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レジスタンスラインとサポートラインとは?代表的なチャートパターンも解説

出典:Getty Images

株式投資の勉強をしていると、株価のチャートに線を引いて解説をしている場面を目にします。

この線をレジスタンスラインとサポートラインと呼び、チャート分析において必須のラインになります。

そこで今回は、レジスタンスラインとサポートラインについて解説します。

レジスタンスラインとサポートラインを引いたときの代表的なチャートパターンについても合わせて解説します。

レジスタンスラインとは?

レジスタンスラインとは、過去の株価の上値と上値を結んだ線のことです。

抵抗線とも呼び、レジスタンスライン近くまで値上がりすると売り圧力が強まり、上値が伸び悩む傾向があります。

そのまま売り圧力が強まってしまうと株価が下がっていくことから、上値抵抗線とも呼ばれています。

一方で、株価がレジスタンスラインを突破すると、市場の買い圧力が強くなった証となり、さらに株価が上昇する可能性があります。

レジスタンスラインの引き方は人それぞれで、長期移動平均線をサポートラインとしてみる場合もあれば、2回以上同じ株価で反転したところを引く場合もあります。

サポートラインとは?

サポートラインとは、過去の株価の下値と下値を結んだ線のことです。

支持線とも呼び、サポートライン近くまで値下がりすると買い圧力が強まり、反転して株価が上昇する傾向があります。

株価が下から支えられているかのようにチャートを描くことから、下値支持線とも呼ばれています。

一方で、株価がサポートラインを抜けて下落していると、これまでの下値を更新したことで不安に駆られた投資家が売りを選択する傾向があります。

このようにサポートラインから株価が急速に下落してしまうことをナイアガラと呼びます。

サポートラインの引き方も人それぞれで、レジスタンスラインと同様に長期移動平均線をみなしている場合もあれば、2回以上同じレートで反転したところで引く場合もあります。

レジスタンスラインとサポートラインの関係

レジスタンスラインやサポートラインは市場参加者の心理を反映しています。

何度も上値を付ける、あるいは下値を付けるというのは市場の需給バランスが反対側に傾こうとしている証です。

そのため、サポートラインやレジスタンスラインを形成した後の株価は反転しやすいです。

一方で、株価がサポートラインやレジスタンスラインを突破するケースでは、それぞれのラインが逆転します。

株価がレジスタンスラインを突破した場合はレジスタンスラインがサポートラインに、株価がサポートラインを突破した場合はサポートラインがレジスタンスラインになります。

このようにラインが逆転するのは次の理由が考えられます。

  • 逆のポジションで持っていた投資家の損切り
  • 株価の変動に乗り遅れた投資家が参入する

どちらの理由にしても、レジスタンスラインやサポートラインは投資家が売買のタイミングを決める材料になっています。

レジスタンスラインやサポートラインを知っておくべき理由

レジスタンスラインやサポートラインを知っておくべき理由は、市場に参加している個人投資家の多くがラインのことを知っているからです。

株式市場における相場は、市場参加者の需給バランスによって決まります。

需要が強まれば株価は上がりやすく、供給が強くなれば下がりやすいです。

投資家はこの需給バランスを先読みして利益を得るために売買を行うため、株価は常に変動し、自然とレジスタンスラインやサポートラインが形成されます。

レジスタンスラインやサポートラインを知っている投資家にすれば、ラインが形成されたことで株価は次にどのように動くのかをある程度予測して売買の方針を決定できます。

しかし、ラインのことを知らないと投資家たちの心理が理解できずに株価の変動に巻き込まれる恐れがあります。

そのため、レジスタンスラインやサポートラインのような投資家が売買の参考にしているチャート分析を知っておくことで、市場参加者の心理を理解でき、自分の株式投資に反映することができます。

レジスタンスラインやサポートラインのチャートパターン

チャートパターンとは、レジスタンスラインとサポートラインを引いた際の相場の形から、将来の株価を予測するチャート分析の方法です。

チャートパターンは15種類近くものパターンがありますが、大きく分けて次のパターンに分類されます。

  • ラインの両方が傾いている
  • ラインのどちらかが水平、あるいは2本とも水平

それぞれ、順番に解説します。

ラインの両方が傾いている

レジスタンスラインやサポートラインを引く際に、相場が反転した上値・下値が異なる場合、2点を結んだラインは斜めに傾きます。

この状況を斜めのトレンドラインと呼び、右上がりなら上昇トレンド、右下がりなら下落トレンドになります。

斜めのトレンドラインには、次のようなチャートパターンが代表的です。

  • チャンネル・アップ・パターン
  • 上昇・ウエッジ・パターン
  • チャンネル・ダウン・パターン
  • 下落・ウエッジ・パターン

チャンネル・アップ・パターンと上昇・ウエッジ・パターンは相場が上昇トレンドに入っているときに見られるチャートパターンです。

チャンネル・アップ・パターンはレジスタンスラインとサポートラインが上昇の傾斜線になっており、なおかつ平行のときを指します。

上昇・ウエッジ・パターンは2本のラインが上昇の傾斜線だけど平行にならず、交わる位置が先に確認できるときを指しており、上昇トレンドが短い傾向があります。

チャンネル・ダウン・パターンと下落・ウエッジ・パターンは相場が下落トレンドに入っているときに見られるチャートパターンです。

チャンネル・ダウン・パターンはレジスタンスラインとサポートラインが下落の傾斜線になっており、なおかつ平行のときを指します。

下落・ウエッジ・パターンは2本のラインが下落の傾斜線だけど平行にならず、交わる位置が確認できる場合のチャートパターンで、下落トレンドが短い傾向があります。

また、レジスタンスラインが下落の傾斜線、サポートラインが上昇の傾斜線を描いている場合のチャートパターンを三角形・パターンと呼びます。

トレンドが上昇と下落のどちらにも傾きやすいもみ合い相場の典型で、ラインが交差するタイミングに近づくにつれて、どちらかに突破する確率が高くなっていきます。

ラインのどちらかが水平、あるいは2本とも水平

レジスタンスラインとサポートラインの両方が水平のチャートパターンはレクタングル・パターンと呼びます。

レクタングルとは長方形という意味で、トレンド相場で出現しやすいです。

急激な価格変動が起きた後に、投資家が様子見をしたことで需給バランスが拮抗した状態に戻るため、長方形の形が生まれやすいのです。

上昇・下落トレンドが発生している場合は、レクタングル・パターンが終わった直後に再び価格変動が起きやすい傾向のため、投資家が参加しやすいタイミングともされています。

レジスタンスラインとサポートラインの片方が水平で、片方が傾いているときのチャートパターンは直角三角形に似ています。代表的なチャートパターンは次の2つになります。

  • 上昇三角形・パターン
  • 下落三角形・パターン

上昇三角形・パターンは、レジスタンスラインが水平線で、サポートラインが上昇の傾斜線のときに見られるチャートパターンです。

レジスタンスラインが壁になって何度も株価を弾いていますが、買い圧力が高まっているためサポートラインが底上げしているので、最終的にレジスタンスラインを突破して上昇トレンドに入る傾向があります。

下落三角形・パターンは、レジスタンスラインが下落の傾斜線で、サポートラインが水平線の時にみられるチャートパターンです。

サポートラインが壁になって何度も株価を弾いていますが、売り圧力が強まっているため最終的にサポートラインを突破して下落トレンドに入る傾向があります。

まとめ

以上が、レジスタンスラインとサポートラインの解説になります。

レジスタンスラインは株価の上値と上値を結んだ線のことで、サポートラインは株価の下値と下値を結んだ線のことです。

線で結んだチャートパターンから将来の株価をある程度予想できるため、投資家が売買のタイミングを計る材料にしています。

そのため、レジスタンスラインやサポートラインの引き方や意味、チャートパターンを知っておくことで市場参加者の心理を理解することができます。

ただし、レジスタンスラインやサポートライン、チャートパターンは過去の統計から将来を予測している分析のため、必ず分析通りの結果が出るとは限りません。

株価は好材料・悪材料があると、チャートパターンからでは予測できない変動を起こすため、リスク対策は常にしておくべきです。

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