The Motley Fool

【米国株動向】今狙い目のバリュー株2選

DNA実験をする研究者
出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021531日投稿記事より

下落が間近と思われる市場であっても、割安株を手に入れるのは難しい場合があります。

探す価値のあるニッチな分野の1つが、優れた企業でありながら、当面はほとんど見込みがないように見える銘柄です。

通常、そうした企業の株価は他社に比べてかなり割安になっていますが、業況が(多くの場合必然的に)改善すれば、多くの投資家が見方を変え、買いに回ります。

こうした急反発の可能性があるのが、実店舗を展開する日用品小売大手のベッド・バス・アンド・ビヨンド(NASDAQ:BBBY)と大手製薬会社のヴィアトリス(NASDAQ:VTRS)の2銘柄です。

ベッド・バス・アンド・ビヨンド

2010年代初頭にアマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)により、実店舗が支配していた市場の破壊的な変革が加速を始めると、投資家は一斉にベッド・バス・アンド・ビヨンドに背を向け始めました。

同社が存続し好調であるのは多くの投資家にとって驚きかもしれません。

同社の2020年第4四半期(〜2月27日)売上高は、前年同期比16%減の26億ドルでした。

しかし、資産の売却と144カ所の店舗閉鎖による影響を除けば、実際には売上高は増加しています。

実際、同社の既存店売上高は3四半期連続で増加しています。

その最大の推進力となったのが、eコマースへの移行の成功であり、現在、1億6,200万人もの顧客が同社のオンラインチャネル(ウェブサイトとモバイルアプリ)を使用しています。

eコマースの売上高は、前年同期比で99%も増加し、現在では総売上高の37%を占めています。

同社はまた、当日配達と、オンラインで購入し店頭で受け取るオプションを提供しており、どちらのサービスについても消費者は高い満足度を示しています。

5月26日、同社は配送をさらに迅速化するためにデリバリー・サービス企業のドアダッシュ(NYSE:DASH)と提携すると発表しました。

ベッド・バス・アンド・ビヨンドは、整理収納用品、調理用品、室内装飾、寝具、浴室アクセサリーなどの商品については今でも人気のある小売業者です。

同社は、そのバリュープロポジション(価値提案)をさらに強化できるようにするため、クラウドベースのデータ分析を利用してインフラの更新を行っています。

これにより、消費者の行動をより正確に予測し、新製品をより迅速に市場に投入することができるようになります。

同社はバランスシート面でも順調です。

2020年度は、借入総額を10億ドル削減し、自社株買いによって3億7,500万ドルを株主に還元しました。

流動性は合計で21億ドルです。

時価総額がわずか28億ドルであることを考えれば、これは素晴らしいことです。

同社の予想によれば、2021年度は売上高が81億ドル、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が5億1,250万ドルとなり、3億1250万ドルの自社株買いを実施する見込みです。

eコマース事業の好調を考えれば、同社はおそらく現在購入すべき小売株としてはトップ銘柄の1つでしょう。

ヴィアトリス

ヴィアトリスは、投与回数にして年間800億回分を超えるさまざまな医薬品を製造している巨大製薬会社で、昨年、マイランとファイザー(NYSE:PFE)の事業部門アップジョンが合併することによって誕生しました。

同社は現在、非常に激しい競争環境の下で事業を運営しています。

それというのも、米国では処方薬の価格引き下げについて大きな政治的(および道徳的)圧力があるからです。

そうした観点から、米食品医薬品局(FDA)は、可能な限り多くのジェネリック医薬品(後発医薬品)を承認することに多大な関心を寄せています。

その結果、ヴィアトリスの2021年第1四半期売上高は前年同期比6%減の44億ドルとなりましたが、米国外の売上高はFDAの取り組みの影響を比較的受けませんでした。

幸い、同社が抱えるほとんどの問題は終わりに近づいています。

自社ブランド薬に影響を与えるのは価格圧力ではなく、主として特許切れによる独占期間の終了(LOE)ですが、同部門の四半期売上高は27億2,500万ドルで、今後重要なLOEは当面ありません。

さらに、バイオ後続品部門の売上高は前年同期比で27%増加しましたが、このようなクラスの薬は通常、複製するのが非常に困難なものです。

同社は収益性を向上させるために、余剰能力を抱えた製造拠点を売却するとともに、合併後の組織の統合を進めており、今年度だけでも5億ドルの合併相乗効果を見込んでいます。

それとは別に、2022年までに新製品の発売によって6億9,000万ドルの売上を創出する見込みです。

同社の最も良いところはバリュエーションです。

株価フリーキャッシュフロー倍率はわずか10倍です。5月に経営陣は1株当たり0.11ドルの四半期配当を宣言すると発表しており、これにより年間配当利回りは3%になります(執筆時点)。

製薬業界への投資を考えるならば、成長軌道に戻る可能性のあるヴィアトリスをお勧めします。

【米国株動向】ファイザーに注目すべきか?

フリーレポート配信

株式市場は高値圏にあり、下落・調整リスクを懸念する見方があります。そこで、市場の調整局面でも比較的安定して推移することが期待される消費財銘柄を3銘柄紹介します。こちらからメルアドを登録していただき、レポートをご覧ください。

ディフェンシブな優良消費財銘柄3選」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Zhiyuan Sunは、ヴィアトリス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、ヴィアトリス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。

最新記事