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【米国株動向】5G関連銘柄比較:クアルコムとノキア

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020422日投稿記事より

ノキア(NYSE:NOK)は魅力的な5G関連銘柄にみえるかもしれません。

株価は4ドルと過去最高値から93%以上も下げており(執筆時点)、通信機器プロバイダーとして復活を果たす可能性があるからです。

しかし、このような考え方は、クアルコム(NASDAQ:QCOM)株への投資機会を見逃すことにつながりかねません。

クアルコムの市場における地位と業績からは、同社の5G関連の成長がまだ始まったばかりであることが窺えます。

クアルコムの市場での地位

クアルコムは世界で最も広範にわたるワイヤレス関連の特許を所有し、市場で圧倒的な地位を確保しています。

グランド・ビュー・リサーチ社の予想によれば、スマートフォン向けチップセット市場の年平均成長率は63%に上り、クアルコムはその追い風を享受しています。

米連邦取引委員会法(FTC)はアップル(NASDAQ:AAPL)などの企業と同様に、クアルコムを独占禁止法違反で提訴していましたが、控訴裁判所は独占禁止法に違反するとの前回の判決を破棄し、アップルも最終的にクアルコムに対する訴訟を取り下げました。

しかし、クアルコムは引き続き警戒を怠らないようにする必要があります。

というのも、その後アップルはクアルコムのチップセットへの依存を断ち切るため、インテル(NASDAQ:INTC)のスマートフォン向けチップセット部門を買収したからです。

また、エヌビディアも英国の半導体メーカーのアーム・ホールディングスの買収に動いています。

アームは低消費電力の半導体の設計をクアルコムにライセンス供与しています。

エヌビディアによるアーム買収はクアルコムの市場での地位低下につながるため、クアルコムとしてはこの動きを放置するわけにはいきません。

クアルコムの業績

しかし、それらの脅威は今のところクアルコムをとめることはできていません。

クアルコムの2021年度第1四半期(2020年1-12月期)のGAAPベース売上高は前年同期比で62%増、純利益は165%増を記録しました。

また、同社は成長を追い風に、前四半期だけをとってみても27億ドルに上るフリーキャッシュフローを生み出し、1億4,100万ドルの利払いを簡単に賄うことができました。

好調な業績を受けて、株価は過去12カ月間で90%弱上昇し、株価上昇率はノキア(同期間約30%上昇)を上回っています。

一方、PERは約23倍と、昨年のハイテク株急落局面で記録した最低水準近辺にあり、ノキアの約26倍に比べて割安です。

さらに、PER 90倍のエヌビディアと比較しても、魅力的な投資の選択肢と言えます。

クアルコムは「買い」

市場での圧倒的な地位と低水準のバリュエーションを踏まえると、クアルコムは最も有望な5G関連銘柄の一つです。

ノキアは、株価自体は低いものの、株価の伸びと市場での地位という点でクアルコムの後塵を拝しています。

たとえエヌビディアやアップルなどの企業が市場シェアを伸ばすことができたとしても、スマートフォン向けチップセット市場の大幅な成長を追い風に、クアルコムの株価は上昇し続ける見込みです。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Will Healyは、 記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アップル株、エヌビディア株、クアルコム株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アップル株の2023年3月120ドルのロング・コール、アップル株の2023年3月130ドルのショート・コール、インテル株の2023年1月57.50ドルのロング・コール、インテル株の2023年1月57.50ドルのショート・コール)。
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