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【米国株動向】成長余地が大きいアピアンとショッピファイ、どちらが有望か

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202141日投稿記事より

ソフトウェアのアピアン(NASDAQ:APPN)とクラウドでオンライン・ショップ用のプラットフォームを提供するショッピファイ(NYSE:SHOP)は、どちらもデジタル化が進む世界で顧客の競争を支援しています。

過去12カ月間に両社の株価は大幅に上昇しましたが、デジタル・トランスフォーメーション(DX)は、まだ始まったばかりです。

調査会社IDCによれば、2020~2023年の間に、企業によるDX投資は6兆8,000億ドルに上ると予想されます。

両社にとっては強力な追い風ですが、どちらに投資するべきでしょうか。

アピアン:アプリケーション作成を簡略化

アピアンは、顧客の迅速なアプリケーション開発とコスト効率改善を可能にする、ローコード・オートメーション・プラットフォームを提供しています。

ローコード技術を利用すると、プログラミングのためにコードを手入力する必要はなく、マウスのドラッグ・ドロップ操作によって、高度なソフトウェア技術がなくとも誰でも訴求力のある企業向けソリューションを作成できるのです。

マイクロソフトなどの大企業との競争においても、アピアンには幾つも優位性があります。

例えばアピアンはアプリケーションのローコード開発を専業としていますが、マイクロソフトのパワー・プラットフォーム事業は巨大なソフトウェア部門のごく一部にすぎません。

そのため、より顧客の要求に応じた商品開発が可能になり、調査会社ガートナーの顧客満足度調査において、同社は全ての競争相手を上回っています。

同様にアピアンのプラットフォームを使うことによって、顧客は他社製品よりも迅速にアプリケーションを作成できます。

つまり、「アピアン・ギャランティー」として顧客は料金15万ドルで最初のアプリケーションを8週間以内で展開できるほか、2週間という短期間で誰でもアピアンのデベロッパーになれる技術トレーニングを提供しています。

成果は上がっており、実際に世界の医薬品大手10社やフォーチュン500の保険会社も、そのスピードに注目して同社を選んでいます。

今後も様々なソフトウェア市場でのローコード開発や、ロボットやAIによるプロセスの自動化など大きな成長機会があります。

経営陣によれば、同社にとっての市場規模は2020年に370億ドルに達し、今後も拡大するはずです。

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ショッピファイ:起業家を支援

ショッピファイは、誰でもオンライン店舗を開設できるソフトウェアを、サブスクリプション(一定期間内の定額サービス)で提供しています。

同社のプラットフォームは販売業者の決済、在庫、商品発送、輸送、マーケティングの管理を支援します。

販売業者は、同社のアプリケーションを使ってサイトをアレンジすることも、専門のショッピファイ・エキスパートにすべてを依頼して一からカスタマイズすることも可能です。

昨年ショッピファイは、購入者をつなぎ止めリピート購入を促すアプリのShopを投入し、決済サービスのShop Payによる決済所要時間の短縮、パーソナライズしたおすすめ商品の紹介、後払いなどのオプションを提供しています。

また同社は画像共有サイトのピンタレスト、ビデオアプリのTikTok、小売り大手のウォルマートと提携し、販売業者の顧客拡大を支援しています。

例えば11月のブラック・フライデーから翌週月曜日のセール期間中にショッピファイ販売者の売上高は51億ドルを超え、アマゾンの独立系販売業者の売上高48億ドルを上回りました。

実に4,400万人の消費者が、ショッピファイが支援する販売業者で購入したことになり、2019年に比べ50%増加しています。

ショッピファイの収入源は、ソフトウェアのサブスクリプション料金と、決済処理などソリューションの追加料金です。

近年は販売も決済もデジタル化が進んだことから、同社は急成長しました。

直近の報告によれば18~34歳の人口の67%が、新型コロナウィルスの感染拡大以降にオンライン・ショッピングの利用頻度を増やしています。

eコマースの利便性を考えると、実店舗が再開してもオンライン・ショッピングへの移行が続く可能性が高く、今後も同社の事業拡大を支えるでしょう。

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結論

投資家は、両社の株価が割高であることに注意する必要があります。

株価売上高倍率(PSR)はショッピファイが43倍、アピアンは29倍です(執筆時点)。

1社を選ぶとすれば、顧客数や売上高の伸び、潤沢な手元流動性、巨大なグローバルeコマースの市場規模などを考えると、ショッピファイに軍配が上がりそうです。

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