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【米国株動向】ドージコインよりも注目のハイテク株3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202141日投稿記事より

ドージコイン(CRYPTO:DOGE)はそれほど有名な暗号通貨ではなく、3年前の暗号通貨バブルの時に価格が一時的に上昇した後は勢いを失っていましたが、今年に入って価格が突如跳ね上がり、年初来で約850%上昇しています(執筆時点)。

きっかけは、インターネット交流サイト「レディット」上でドージコインが「次のビットコイン(CRYPTO:BTC)」と呼ばれたことで、その後、イーロン・マスク氏、スヌープ・ドッグ氏、ジーン・シモンズ氏といった著名人が話題にしたことでさらに火が付き、価格は最高値を更新しました。

しかし、ドージコインがビットコインのように広く認められることを示唆する確証はほとんどなく、投資対象として考えるには無謀過ぎます。

それよりも、暗号通貨と関係のあるハイテク株をチェックする方がよほど賢明でしょう。

スクエア

スクエア(NYSE:SQ)はオンライン決済サービス企業ですが、同社のサービスを通じて、暗号通貨を直接購入したり、割高な上場投資信託(ETF)に投資したりせずに、ビットコインのエクスポージャーを簡単に得ることができます。

スクエアは二つの理由でビットコインを保有しています。一つにはバランスシート上で投資項目としてで、2020年末時点の現金および現金同等物31億6,000万ドルのうち約5%をビットコインが占めました。

同社はその他に、決済アプリ「キャッシュアップ」のユーザーがビットコインを売買できるようにしています。

同社によれば、キャッシュアップのアクティブユーザー3,600万人のうち300万人超が2020年にビットコインを取引し、また今年1月には100万人超のユーザーが初めてビットコインを購入しました。

キャッシュアップ上のビットコイン売上は2020年に前年比785%増の45億7,000万ドルとなり、スクエアの売上高の48%を占めました。

2020年の同社の総売上高は前年実績の2倍を上回る95億ドルで、ビットコインの成長がコロナ禍での増収に大きく寄与しました。

ビットコインは利益率が低いために2020年は利益率が低下しましたが、コロナ禍が収束すれば利益率の高い決済サービスが回復し、利益も再び安定する見通しです。

アナリストはスクエアの2021年について、45%の増収・増益を予想しています。

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エヌビディア

半導体企業エヌビディア(NASDAQ:NVDA)の高性能のGPU(画像処理半導体)は、以前の暗号通貨バブルの際には多くの暗号通貨のマイニング(暗号通貨取引において取引データを承認する作業)で使用されていました。

しかし、同社にとってこれは両刃の剣でした。

マイニング業者の買い占めでエヌビディアのGPU売上は一時的に増加しましたが、結果として本来コア市場とされていたPCゲーム市場でGPUが不足し、GPUの市場価格が高騰しました。

その後、暗号通貨バブルが崩壊すると、マイニング業者から大量の中古GPUが市場に放出され、価格は下落し、さらにエヌビディアの新品GPUと競合するという事態に陥りました。

同様の事態を避けるため、エヌビディアはゲーム用GPUであるRTXの最新製品のハッシュレート(マイニングにおけるGPUの処理速度)を半減させ、一方でマイニング処理用製品としてCMPシリーズを新たに発売しました。

こうしたバランスの取れたアプローチにより、同社はコアとするゲーム事業での成長と、暗号通貨マイニング市場の成長の双方から恩恵を受けるとみられます。

アナリストは今年2021年についてはゲームやデータセンター用が牽引し、マイニング用が成長を補足するという形で、33%増収、34%増益を予想しています。

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レモネード

レモネード(NYSE:LMND)は、人工知能(AI)やチャットボットを活用したオンライン保険会社であり、暗号通貨と直接的な関係はありません。

しかし、自動化された同社のシステムは、暗号通貨の取引を支える同様の台帳技術であるブロックチェーンによって機能しています。

レモネードのAIアルゴリズムと、ブロックチェーンに保管された同社の「スマート契約」により、同社が謳う90秒以内に加入、3分以内に保険金支払い手続き完了というビジネスが可能になっているのです。

同社は自社のプラットフォームについて「21世紀型保険」と称し、若者を中心に契約者を伸ばしており、新規契約者の平均年齢は30歳前後です。

住宅保険、賃借者向け保険、生命保険、ペット保険などを取り扱い、契約者数は2018年末時点の30万8,835人から2020年末は100万人を上回るまで増加しています。

2021年の既経過保険料(全保険期間のうち経過した期間に対応して計上される保険料収入)は前年比で70%以上の増加が予想されます。

利益は生み出していませんが、赤字幅は徐々に縮小しています。

2021年予想株価売上高倍率(PSR)は約50倍でかなり割高ですが、暗号通貨と同じテクノロジーを活用し、創造的破壊企業となる可能性を秘めています。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Leo Sunは、スクエア株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ビットコイン、レモネード株、エヌビディア株、スクエア株を保有し、推奨しています。
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