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【米国株動向】ディズニーとAMC:より良い投資先はどちらか?

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021412日投稿記事より

2019年は、ウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)が公開した映画のうち6作品が米国興行収入上位に入りました。

一方、映画館チェーン最大手のAMCエンターテインメント・ホールディングス(NYSE:AMC)は、オンライン映画配信サービスという困難に直面していました。

その年、ディズニーがスター・ウォーズとアベンジャーズ・サガの最新作を劇場公開したにもかかわらず、米国の映画館興行収入は5%近く減少しました。

こうした両社の状況は昨年起きたパンデミックによってさらに悪化するところでしたが、今年に入ると、ディズニーの株価は3月に過去最高値を記録し、AMCの株価は同1月に2年以上ぶりの高値を付けました。

では、次に注目を集める株式はどちらでしょうか。

映画の世界では切っても切れない関係にあると見られた両社が、ニューノーマルの中で生き残るために現在どのような取り組みを行っているのかを見てみましょう。

両社ともに新たな道を進み始めた

パンデミックはディズニーの映画配給モデルと劇場公開スケジュールを大きく変えることになりましたが、同社は動画ストリーミングサービスのディズニー・プラスの成長に重点的に取り組みました。

この戦略は成功し、2019年後半に立ち上げたディズニー・プラスの加入者数は既に世界で1億人を超えています。

加入者は今年の月額料金の値上げを気にする気配を見せておらず、「ラーヤと龍の王国」など、30ドルの追加料金を必要とする映画の視聴に積極的な加入者も少なくありません。

AMCは映画館の99%を再開させ、これまで通りの営業へと戻ろうとしていますが、大手制作会社の多くは2019年のような劇場公開モデルへの復活を望んでいるわけではありません。

ディズニーは、今後も新作映画を劇場公開と同時に動画ストリーミングサービスで公開し続けると発表しました。

投資家はディズニーのこの判断に理解を示しており、直近3四半期の売上高が前年同期比2桁台で減少したにも変わらず、株価は2020年に大幅に上昇しました。

AMCは2020年にディズニーほどの幸運に恵まれませんでしたが、昨年71%下落した株価は今年、年初来で4倍超に上昇しています(本稿執筆時点)。

AMCは、大作映画の公開延期期間中に映画館の貸切プランを開始したり、指定席の予約システムや食べ物などのオンライン注文を強化したりするなど、メディア消費のパラダイムシフトとパンデミックを最大限に活用しようと試みています。

4月は米国内で「ゴジラ対コング」の劇場公開が成功し、米国外でも大作の劇場公開での観客動員数は増加しています。

こうした良い兆候は、メディア企業による劇場公開再開を後押しするはずです。

勝者はディズニー

映画館を絶滅危惧種と見なすのは簡単ですが、AMCが戦わずに敗退することはありません。

同社は今後も続く厳しい環境に適応するために賢明な施策を実行しています。

しかし、より良い投資先という点では、ディズニーが優位に立つことは明らかです。

株価が先行しているとの主張は確かにその通りですが、ディズニー・プラスの加入者数は好調です。

ディズニー・プラスの黒字化は2024年以降になると見込まれるものの、最も重要なのはコンテンツです。

ディズニーの事業構成と輝かしい実績に鑑みて、同社が紛れもない勝者です。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Rick Munarrizは、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。
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