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【米国株動向】より良い老後のための3銘柄

パソコンを眺めるアジア人夫婦
出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021527日投稿記事より

株式市場に投資する理由はさまざまですが、大半の人にとって、最も重要な目標は老後の資金を準備することでしょう。

その目標を達成するには、現在の少額の資金を後の大金に変えるための成長が必要です。

もし資産形成が十分に進んでいないと感じるなら、アプローチを変更すべきかもしれません。

市場の埋もれた宝を探し出して、株価が高騰したとみられるタイミングで売却するよりも、あまり派手ではないが定評があって成長見通しが明確な銘柄に投資して、数年間保有してみてはどうでしょうか。

ここでは、老後の資金を増やすのに役立つ3銘柄を紹介します。

アップル

アップル(NASDAQ:AAPL)は世界最大の企業であるだけでなく、世界で最も有名なブランドでもあります。

この2つを実現しているからこそ、アップルは優れた長期投資銘柄でもあります。

かつて、同社は継続的に成長できるかを疑問視されたことがありました。

近年は事業の半分超をiPhoneの売上がけん引しています。

売上自体は素晴らしいものの、これは危険なことです。

iPhoneを求めるユーザー全員にiPhoneが普及し、なおかつアップグレードを望まなくなったらどうなるのでしょう?

しかし、よく調べてみれば、アップルには依然として非常に大きな成長余地があります。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は今年、現在世界で稼働しているiPhoneは10億台超で、世界で稼働しているiOS端末16億5,000万台の中で最も大きなシェアを占めると語りましたが、調査会社グローバル・スタッツによれば、iOS端末のシェアは世界のモバイル端末市場の4分の1を占めるにすぎません。

さらに、10億台という数字は大きいものの、世界人口の約80億人に比べれば一部であり、現在利用されている約40億台のスマートフォンの3分の1未満です。

さらに、アップルにはサービス事業も存在し、デジタルアプリとサブスクリプションが売上をけん引しています。

直近四半期のサービス売上は前年同期から27%増加して過去最高の169億ドルを記録しましたが、iPhoneユーザー1人当たりでは依然として17ドル未満です。

アップルはより大きな収入を生み出すことができるはずです。

【米国株動向】アルファベットとアップルの比較

ペイパル・ホールディングス

オンライン決済大手ペイパル・ホールディングス(NASDAQ:PYPL)は、多くの競合他社にその地位を狙われていますが、依然としてデジタル決済業界内で大きな存在感を維持しており、業界で最も有望な投資先の1社です。

パンデミックによるオンラインショッピングの急増から1年以上が経ちますが、ペイパルの成長は引き続き加速しています。

1-3月期の決済額は為替変動の影響を除いたベースで前年同期から46%増、売上は同29%増でした。

営業利益と1株当たり利益はともに前年同期から84%増加しました。

ユーザーの純増数は1,450万人、総ユーザー数は3億9,200万人となりました。

しかし、ペイパルの事業規模は、世界全体のデジタルウォレット市場に比べるとあまり大きくありません。

この市場の規模は、調査会社ジュニパー・リサーチの推定では、2020年の決済額5兆5,000億ドルから2025年には10兆ドルへ拡大する見込みです。

ペイパルはデジタルウォレット市場の一部を獲得しようと動いています。

同社は5月、オンラインショッピング関連企業のハッピー・リターンズを買収すると発表しました。

ハッピー・リターンズはオンラインで購入した不要な品物の返品ソリューションを提供しています。

昨年初めには、ペイパルは価格比較情報ツールを提供するハニーを買収しました。

さらにダン・シュルマンCEOは、ペイパルが貯蓄口座や小切手の現金化サービス、さらに株式取引も提供するという構想を語っています。

こうした計画がうまくいくかは不明ですが、同社が認知度の高いブランド名を武器に、成長に向けた取り組みに乗り出していることは間違いありません。

【米国株動向】ペイパル・ホールディングス株への投資は遅すぎるか

アムジェン

最後は製薬会社のアムジェン(NASDAQ:AMGN)です。

アムジェンより成長性が大きい製薬会社は他にも存在しますが、ほとんどは比較的少数の医薬品に過度に依存しており、これらの製品の特許が切れた時や、より効果的な代替製品が登場した場合に問題が生じます。

しかし、これはアムジェンには当てはまりません。

同社の最も売れている医薬品である関節リウマチ治療薬のエンブレルが売上全体に占める割合はわずか約5分の1です。

しかも、エンブレル以外の治療薬で、年間売上に占める割合が約10%を超える製品はありません。

この分散されたポートフォリオが、アムジェンの売上と利益の成長可能性が非常に高い主な理由の1つです。

このことは、アムジェンは何の問題もなく楽に成功できるという意味ではありません。

エンブレルをはじめとするアムジェン製品の競合薬は、遅かれ早かれ販売されるようになります。

特許と研究・開発(R&D)をめぐる競争に終わりはありません。

現在、数十もの医薬品が臨床試験による精査を受けており、複数のバイオシミラー薬(後発のバイオ医薬品)についても臨床試験が行われています。

これらのバイオシミラー薬の元となったバイオ医薬品は、いずれも50億ドルを超える年間売上を挙げています。

こうした堅実な医薬品候補のラインアップが、アムジェンのポートフォリオの規模の大きさと継続的な収益力につながっています。

同社は2020年度に約100億ドルのフリーキャッシュフローを計上しました。

このキャッシュフローにより、充実した医薬品候補のラインアップが確実に維持されし、成長のサイクルは今後も続くと思われます。

米国ヘルスケア銘柄の最新年間業績:イーライリリーとアムジェン

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米国の株式市場は最高値を更新している一方で、バブルを警戒する見方もあります。そこで、より堅実な投資先として、緩やかながらも成長し続け、持続的に増配する銘柄を検討してみてもよいでしょう。このレポートでは、堅実な成長が見込める5つの高配当株をご紹介します。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者James Brumley は、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アディエンN.V.株、アップル株、ペイパル・ホールディングス株、スクエア株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アディエン株、アムジェン株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(ペイパル・ホールディングス株の2022年1月75ドルのショート・コール、アップル株の2023年3月120ドルのロング・コール、アップル株の2023年3月130ドルのショート・コール)。
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