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2021年、結局S&P500に連動したETFはどれを選ぶべきなのか?

出典:Getty Images

米国株投資家やこれから米国株に投資をしようとする方とって、「S&P500」という言葉はあまりにも馴染み深いキーワードかもしれません。

S&P500とは米国の大型株500銘柄で構成された代表的な指数であり、いまさら説明不要かもしれません。

では複数ある最もポピュラーなS&P500指数に連動したETFの特徴について、一体どれだけの人が理解しているでしょうか?

特に米国株に投資を始めたばかりの投資家にとっては知らないことが多いかもしれません。

今回はS&P500指数に連動したETFそれぞれの特徴と、今の相場トレンドの中でどのETFを選ぶべきなのかを考察していきたいと思います。

VOO・VTI・SPYを徹底比較

VOO

VOOとはバンガードS&P500ETF(NYSEMKT:VOO)のことです。

米国に上場する企業の中から大型株500社(正確には約505銘柄)で構成されています。

設定日は2010年9月7日。

運用は世界最大規模の資産運用を手掛けるバンガード社です。

VOOに組み入れられている上位銘柄と割合は下記の通りです。

  • アップル(APPL)5.74%
  • マイクロソフト(MSFT)5.29%
  • アマゾンドットコム(AMZN)3.94%
  • フェイスブック(FB)2.11%
  • アルファベット(GOOGL)1.85%
  • アルファベット(GOOG)1.78%

他テスラ、バークシャーハサウェイ、JPモルガン、ジョンソンエンドジョンソンと続きます。

構成銘柄を見ていくとVOOのコアセクターがハイテク企業やヘルスケアであることが見えてきます。銘柄のリバランスは四半期ごとに行なっています。

経費率0.03%、直近の配当利回り(税込)は1.32%です。

VTI

VTIとはバンガード・トータルストック・マーケットETF(NYSEMKT:VTI)のことです。

設定日は2017年9月29日です。

VTIの特徴は米国の株式市場全体に投資できるメリットがあります。

構成銘柄数は3500以上であり、米国を代表する大型株だけでなく中小企業も網羅していることが特徴です。

S&P500よりもさらに幅広く投資をすることが出来るため、1企業の業績が悪化して株価が下落したとしても大きな影響はありません。

米国の株式市場全体をカバーしており、構成銘柄を頻繁に入れ替えることがありません。

VTIに組み入れられている上位銘柄はVOOとほとんど変わりません。

経費率0.03%、直近の配当利回りは1.24%です。

SPY

SPYとはSPDR S&P500ETF(NYSEMKT:SPY)のことです。

設定日は1993年1月22日です。

運用はボストンにある国際的金融機関ステート・ストリートです。

SPYはS&P500指数に連動するETFとして最も歴史があります。

VOOとほとんど誤差がないため、どちらを選んでも良いと思います。

経費率0.09%、直近の配当利回りは1.23%です。

S&P500に連動するレバレッジ3倍ETFもある

SPXLとは、DirexionデイリーS&P500ブル3倍ETF(NYSEMKT:SPXL)のことです。

設定日は2008年11月5日です。

SPXLの特徴はS&P500指数に連動しながら3倍のレバレッジがあることです。

つまり値動きが3倍上昇or3倍下落するボラティリティの高いETFなのです。

米国のマーケットが上昇局面の時には最大のパフォーマンスを発揮してくれます。

短期保有〜長期保有まで投資家のスタイルによって使い方は様々です。

経費率0.95%、直近の配当りは0.16%です。

2021年のS&P500指数の見通し

2021年株価の値動きに影響を与える要因として、新しい大統領が就任した1年目の米国株式はあまり良いパフォーマンスを発揮していないことと、コロナワクチンの接種が進むことで人々が街へ集まるようになったことが挙げられます。

この2つが株価を停滞させる大きな要因へと繋がっているのではないでしょうか。

実際、コロナ禍でリモートが進んだ2020年は米国株が空前のブームとなりましたが、現在は投資熱は明らかに冷え込んでいます。

好決算を出した会社の株価の反応がイマイチな状況が続いるのも、これらの要因が絡み合っているはずです。

つまり投資がとても難しい局面であるからこそ、米国株全体に投資するインデックス投資やETFをポートフォリオの主力に置くことが最も安全な投資手法だと筆者は考えます。

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