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【米国株動向】退職後の生活を豊かにする2銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021527日投稿記事より

退職後の生活を豊かにする最も容易な方法は、優良な銘柄を購入してそのまま置いておくことです。

こうした方法に最適な候補銘柄として、会員制倉庫型の卸売り・小売りチェーンであるコストコ・ホールセール(NASDAQ:COST)と害虫駆除サービスを提供するローリンズ(NYSE:ROL)が挙げられ、両社はいくつか共通する特色を有します。

まず、両社とも事業が非常に安定しており、あらゆる経済状況で成長できる力量があります。

また、持続可能性という共通の特色もあり、両社とも負債を抱えることに否定的で、最悪の金融危機の間も万全の態勢を維持していました。

最後に、両社とも余裕資金を積極的に株主に還元しています。

両社の過去の株主還元についても詳しくみてみましょう。

いかなる経済状況でも一貫性を示す

コストコは顧客が年会費を支払い店舗で買い物をするという会員制のビジネスモデルを取っており、それが同社の安定性につながっています。

同社は全ての商品を低価格で販売しており、本質的に高い粗利を稼ぐことを期待していません。

こうした戦略により会員数は2001年の2,110万人から2020年の1億500万人へと拡大しました。

低価格での商品販売と会費収入を通じて、過去20年間の営業利益率は毎年2.5~3.3%の間で推移してきました。

3度の景気後退期があったにもかかわらず、この一貫性は注目に値します。

害虫駆除の世界的大手のローリンズも同様の一貫性を示しています。

同社は過去15年間で毎年4%以上の増収を遂げてきました。

これは経済環境の厳しい時でも、人々は害虫駆除を希望していることを表しています。

パンデミックによる直近の経済環境の悪化でも、同社の揺るぎない増収の流れが一段と明確になりました。

運転資金を負債に依存していない

コストコの負債は2018年の65億ドルから現在は103億ドルに増加しています。

かなりの金額に思えるかもしれませんが、これは年間EBIT(利払前・税引前利益)のわずか5分の1に過ぎません。

そして、同社の純有利子負債(有利子負債残高から現金および現金同等物を差し引いたもの)はマイナス60億ドルです。

経営陣は負債を増額しても容認・正当化されるでしょうが、同社は常に債務(レバレッジ)から距離を置いています。

長年にわたって、ローリンズは戦略的な買収を行うために進んで少額の負債を引き受けています。

買収後に同社の業績が上向くと、フリーキャッシュフローを使ってその債務を迅速に返済してきました。

2018年時点では負債ゼロでしたが、同年にクラーク・ペストコントロール社を3億6,100万ドルで買収し、それ以降は債務返済を計画どおり進めています。

現在の純負債は約1億ドルで、利息は同社の年間EBITの5分の1未満です。

余剰資金の最良の使い道として特別配当を支払う

コストコはしばしば特別配当を支払います。

現在の四半期配当は0.79ドルで、配当利回りは0.8%(執筆時点)ですが、長年の間、同社は1回限りの配当を何度か支払っています。

昨年12月にはホリデーギフトとして1株あたり10ドルの特別配当を支払いました。

それ以前にも2015年には1株あたり5ドル、2012年には1株あたり7ドルの配当が支払われています。

特別配当を除いても、通常の配当支払いは2004年には年間0.40ドルでしたが、現在は同2.89ドルにまで増加しています。

ローリングは2012年以来、毎年年末に特別配当を支払い、直近では2020年12月でした。

同社の配当利回りは現在0.8%です。

年間配当は2001年の0.02ドルから2020年には0.50ドル近くにまで増加しました。

両社とも配当利回りはこれまで1.6%程度を上回ったことがありませんが、配当の支払いを増やしていく力があります。

10年前にローリンズ株を購入した場合、当初の投資額からの年間配当利回りは5.5%にのぼります(執筆時点)。

コストコの場合は同3.5%です(執筆時点)。

特別配当まで含めれば、それぞれ7.5%と15.4%に上ります(執筆時点)。

富への最も容易な道筋は最も退屈なものです。

ローリンズとコストコは、事業の安定性、債務の回避、積極的な株主還元という共通の稀有な性質を有しており、投資後は決して売却するべきでない銘柄です。

2000年初めに購入していれば、ローリンズ株は5,680%、コストコ株は746%の上昇を遂げていたはずです。

永遠に見えるかもしれませんが、長い期間というのは投資から富を得るための全てなのです。

【米国株動向】素晴らしい四半期を記録したコストコの決算

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Jason Hawthorneは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、コストコ・ホールセール株、ローリンズ株を保有し、推奨しています。
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