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【米国株動向】株価が極めて割安な3銘柄

テストするエンジニア
出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021510日投稿記事より

金融関連のニュースの見出しに「バブル」や「過去最高値」といった言葉が躍る中、投資家はほとんどの銘柄の株価が極めて割高だと考えているかもしれません。

しかし、どんな市場でも、よく探せば割安な銘柄があるものです。

株価の上昇が続いていたグロース銘柄は、金利上昇懸念により最近急落しましたが、従来の指標で見ると多くの銘柄は依然として割高です。

しかし、今年度の予想利益に基づく指標で見ると、景気循環に影響を受けやすい複数の企業が非常に割安となっています。

このことから、投資家は現在の経済再開による「好況」が来年以降は続かないと考えていることが分かります。

しかし、もしあなたが、JPモルガン・チェース(NYSE:JPM)のジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が言うように好況が2023年まで続く可能性があると考えているなら、景気の低迷はすぐには生じないことになります。

その場合は以下の割安なバリュー株に注目すべきでしょう。

マイクロン

半導体のDRAMメモリとNANDフラッシュの主要メーカーであるマイクロン(NASDAQ:MU)は、非常に収益性の高い上昇サイクルの初期段階にあるとみられます。

現在、多くの半導体は深刻に不足しています。

マイクロンの製品は汎用品に近く、製品価格が市場の需給によって決定されるため、半導体不足によって価格が上昇し、利益率の上昇とフリーキャッシュフローの増加につながる見込みです。

調査サイトのDRAMエクスチェンジは、マイクロンが昨年より安い単位当たりコストでより多くの半導体を販売しているにもかかわらず、DRAM価格が今四半期だけで18~23%上昇すると予想しています。

アナリストは現在、今年度(8月期)の1株当たり利益(EPS)を5.50ドル、来年度のEPSを10.76ドルと予想しており、最も強気なアナリストは2022年度のEPSを15.50ドルとみています。

しかし、同社の株価は直近高値を10%超下回る85ドル付近で推移しており、2022年度予想株価収益率(PER)は8倍を下回っています(執筆時点)。

もちろん、マイクロンの業績は景気循環的に推移することで有名です。ですから、投資家はピークが近いと考えているかもしれません。

しかし、マイクロンは前回のサイクルを通じて業界内の立ち位置を改善しています。

過去のサイクルでは韓国の競合他社に後れをとっていましたが、同社は初めて1αノードDRAM技術と176層NANDを実現したメモリメーカーとなりました。

今や、マイクロンには技術的なリーダーシップがあり、利益とキャッシュフローのサイクルにおける山と谷は以前の水準を上回る見込みです。

もしそれが実現するならば、現在の株価は依然として割安と言えます。

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キューリッキ・アンド・ソファ

キューリッキ・アンド・ソファ(NASDAQ:KLIC)は半導体組み立て業界の主要な機器サプライヤーです。

同社のワイヤーボンディング用などの機器は、ロジック半導体とメモリ半導体をさまざまな組み合わせで接続し、さらにそれをプリント基板上でマルチ半導体パッケージへと接続しています。

キューリッキ・アンド・ソファは非常に素晴らしい決算を報告しているにもかかわらず、株価は正反対の方向に動いています。

直近の決算では、売上と利益が予想を上回り、売上は前年同期比125.7%増、営業利益は同648.6%増と急増し、経営陣は今四半期も前四半期比で堅調な成長を予想しています。

マイクロンと同様に、従来のキューリッキ・アンド・ソファの業績は非常に循環的に推移していたうえ、売上が100%超増加しているため、投資家は恐らく次の下降局面を予想しているでしょう。

しかし、フーセン・チェンCEOは、アナリスト向けカンファレンスコールで、堅調なサイクルが何年も続く可能性があると述べました。

高速大容量通信規格「5G」や人工知能などの現代のアプリケーションは、より複雑なシステム・オン・チップ(SoC)を必要としており、そのためバックエンドの組み立て機器が非常に重視されています。

従って、キューリッキ・アンド・ソファの最近の堅調な業績が、従来の売上の範囲を上回る新たな「基準」となる公算は十分にあるのです。

さらに、キューリッキ・アンド・ソファは、新たなディスプレイ技術として台頭するミニLEDの市場でイノベーションを進めています。

ミニLEDが同社の売上全体に占める割合は比較的小さいものの、今年のミニLED機器売上予想の上限を達成するとみられます。

さらに、ミニLEDの普及に伴うコストの低下により、一段と成長する可能性もあります。

最近の急落を経て、株価は割安となっています。

上半期のEPSは1.90ドルで、次の四半期のEPSガイダンスは1.35ドルであるため、今年度のEPSは4ドルを優に超えてもおかしくありません。

手元現金1株当たり9ドルを差し引いて考えると、現在の今年度予想PERは10倍未満です(執筆時点)。

エア・ウェルネス

エア・ウェルネス(OTC:AYRW.F)は、米国の大麻業界で複数の州にまたがって事業を行う事業者(MSO)であり、米国の同業他社に比べると割安な銘柄です。

ほとんどの米国MSOの2022年予想企業価値/利払い・税引き・償却前利益(EV/EBITDA)倍率が10倍台半ばであるのに対し、エアはわずかに約7倍となっています(執筆時点)。

株価が割安な理由は、同社が2020年にわずか2州で事業を開始したばかりであるからです。

しかし、拠点は年末までに7州に拡大するとみられます。

同社は米国全土の非常に魅力が高い州で大麻企業を積極的に統合しています。

エアは新規買収案件の全てで依然としてクロージング前の段階にあるため、市場は同社の将来の収益力を十分に認識していない可能性があります。

フロリダ州の事業機会は特に興味深いものです。

エアは昨年、当時31の販売店を保有していたリバティ・ヘルス・サイエンシズを買収しました。

リバティは供給と栽培の問題によって同業他社をアンダーパフォームしていましたが、エアはリバティの栽培成果を他州と同水準まで高められると考えています。

米国の大麻関連株の株価は、最近は他のグロース株とともに下落しましたが、議会が連邦法における大麻の合法化に向けて動けば大幅に上昇する可能性があります。

この場合、特にエアは2022年の利益ガイダンスを達成すれば、大きな恩恵を受けることもあり得ます。

【米国株動向】サンダイアル・グローワーズよりも優良で、ロビンフッドでは買えない大麻関連株3銘柄

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Billy Dubersteinは、エア・ウェルネス株、JPモルガン・チェース株、キューリッキ・アンド・ソファ株、マイクロン・テクノロジーズ株を保有しています。Billy Dubersteinは、以下のオプションを推奨しています(マイクロン・テクノロジーズ株の2022年1月150ドルのショート・コール、マイクロン・テクノロジーズ株の2022年1月170ドルのショート・コール、マイクロン・テクノロジーズ株の2022年1月35ドルのショート・プット、マイクロン・テクノロジーズ株の2021年7月130ドルのショート・コール、マイクロン・テクノロジーズ株の2022年7月50ドルのショート・プット、マイクロン・テクノロジーズ株の2022年6月55ドルのショート・プット、マイクロン・テクノロジーズ株の2022年6月70ドルのショート・プット、キューリッキ・アンド・ソファ株の2021年5月45ドルのショート・プット、キューリッキ・アンド・ソファ株の2021年5月50ドルのショート・プット、マイクロン・テクノロジーズ株の2021年5月60ドルのショート・プット、マイクロン・テクノロジーズ株の2021年5月65ドルのショート・プット)。Billy Dubersteinの顧客は、記事で言及されている株式を保有しているかもしれません。モトリーフール米国本社は、エア・ウェルネス株を保有し、推奨しています。
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