty Images

投資信託を買付する方法は、金額買付と口数買付の2種類があります。

それぞれ、メリット・デメリットはありますが、きちんと内容を理解すれば自分にあった買付方法を選択できます。

そこで今回は、投資信託の買付方法について解説します。

それぞれのメリット・デメリットや、積立買付についても合わせて解説します。

投資信託の買付は口数と基準価額が関わる

投資信託の買付には、口数と基準価額が関わってきます。

  • 口数…投資信託の取引を行なう際の単位
  • 基準価額…投資信託の値段

口数は投資信託の取引を単位で、基準価額は投資家が投資信託を購入・換金する際に用いられる値段のことです。

投資家に帰属する全体の額を純資産総額と呼び、投資信託の総口数で割ると1口あたりの価額として基準価額が算出されます。

  • 基準価額=純資産総額÷総口数

投資信託を購入する際は、口数を指定するのか、基準価額(値段)を指定するのかで買付方法が異なり、同時にメリット・デメリットも異なります。

投資信託の買付方法は3種類ある

投資信託を買付する方法は次の3種類です。

  • 金額買付
  • 口数買付
  • 積立買付

それぞれ、順番に解説します。

金額買付

金額買付とは、購入する金額を自分で設定して、数字通りの金額になるように投資信託の口数を調整して購入する方法です。

つまり、基準価額(値段)を重視した買付方法になります。

金額買付のメリットは、購入する金額が確定していることです。

仮に、投資信託を1万円分購入しようとした場合、金額買付だと1万円分ちょうどの投資信託を購入できます。

デメリットは、購入した投資信託の口数で端数が発生しやすく、現在所有している投資信託の時価総額の計算がしづらいことです。

口数買付

口数買付は、口数を自分で設定して購入する方法です。

購入する際は1,000口、10,000口と口数を発注して購入します。

メリットは自分で口数を決められるため、投資信託の口数を管理しやすいことです。

複数の投資信託を保有していると、売却する際の時価計算が複雑になる傾向があります。

口数買付だと、端数が発生しにくく管理がしやすくなります。

デメリットは買付時に支払う金額が、約定してからでないと分からないことです。

投資信託の買付時に支払う金額は約定時の基準価額と購入する口数によって決まります。

約定日は購入する投資信託によって異なり、申し込んだ日からズレる可能性があります。

申し込んでから約定日までに基準価額が変動してしまうと、支払う金額がすぐに分かりません。

口数買付をする場合は、投資資金にある程度の余裕を持たせましょう。

積立買付

積立買付とは、1ヶ月に一度のタイミングで自動的に買付をする方法です。

販売会社によって異なりますが、口数買付・金額買付のどちらかを定期的に行えます。

例えば、毎月15日に口数買付10,000口分購入すると設定すれば、同じ投資信託を毎月15日に10,000口分購入し続けます。

メリットは設定さえしておけば、あとは自動で買付がおこなわれることです。

投資のために時間を割くことが難しい方におすすめです。

また、毎月同じタイミングで同じ量や金額を購入するのは、損失リスクを軽減する効果も期待できます。

デメリットは積立投資をしたまま放置していると、自分の資産状況や運用状況を把握できないことです。

運用が上手くいっていない投資信託をずっと購入しているのに気づかなかったというケースも珍しくありません。

金額買付と口数買付の違い

投資信託を購入する方法は、金額を重視するか、口数を重視するかの2種類になります。

金額買付と口数買付の大きな違いは、実際に支払う金額の差になります。

例えば、基準価額が10,000円で、販売手数料が1%の投資信託があるとします。

この投資信託50万円分を金額買付した場合と、50万口分を口数買付した場合の結果は次のようになります。

  • 金額買付…50万円で494,559口を購入
  • 口数買付…50万口を50万5500円で購入

50万円・50万口と数字が同じだと購入する際に支払う金額は同じで、保有できる口数も同じのように思えます。

しかし、実際は上記のように支払う金額や保有できる口数は異なります。

この違いは、販売手数料と消費税の計算方法が異なるからです。

  • 金額買付…1口当たりの金額に販売手数料と手数料が含まれている
  • 口数買付…買い付け代金に販売手数料と消費税が上乗せされる

投資資金に余裕がない場合は金額買付、保有している資産を分かりやすく管理したいなら口数買付が適しているでしょう。

なお、投資信託の買付方法は証券会社や金融機関によって異なります。

積立投資を含めたすべての買付方法がおこなえる場合もあれば、金額買付しかできない場合もありますので、投資信託を始める際は買付方法も確認しましょう。

実際の買付の流れ

実際に投資信託を買付する場合の流れは次のようになります。

  • 証券会社や金融機関に口座を作る
  • 投資信託の買付注文を出す
  • 受渡日になると投資信託を保有できる

基本的にどこの証券会社や金融機関で投資信託を買い付けても、上記の流れになります。

買付のポイントは、投資信託の説明書である目論見書を熟読して、購入するかどうかを決めることです。

目論見書は交付目論見書と請求目論見書の2種類があり、購入する投資信託の目的や特色、投資リスク、運用実績、手数料などの情報が記載されています。

これらの情報はインターネットからでも確認できるので、しっかりと目を通しましょう。

まとめ

投資信託の買付方法は、金額を重視するか、口数を重視するかで異なります。

買付方法によって実際に支払う金額や保有できる口数に影響を与えるため、どちらの買付方法が自分に合っているか検討してみましょう。

また、長期投資をするなら積立買付を設定するのも良いでしょう。

1ヶ月に1度、決まったタイミングで購入するのは投資リスクを軽減する効果を期待できるため、投資を始めたばかりの方にも適しています。

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