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【米国株動向】株価下落で注目のキャシー・ウッド保有株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202148日投稿記事より

キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントの上場投資信託(EFT)5本が、大幅に下落しています。

同氏にとっては大きな痛手ですが、一般投資家にとっては著名投資家が選好する有望な銘柄を安値で買うビッグチャンスと言えるかもしれません。

そこで同氏が運用するETFに組み込まれている銘柄から、株価を大きく下げた優良株3銘柄を紹介します(株価等は執筆時点)。

シー・リミテッド

シンガポールのハイテク・eコマース大手シー・リミテッド(NYSE:SE)は、アーク・フィンテック・イノベーションETFに占める割合が5番目に大きく、アーク・ネクスト・ジェネレーション・インターネットETFでは10番目に大きい銘柄です。

株価は2月の最高値から12%下落しました。

3月初めに第4四半期(10-12月期)が大きな赤字となったことを発表しましたが、最大の株安要因はグロース株からバリュー株へのローテーションであり、事業自体は好調です。

デジタル娯楽部門は、中南米と東南アジアでのモバイルゲーム「フリー・ファイヤー」の大ヒットが収益源となっており、デジタルファイナンスとeコマースの両部門の赤字をカバーしています。

長期的な見通しは3部門とも極めて良好で、eコマースサイトの「ショッピー」は東南アジア、中でもインドネシア、そして台湾でマーケットリーダーとして売上を大きく伸ばしていく見込みです。

モバイルウォレットの「シーマネー」も勢いを増しており、3部門が揃って上向いて利益が改善すれば、株価は急反発するかもしれません。

スクエア

デジタル決済大手のスクエア(NYSE:SQ)は、アーク・フィンテック・イノベーションETFで最大、アーク・イノベーションETFとアーク・ネクスト・ジェネレーション・インターネットETFで2番目に大きな割合の銘柄です。

株価は2月の最高値から11%下落しており、シー・リミテッドと同様、株安の主因はマーケットローテーションです。

昨年はコロナ禍の影響を受けたものの、第4四半期(10-12月期)には改善の兆しを見せており、今年は今後ワクチン接種が進むにつれて業績を伸ばしていきそうです。

デジタルウォレット「キャッシュ・アップ」は著しい成長を続けており、第4四半期の粗利益は前年同期から162%増加しました。

デビットカード「キャッシュ・カード」などの関連商品・サービスの利用が進めば、成長はさらに加速するはずです。

3月にスクエア・ファイナンシャル・サービシズが銀行業務を開始し、企業向け金融サービスのバリエーションが広がりました。

金融サービス業界に革新をもたらすという挑戦はまだ始まったばかりで、株価の伸びしろは大きく残されていると言えそうです。

テラドック・ヘルス

遠隔医療大手のテラドック・ヘルス(NYSE:TDOC)は、アーク・イノベーションETFで3番目、アーク・ネクスト・ジェネレーション・インターネットETFで4番目、そしてアーク・ジェノミック・レボリューションETFで最大の銘柄です。

株価は2月の最高値から約40%も下落しました。

機関投資家のグロース株離れのほか、第4四半期(10-12月期)決算発表時に2021年の売上成長の減速見通しを示したことが株安の要因です。

追い討ちをかけるように、アマゾンが遠隔医療サービス事業に今夏参入するという計画を発表しました。

しかし、同社の長期見通しは非常に明るいと言えます。

遠隔医療サービス市場はまだ初期段階にあり、コンサルティング会社のマッキンゼーによると市場規模は米国だけでも年間2,500億ドルに膨らむ可能性を秘めています。

世界市場の規模はさらに大きく、複数の勝者が生まれる余地は十分にあります。

先行した同社は有利な立場を築き(フォーチュン誌500企業の4割以上が顧客)、製品・サービスのラインナップでも競争上優位に立っています。

コロナ禍による特需があった2020年に比べれば、今年は売上の伸びが減速するのはやむを得ませんが、長期的には力強い成長を安定して続けていきそうです。

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コロナ禍で消費者が一斉にレストランや航空機の利用を敬遠した一方、在宅需要という大きな恩恵を享受し、新産業として伸びた分野もあります。過去1年で既に株価は大幅に上昇してしまいましたが、在宅関連銘柄としても、長期的な成長株としても注目できる3銘柄を取り上げます。

在宅需要で新たな産業が勃興する中、注目のコンスーマー関連3銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Keith Speightsは、アマゾン株、スクエア株、テラドック ・ヘルス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、スクエア株、テラドック ・ヘルス株、シー・リミテッド株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。
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