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【米国株動向】信頼できる高配当利回り銘柄アーバー・リアルティ・トラスト

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202156日投稿記事より

配当投資家は企業に2つのことを望んでいます。1つは配当利回りが魅力的であること、もう1つは利益が安定しており、頼りになる安定した配当を続けられることです。

どちらも、投資家から募った資金をプールして、そのお金を不動産に投資する企業である不動産投資信託(REIT)に多く見られる性質です。

REITを通じて、一般投資家は不動産に投資をし、その利益の一部を手にする機会を得ることができます。

税務構造上、REITの配当利回りは他の企業よりも魅力的になる傾向があります。

私の目を引いたREITの1つが、マルチファミリー型賃貸住宅に焦点を当てた不動産融資会社アーバー・リアルティ・トラスト(NYSE:ABR)です。

同社の2020年度の決算は経済環境が不安定であったにもかかわらず素晴らしい内容となりました。

配当利回りも7.5%と魅力的です(執筆時点)。

安定性をもたらすビジネスモデル

アーバー・リアルティは、マルチファミリー(多世帯)型賃貸住宅に焦点を当てており、これが同社の融資ポートフォリオの81%近くを占めています。

残る部分は、土地、戸建賃貸住宅、ヘルスケア関連、ホテル、および他の種類の不動産で構成されています。

同社がマルチファミリー向けの融資に焦点を当てるのは、それが安定的で参入障壁が高い分野だからです。

同社の経営陣は決算説明のための最近の電話会議でマルチファミリー向け融資の好調について論じ、これらの融資がさまざまな市場サイクルにおいて安定的であると指摘しています。

それは、住宅は私たちの生活の最も重要な部分であり、商業用物件やオフィス物件とは異なり、需要がかなり安定しているからです。

さらに、消費者は景気後退時に住宅ローンを組む可能性が低く、賃貸物件の需要が増加することも、マルチファミリー向けローン業者の安定につながっています。

同社の総額55億ドルの投融資ポートフォリオのうち92%を短期資金を提供するブリッジローンが占めており、同社は、不動産を購入して、短期間でその価値を向上させる業者への貸し出しに焦点を当てています。

ブリッジローンの加重平均残存期間は現在16カ月で、ポートフォリオ内の他の融資の残存期間(45〜75カ月)よりもはるかに短くなっています。

事業の着実な成長

昨年パンデミックのなか、アーバー・リアルティは素晴らしい実績を残し、利息収入は7.4%増の3億3,900万ドルとなりました。

これに支払利息の減少が相まって、差引後の純金利収入は前年比31.4%増の1億7,000万ドルに達しました。

純利益も26.4%増の1億9,600万ドル、1株当たり利益(EPS)は11%増の1.41ドルと好調でした。

同社のこれらの成長率はこの数年安定しています。2015年以降、同社の純金利収入は年率21%で成長しています。また、同期間に、サービス料など他の収入も年率57%で増加しています。

こうしたすべてのことが利益に貢献し、純利益は年率29%、希薄化後EPSは同9%で成長しています。

同社の安定した収益の源泉となっているのが、新規融資と融資ポートフォリオの着実な成長です。2020年、同社は過去最高となる91億5,000万ドルの融資を実行しました。

こうした好調な業績により、同社はストラクチャード・ローンの残高を年間で28%増加させています。

2015年以降、同社のポートフォリオは年率29%で成長しています。

信頼できる配当金

配当投資家が注意すべきもう1つの要因が配当性向です。

これは1株当たりの配当をEPSで割ったもので、配当を支払うのにどのくらい余裕があるかといった能力を表す便利な指標です。

配当性向が100%であれば、会社が稼いだすべての利益が配当として支払われていることを意味します(これは通常は持続することができません)。

アーバー・リアルティの配当性向は70%前後です。

この水準はほとんどの企業の配当性向より高く、REITとしてもかなり良い方です。

同社は9年連続で増配しており、これは同社のビジネスモデルが安定している証です

アーバー・リアルティは、配当利回り7.5%の堅実なREITです(執筆時点)。

同社は、さまざまな市場環境で堅調に推移する傾向のある、魅力的なマルチファミリー型賃貸住宅業界向けの融資ポートフォリオを伸ばすことで素晴らしい実績を上げており、信頼できる配当株となっています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Courtney Carlsenは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。
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