The Motley Fool

5月第4週目に動意づいた米国株

出典:Getty Images

5月17日

チルドレンズプレイス…+16.0%

ウェドブッシュ証券が17日付で投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を48ドルから150ドルに引き上げました。

前週末終値を9割強上回る水準で推移しました。

遠隔学習で子供服需要が減ったなか、デジタル化を進めて長期的な成長が見込める経営へと改善がみられたと評価。

今年は新学期シーズンの好調な販売が期待されますが、市場予想は低すぎると指摘しました。

ハーレーダビッドソン…+9.0%

欧州連合(EU) は6月からバイクを含む米国製品への関税を引き上げる予定でしたが、一時的に取りやめる方針だと17日に伝わりました。

北米の需要拡大が評価され、シティグループが17日付で目標株価を39ドルから、前週末終値を15%上回る55ドルに引き上げたことも好感されました。

アット・ホーム・グループ…+3.9%

6日に発表された米ファンドのヘルマン・アンド・フリードマンへの身売りに対し、大株主が「過小評価された (価格だ)」と反対するようだと16日に伝わりました。

アット・ホームの株主は1株あたり36ドル受け取ることで合意していましたが、価格引き上げの臆測を誘ったようです。

コムキャスト(NASDAQ:CMCSA)…▲5.5%

通信のAT&Tが傘下のメディア事業「ワーナーメディア」を分割し、メディアのディスカバリーと統合して新会社を設立すると17日に発表しました。

新会社は動画配信でネットフリックスとウォルト・ディズニーに次ぐ規模になるとみられ、動画配信やCATV会社を交えた競争激化が懸念されました。

CATVのチャーター·コミュニケーションズも大幅安。

ディズニーとネットフリックスも株価が下落しました。

コインベース・グローバル(NASDAQ:COIN)…▲3.9%

4日続落し、上場来安値を更新。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者 (CEO)の16日のツイッターへの投稿が暗号資産のビットコインの売却を示唆したと受け止められ、ビットコイン価格が急落しました。

テスラは2.2%安、ビットコイン投資で知られるソフトウエアのマイクロストラテジーは、 6.1%安となりました。

5月18日

フィスカー(NYSE:FSR)…+8.7%

17日夕に発表した21年1~3月期決算の1株損益は 0.11ドルの赤字と市場予想(0.19ドルの赤字)より赤字幅が小さかったです。

18日には英国でEVのサブスクリプションサービスを手掛けるオントに最大700台のEVを納入することで合意したと発表しました。

バイアコムCBS(NASDAQ:VIAC)…+4.6%

米著名投資家ジョージ・ソロス氏率いるファンドが21年1~3月期に430万株のバイアコムCBS株を新たに取得したことが明らかとなりました。

日米欧の金融機関の巨額損失につながったアルケゴス・キャピタル・マネジメントの取引に関連し、3月下旬に暴落した経緯があります。

ショッピファイ(NYSE:SHOP)…+3.4%

アルファベット傘下の検索サイトのグーグルが18日、ショッピファイとネット通販事業での協力関係を強化すると発表しました。

ショッピファイを利用する事業者はグーグルを通じた販売もしやすくなります。

AT&T(NYSE:T)…▲5.8%

傘下のメディア事業「ワーナーメディア」を分割し、ディスカバリーと統合して新会社を設立しますが、発表資料で「メディア事業分割後の年間配当はフリーキャッシュフロー (純現金収支)の40~43%」と示しました。

従来は「純現金収支の50%台後半を占める」と説明していただけに、大幅な配当金の減額を織り込む売りが出た格好です。

5月19日

ターゲット(NYSE:TGT)…+6.1%

19日発表の 21年2~4月期決算が市場予想を上回る増収増益となり、ネット通販を含む既存店売上高が23%増えました。

ワクチンの普及で実店舗の販売も伸びました。

5~7月期は売上高営業利益率の一段と改善する予想です。

アナログ・デバイセズ(NASDAQ:ADI)…+5.0%

19日発表の2021年2~4月期決算が26%増収となり、1株利益とともに市場予想を上回りました。

産業と自動車向けがけん引した格好です。供給網の混乱前に追加投資で余剰生産能力を確保したのも奏功したといいます。

5~7月期の売上高と 1株利益見通しも市場予想を上回りました。

アプライドマテリアルズ(NASDAQ:AMAT)…+2.5%

20日発表の2021年2~4月期決算が市場予想を上回る増収増益になるとの期待から買われました。

「半導体製造装置市場の規模拡大に伴い、5~7月期見通しも成長の勢いを映す」(ドイツ銀行)と指摘されました。

アドバンスト・マイクロ・デバイス(NASDAQ:AMD)…+2.4%

19日に最大40億ドルの自社株買い枠を新たに設定したと発表しました。

リサ・スー最高経営責任者(CEO) は発表資料で「自社株買いは我々の経営への自信と長期の成長戦略の成功を映している」と述べました。

コインべース・グローバル…▲5.9%

ビットコイン価格が19日朝方に約3割下げた混乱で取引が一時停止しました。

仮想通貨の先安観が広がり、収益の不透明感が浮上。

ビットコインを保有するマイクロストラテジーやテスラ、スクエアも下落した格好です。

シェブロン(NYSE:CVX)…▲2.8%

米原油先物相場が在庫増や米株安を受けて一時3週ぶり安値を付けました。

収益への影響が懸念され、シェール開発のパイオニア・ナチュラル・リソーシズやオキシデンタル・ぺトロリアムなど石油株が総じて安いです。

ロウズ(NYSE:LOW)…▲1.1%

19日発表の21年2~4月期決算は市場予想を上回る増収増益でしたが、市場では木材価格の急騰でリフォーム需要が冷え込むと懸念されました。

「年後半の決算は不透明」(トゥルイスト証券)と指摘されていました。

5月20日

ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス(NYSE:SPCE)…+14.7%

20日に、22日に宇宙船のテスト飛行を実施すると発表しました。

2月の予定が遅れ、宇宙旅行の実現が懸念されていたため、テスト飛行の再開を好感した買いが膨らんだ格好です。

一時、25%上昇しました。

ホーメルフーズ(NYSE:HRL)…+7.4%

20日に発表した21年2~4月期決算が市場予想を上回る増収となりました。

販売数量の減少を値上げで補った格好です。

21年10月期通期の売上高見通しも引き上げました。

コインべース・グローバル…+3.8%

前日に急落したビットコインなどの仮想通貨が上昇し、業績懸念が和らぎました。

著名投資家のキャシー・ウッド氏率いる資産運用会社アーク・インべストメント・マネジメント傘下の上場投資信託(ETF)が19日にコインペース株を買い増したと伝わったことも好感されました。

コールズ…▲10.2%

20日に発表した 21年2~4月期決算は売上高が市場予想を上回る伸びとなり、22年1月期通期の業績見通しも上方修正しました。

ただ決算説明会で配送コスト増や供給網の混乱が利益率を抑える可能性を示した格好です。

ラルフローレン…▲7.0%

20日に21年1~3月期決算と併せて発表した22年3月期通期の売上高見通しが市場予想に比べて慎重でした。

決算説明会でアジアでの新型コロナウイルス流行などを不透明要因に挙げたことも売りを誘った格好です。

5月21日

ボーイング(NYSE:BA)…+3.15%

737マックス機の生産を、2022年後半までに月 42機に拡大すると報じられ、上昇しました。

また、米疾病対策センター (CDC)は13日、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は原則、屋内・屋外ともにマスクをつけなくても良いとする指針を発表したことも追い風でした。

夏にかけ経済活動が活発化するとの期待が高まり上昇しました。

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