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観光・エンターテイメント逆張り銘柄3選。ヒルトン、マリオット、デイブ&バスターズ

出典:ハイアット・ホテルズ

COVID-19の影響で人の行き来が難しくなり、観光業やオフラインのエンターテイメント産業が大打撃を受けました。

日本でも大手旅行代理店が赤字に転落したり、日本の宿泊業の倒産が増えたりするなど、観光業やエンターテイメントの産業では景気の悪いニュースが目立ちます。

しかし世界を代表するグローバル企業のホテルチェーンや、エンターテイメント企業の株価が直近で意外な伸びを見せています。

よく上がった銘柄はよく下がりますが、よく下げた銘柄はよく上がるものです。

観光・エンターテイメントで逆張り投資家に注目の現在伸びている3銘柄をご紹介します。

ヒルトン

ヒルトン(NYSE:HLT)は、119の国と地域に6,400以上の施設と100万以上の客室を擁する18のワールドクラスのブランドのポートフォリオを持つ、世界有数のホスピタリティ企業です。

旅行好きの方ならご存知の方も多いのではないでしょうか。

ヒルトンは世界中に展開しており、日本でも存在感があります。

ヒルトンの強みは世界的な規模のネットワークはもちろんですが、ヒルトン・オナーズを通じた1億800万人以上の会員を持つ大規模なロイヤリティプログラムも見逃せません。

ヒルトンは年会費無料の会員プログラムを用意しており、優先チェックインや割引、アメニティなど様々な特典を用意しており、エクスペディアやagodaなどを経由して予約するよりも、直接予約する方がお得に泊まれます。

そして直接旅行者と取引することで、高い利益率の確保と顧客の囲いこみの仕組みをとっています。

またヒルトンは直営ホテルとフランチャイズのホテルがあり、フランチャイズで運営している分、所有権や関連管理費の負担が軽く身軽に動けるところもポイントです。

ヒルトンはCOVID-19の状況を巧みに切り抜けているところも評価されています。

【米国株動向】ヒルトン・ワールドワイドは従業員の4分の1近くを解雇

従業員の4分の1近くを解雇するなど、メリハリのついた営業の停止と営業を続けることでコスト構造の無駄を省いています。

アフターコロナではコストが軽くなっている分、利益率向上やキャッシュフロー改善が期待されます。

マリオット

マリオット・インターナショナル(NASDAQ:MAR)は世界各地にブランドホテル・宿泊施設の運営を手がける世界最大のホテルチェーンです。

マリオットはホテルをグレードごとにラグジュアリー、プレミアム、セレクトと3つに分けて異なる宿泊単価帯で収益をあげる経営をしています。

ブランドも多く「リッツカールトン」「JWマリオット」のようなラグジュアリーホテルから、「Wホテルズ」のようなカジュアルなテイストを強く押し出しているホテルも用意しています。

マリオットもヒルトンと同様に「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」という会員制のプログラムを採用しています。

マリオット系のホテルに泊まると、マリオットのポイントがたまるようになっています。

また、マリオット系のホテルの多くはフランチャイズであることから、身軽に動ける経営体制をとっています。

これもヒルトンの経営との共通点です。

ヒルトンとマリオットのホテル経営には顧客の買いこみ、フランチャイズ制度によるもたない経営による身軽さが共通しています。

メリハリのある経営、もたない経営でCOVID-19の難局を乗り切り、アフターコロナの反動で業績も回復するのではと期待されています。

デイブ・アンド・バスターズ・エンターテイメント

デイブ・アンド・バスターズ・エンターテイメント(NASDAQ:PLAY)は食事、飲み、ゲーム、遊びなどを一箇所で楽しめるアミューズメント施設を北米エリア中心に多数運営しています。

バー・レストラン・ゲームセンターが合体しているような施設です。

利益率の高いアルコールを提供しているため、1店舗あたりの売上の高いビジネスモデルです。(具体的にはハードロックカフェに出てきそうなメニューが多め)

ただしビジネスモデルの都合上、密を避けられないため、コロナウイルス感染拡大の影響で大きく株価を下げてしまった銘柄です。

2018年から2020年までの決算では右肩あがりで順調に売上を伸ばしていましたが、2021年に売上が半分以下にまで落ちこみました。

しかし、アフターコロナで客足が戻れば、反動で大きく株価も伸びるのではないかと期待されている銘柄です。

ホテル関係は出張がリモートでのコミュニケーションで済むようになり、ビジネス客が減ってしまう懸念がありますが、純粋にエンターテイメントに特化したデイブ・アンド・バスターズはビジネス客にほとんど依存しないビジネスモデルです。

よく上がった銘柄ほど下がり、よく下がった銘柄ほど上がる

成長株はよく上がった銘柄ほどよく下がります。

例えば、ITバブル、新興国バブルではよく上昇した銘柄ほど反動でよく下げました。

一方、コロナで大きく下げた銘柄を振り返ってみると、よく下げた分だけよく上がるという現象もありました。

デイブ・アンド・バスターズ・エンターテイメントは底値から1年で12USD前後の株価が40USD台にまで反発しています。

リターン・リバーサル(いわゆる逆張り)がうまく機能した銘柄も散見されました。

観光やエンターテイメント産業は大きな試練を迎えましたが、厳しい状況に耐え抜いた銘柄がアフターコロナで再び活気づく兆候があります。

コロナのワクチンが一般に普及するまで時間はかかりそうなため、ホテル関連の本格的な業績回復はもうしばらく待たなければいけないかもしれません。

しかし、下げているとき、保合いのときこそ長期投資をするにふさわしい銘柄をじっくり選べる期間でもあります。

長く保有できそうな銘柄を観光やエンターテイメントのセクターから探してみても良いのではないでしょうか。

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新型コロナウイルスの感染再拡大で未だ予断を許さない状況ですが、ワクチン開発で大きな進展が示されるなど、厳しい状況の中にも明るい兆しも見えてきています。2021年にかけて成長ストーリーを持っている5銘柄を紹介します。

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免責事項と開示事項 記事の作者、田守正彦は、記事内で言及されている銘柄を保有してはいません。記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資アドバイスではありません。

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