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【米国株動向】注目の好調小売チェーン2銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021520日投稿記事より 

4月の米国小売売上高は、前年同月との比較では50%増になりましたが、昨年はコロナ禍で多数の店舗が臨時閉鎖に追い込まれていたことを考えれば驚くにはあたりません。

前月比では、政府の景気刺激策効果が薄れる中で横ばいにとどまっていて、むしろ成長が期待できない状態です。

実店舗型小売店の長期的な衰退傾向に変わりはないようですが、逆風下でも繁栄を続けていきそうな小売チェーン2銘柄を紹介します。

コストコ

コロナ禍中も傑出した好業績を残したコストコ(NASDAQ:COST)ですが、少し前まではアマゾン・ドット・コムとウォルマートによって長期的成長を阻害されるのではないかと懸念されていました。

会員制倉庫型スーパーの同社は、商品の販売よりも年会費の徴収で利益の大部分を得ています。

今年度上半期(9~2月)の純利益21億ドルの大半は、17億ドルに上る年会費収入から生まれたものです。

売上高は862億ドルでしたが、商品原価765億ドルと販売費86億ドルを引いた営業利益は10億ドルにすぎません。

最も重要なのは年会費収入であり、それを毎年払ってもらうことですが、2020年末の時点で米国の会員継続率は91%、カナダでも88%と非常に高く、毎年安定して高水準を維持しています。

【米国株動向】素晴らしい四半期を記録したコストコの決算

ダラー・ツリー

1ドルショップチェーンのダラー・ツリー(NASDAQ:DLRT)では、2015年に同業のファミリー・ダラーを85億ドルで買収したことが業績の重しになっていましたが、昨年から状況が好転し始めました。

この1年間はバリュー提案が明確になったことにより、株価は競合するダラー・ジェネラル(NYSE:DG)を3倍以上アウトパフォームしています。

大きな要因として、ファミリー・ダラーとダラー・ジェネラルが最高10ドルまでの商品(ただし大部分は5ドル以下)を扱う一方で、ダラー・ツリーは1ドル商品にこだわったことが挙げられるかもしれません。

最近は5ドルまでの商品も提供するようになっていますが、ファミリー・ダラーとのダブルブランド店舗も展開し、価格に敏感な顧客に対して品揃えを充実させています。

金融危機後の大不況を機に、1ドルショップの顧客層は低所得者以外にも広がりを見せており、同社も以前に比べて高い利益率を確保できるようになっています。

【米国株動向】ダラー・ツリーの5年後の展望は?

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Rich Dupreyは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、コストコ・ホールセール株、アマゾン株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。
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