The Motley Fool

コインベースは結局買っても大丈夫なのか?

出典:Getty Images

4月14日にナスダックに上場したコインベース。

上場する前から、暗号資産業界のみならず、他の投資家達からも注目されていました。

今回のコインベースの上場は今期のIPO案件でもかなり大型の部類となっています。

暗号資産であるBitcoinの高値更新等でコインベースにも大きな期待が寄せられていました。

しかし、今回の上場は本当に買いに回って大丈夫なのでしょうか?

大型のIPOだけに立ち回りが重要となってきます。

今後のコインベースの動きには依然として注目が集まります。

上場直後からの今までの値動きについて

上場した4月14日は少しの上昇を見せ、その後下落しました。

最高値は428.93ドルとなり、その後高値を超えることができずに続落しています。

最安値は、23日の282.24ドルが最安値となっています。(記事執筆時点)

上場から約一週間で146ドルもの大きな下落となりました。

日足のチャートを見ると、大きなヒゲを付けた陰線となっているため、今後上昇するまでは時間がかかるチャートをしていると考えられます。

期待に反して大きな下落となったコインベースですが、まだ上場して間もないため、このような動きをすることは仕方がないと考えています。

大きな下落の要因の一つに、暗号通貨が軒並み14日以降大きな下落をしていることも挙げられるでしょう。

コインベースが上場した14日はビットコインが高値を更新した日でもありますが、その後のビットコインの値動きは大幅続落となりました。

その影響を大きく受けて、コインベースは上値を追うことができていないとも考えられます。

また上場初日に、アームストロング最高責任者(CEO)が約2億9,200万ドル相当のコインベース株を売却したことが発覚しています。

更に株主らが上場直後に総額50億ドル相当のコインベース株を売却していることも発覚しています。

下落の要因としてはこれらの2つの事象が関係していると考えているため、引き続き注意深く観察する必用がありそうです。

コインベースのこれからの可能性について

コインベースの上場は株式相場の新しい歴史になる物だと考えています。

株式投資と暗号資産への投資は似て非なるものとして認知されていましたが、今回の上場によって、株式投資が暗号資産への間接的な投資となる可能性があるからです。

数年前までは、暗号資産への懸念、不信感などがあり、未だにそれらは払拭できていません。

しかしながら、ナスダックへの上場を転換点として、暗号通貨が投資の世界で市民権を得たとも考えられます。

今まではマイナーであった暗号資産が日の目を見ることで、株式投資家達の関心が寄せられて来ることは間違いないと考えています。

コインベースの上場は一般的な上場ではなく、直接上場と言う形をとり、広く株式を所持できるような体制をとっています。

結果としては、証券会社が保有している株数よりも関係者が保有している株式、また、市場に出回っている株式が多くなります。

これらが投資家達にとって結果の良い流動性が見込まれるのであれば、更に上値に迫ることは動きとしては考えられます。

暗号通貨の安定性などが向上し、一般市民に広く敷衍することで、さらなる安定感と上昇をもたらす可能性があるでしょう

コインベースの懸念点

懸念点としては、暗号資産そのものの安定性が挙げられます。

また、コインベースの主な収益は暗号通貨を取引する際に生じる手数料です。

今後暗号通貨のボラティリティが低下すれば、収益が大きく落ち込むリスクが出てきます。

ビットコインが大きく下落し、ボラティリティが減少した2019年には、コインベースは約3,000万ドルの損失を出しています。

過度な流動性を求めるのか、安定を取るのかでこれからのコインベースの株式としての魅力は変化していくものと考えます。

暗号資産は成長し、市民権を得て行く分野だとは思いますが、これによって、競合他社が現れる可能性も示唆されています。

コインベースは手数料で利益を得ていますので、今後コインベースよりも手数料が安く、使いやすい取引所などが台頭してきた場合は注意が必要になります。

このような取引所としてのビジネスは多くの資金を得られるため、大企業等(証券会社等)が暗号資産ビジネスに踏み込んで来た場合は要注意となります。

直近で注意すべき点としては、バイデン氏が仮想通貨のトレーディングに80%のキャピタルゲイン税を課す事を検討していると発表がありました。

まだ決定しているわけではありませんが、実現したとするならば、仮想通貨を取引する人口は確実に減少しますので、コインベースとしては大きな損失になることは間違いないでしょう。

結論として

最後に結論ですが、コインベースの価値は今後上昇する可能性は高いと言えるでしょう。

現状では大きく上値から下落してしまいましたが、これは上場後の関係者の売り抜けでは無いかと考えます。

現状では価値が低いと言われている暗号通貨ですが、実際のところは着々とその価値は上昇しています。

最近ではテスラ社のイーロン・マスク氏等がビットコインに言及し、テスラ社の自動車をビットコインで購入することができるようにする等と言われています。

ただ、問題としては上記に書いた通り障壁が多く残っていることです。

これらを加味して現状は下落をしていても、数年、数十年のスパンを鑑みて、技術的な特異点が未来に待っているのであれば、コインベースの将来は明るいものと考えています。

上場直後で決算などは見えて来ませんが、期待は持てると予想します。

現状、暗号通貨関連の銘柄をポートフォリオに組み込む場合、コインベースを購入する他ないと考えています。

今後の未来を確実に変えるであろう技術として十分に魅力的な銘柄だと判断しています。

そのため、新時代のポートフォリオ設計をするのであれば、ぜひ組み入れたい銘柄となっています。

注目度も高く、今後の人気に答えてくれるような動きをする可能性は十二分に秘めている銘柄ですので、この機会にポートフォリオへの組み入れを検討してみてはいかがでしょうか。

暗号通貨と同じような大きな値動きをする銘柄となっていますので、ボラティリティが落ち着いた頃が購入の検討に適した時期と言えるでしょう。

今のところは競合他社が存在していないため、すぐに買い始める必要性は無いと思っています。

参考元:

参考チャート(tradingview)

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