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【米国株動向】キャシー・ウッドが最近購入した有望ハイグロース株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021415日投稿記事より

アーク・インベストメント・マネジメントの創業者でCEOのキャシー・ウッド氏は、同社の5本の上場投資信託(ETF)が絶好調なことで去年から大きな脚光を浴びています。

この1年間のリターンは各ETFとも100%を超えており、その実績を踏まえると同氏が購入した銘柄を知る価値は十分にありそうです。

以下で紹介するのはウッド氏が最近購入した3銘柄で、いずれも業界をリードし、長期的な追い風に恵まれ、ターゲット市場の規模は大きくなおかつ拡大しています。

オクタ:最先端のID管理サービス

アーク・ネクストジェネレーション・インターネットETF(NYSEMKT:ARKW)は、クラウドコンピューティングやビッグデータなどのトレンドに乗ったハイテク企業に重点投資しています。

そういった企業を妨害するのがハッキングや不正アクセスですが、オクタ(NASDAQ:OKTA)はこれを防止するソリューションを提供しています。

同社はクラウドベースのID管理・認証サービスでトップを走るハイテク企業です。

顧客企業のネットワークに直接入り込まず、アマゾン・ウェブ・サービス、ズーム、マイクロソフト・オフィス365をはじめとするよく使われている企業向けソフトウェア6,500本以上に統合されています。

調査会社ガートナーによると、このニッチのリーダーとして7年にわたり君臨し続けています。

フォレスター社も、IDaas(クラウド上IDEA管理)とゼロトラスト(何も信用しない)拡張エコシステムの両ニッチ分野でリーダーであると認めています。

昨年の売上高は43%増え、ユーザー数も44%増えたほか、受注残に相当する残存契約債務(RPO)は49%とさらに高いペースで伸びました。

オースゼロを買収したことでターゲット市場の規模は550億ドルから800億ドルに膨らみました。

昨年の売上高は8億3,500万ドルにすぎず、市場のほんの数パーセントでも獲得できれば株価は今の何倍にもなりそうです。

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ザ・トレード・デスク:クッキーに依存しない広告

オンライン広告サービス大手のザ・トレード・デスク(NASDAQ:TTD)は、アーク・ネクストジェネレーション・インターネットETFの中で保有比率が13番目に大きい銘柄です。

同社は大手広告代理店と競わずにパートナーとして取り込み、それによって大きなエコシステムを築いています。

グーグルの親会社アルファベットがクッキーの段階的廃止を発表し、アップルもプライバシー重視の姿勢を強めたことで、デジタル広告業界には激震が走りました。

しかし独自の地位を築いた同社は、そういった問題の影響をあまり受けません。

まず、広告支出のうちアップルの広告用識別子IDFAに依存するのは約8%のみです。

さらに、クッキーの廃止に長い間準備してきており、個人を特定する情報を含まずユーザーのプライバシーを侵害しない「ユニファイドID」という識別子を自ら開発しました。

インデックス・エクスチェンジ、マグナイト、パブマティックをはじめとする広告テクノロジー大手の大半がユニファイドIDを使用しています。

第4四半期(10-12月期)の売上高は前年同期比48%増と約2年ぶりのペースで伸び、純利益は約3倍になりました。

昨年の売上高は8億3,600万ドルで、規模1兆ドルの巨大なターゲット市場での成長余地は残っています。

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パランティア・テクノロジーズ:ビッグデータの活用を手助け

社会を激変させるテクノロジーを持つ企業に重点投資するアーク・イノベーションETF(NYSEMKT:ARKK)は、ビッグデータ分析大手のパランティア・テクノロジーズ(NYSE:PLTR)を少しずつ買い増しています。

執筆時点で同ETFの保有銘柄トップ25に食い込んでいます。

企業や政府がため込んだデータを収集・統合・解析するために必要なツールの開発には数年、時には数十年を要します。

同社は上場してから1年も経っていませんが、約20年にわたってそうしたツールを築いてきました。

ペイパル(NASDAQ:PYPL)の共同設立者ピーター・ティール氏の革新性から生まれた同社の技術は、防衛関係機関や諜報機関によるテロとの戦いにも長年使われています。

収益性の高い政府機関との仕事で実績を重ねた上で、企業向けにもサービスを展開しています。

同社のソフトウェアは極めて複雑で、インストールには専門エンジニアのチームを必要とし、一度顧客のシステムに入り込むと他社のサービスに置き換えられることはまずありません。

昨年は収益性の高い新規契約を多数獲得し、47%の増収を記録しました。

顧客上位20社に対する年平均売上が34%伸びた一方、年間100万ドル以上を支払う顧客数も32%、500万ドル以上は54%、1,000万ドル以上は50%増えました。

同社によるとターゲット市場の規模は官民合わせて最大1,190億ドルで、昨年の売上高が11億ドルにすぎないことを踏まえると、成長の余地が十分あることは明らかです。

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どのバラにもトゲがある

ウッド氏が選好する銘柄というだけで魅力的に見えますが、決してリスクがないわけではありません。

従来型のバリュエーション指標ではいずれも割安ではなく、たとえば株価売上高倍率は1~2倍が望ましいとされているのに対し、ザ・トレード・デスクが41倍、オクタが37倍、パランティアでも25倍です(いずれも執筆時点)。

いずれも株価は急上昇し、ザ・トレード・デスクとオクタはこの1年でそれぞれ230%と90%、パランティアも9月30日の上場から145%伸びました(いずれも執筆時点)。

リスクとボラティリティを許容できる投資家にとっては、注目の銘柄と言えるでしょう。

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米国の株式市場は最高値を更新している一方で、バブルを警戒する見方もあります。そこで、より堅実な投資先として、緩やかながらも成長し続け、持続的に増配する銘柄を検討してみてもよいでしょう。このレポートでは、堅実な成長が見込める5つの高配当株をご紹介します。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Danny Venaは、アルファベット(A株)、アマゾン株、マイクロソフト株、アップル株、マイクロソフト株、マグナイト株、ペイパル・ホールディングス株、トレードデスク株、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株、オクタ株を保有しています。Danny Venaは、ペイパル・ホールディングス株のオプションを保有しています(2021年1月の85ドルのロング・コール)。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、アマゾン株、マイクロソフト株、アップル株、マイクロソフト株、マグナイト株、ペイパル・ホールディングス株、トレードデスク株、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ株、オクタ株、パランティア・テクノロジーズ株、セールスフォース株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アマゾン株の2022年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、アップル株の2023年3月120ドルのロング・コール、アップル株の2023年3月130ドルのショート・コール)。

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