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【米国株動向】現在注目したいインフラ関連銘柄3選

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021329日投稿記事より

政治や法律など、経営陣がコントロールできないものを基準として投資テーマを決めるのは良い計画とは言えません。新

たに発表されたインフラ計画が議会に受け入れられるかは誰にも分かりません。

しかし、計画が実現された場合に恩恵を受ける企業がどれかは予想できます。

インフラ政策という追加要因がなくても成功している企業を探し当てれば、市場を上回るリターンを得ることができます。

好調なインフラ・セクターにあって多様な事業を運営していて現在注目したいのは、公益事業持株会社ネクステラ・エナジー(NYSE:NEE)、鉄鋼メーカーのニューコア(NYSE:NUE)、EV(電気自動車)充電所を運営するチャージポイント(NYSE:CHPT)の3銘柄です。

これら3企業は、バイデン大統領の新インフラ計画の実現頼みというわけではありません。

しかしこの計画が実現されれば、さらなる恩恵を受けると考えられます。

ネクステラ・エナジー:再生可能エネルギーのモメンタム

ネクステラ・エナジーは、単なる再生可能エネルギー会社ではなく、公益事業会社であることが投資家にとっては魅力です。

傘下にフロリダ州の電力会社フロリダ・パワー・アンド・ライトや同じくフロリダ州のガルフ・パワーを抱える同社は、全米屈指の電気公益会社です。

さらに、太陽光や風力発電で世界をリードする企業も傘下に抱えています。

同銘柄はインカムとグロース両方の性質を持ち合わせています。

2020年の利益成長は前年比10.5%で、同社は2023年までの予想利益成長を年率6%〜8%と見込んでいます。

さらに2020年をベースに2022年まで、年間配当額を約10%引き上げるとしています。

企業や消費者は、再生可能エネルギーやクリーンエネルギーへシフトしており、再生可能エネルギーに関するインフラが引き続き成長することは必至です。

今後も交通の電動化が進めば、同社はバッテリー充電の需要拡大からも恩恵を受けるでしょう。

ネクステラは、現在注目すべきエネルギー・インフラ銘柄です。

【米国株動向】ブルックフィールド・インフラストラクチャとネクステラ・エナジー、より注目すべきインフラ銘柄は?

ニューコア:様々なセグメントと関連

米大手鉄鋼メーカーであるニューコアも、インフラから恩恵を受ける企業で、現在事業は好調です。

2月に行われた臨時の事業アップデートでは、レオン・トパリアン最高経営責任者(CEO)は「我々の市場には、ポジティブな経済トレンドと旺盛な需要が見られる」と述べています。

3月半ばには、第1四半期の利益が2008年に記録した最高益を超える見込みであることを発表し、さらに「第2四半期の利益も過去最高となるだろう」としています。

自動車の繰延需要、引き続き堅調な住宅や電化製品の需要、さらにデータセンター建設や拡大を続ける再生可能エネルギーなどが、引き続き同社に好ましい環境となっています。

そのような中で同社は先日、拡大する太陽光発電市場に近いケンタッキー州に工場を新設し、鋼管部門を拡大することを発表しています。

ニューコアは単に再生可能エネルギー向けに製品を販売しているだけではなく、自社事業の稼働にクリーン・エネルギーの利用を増やしています。

さらにニューコア製のプレートや薄板、管類、構造用鋼管、さらには金属建築物製品やコンクリート補強用の鉄筋といった製品は、幅広いインフラ・プロジェクトに使われています。

【米国株動向】現時点で極めて割安な3銘柄

チャージポイント:交通の電動化

チャージポイントは、レベル2のEV充電ステーション・ネットワークにおける全米屈指の企業で、マーケットシェアは70%を超えています。

上場後初の四半期決算報告書では、EVの利用がさらに広がるにつれて同社も急成長する見込みだと書いています。

パット・ロメオ最高経営責任者(CEO)は、同社の事業見通しが“電化シフトを加速させる北米と欧州の政策トレンドに追い風を受けている”としています。

一方消費者や自動車会社、各国の地方自治体は、政策主導でEV利用が進むのを待ってはいません。

充電インフラの整備はEVセクターの成長には追いついておらず、同社には大きな事業機会がある状態です。

EV充電関連銘柄は、どんな投資家にも向いているとは言えないかもしれません。

EVはまだ始まったばかりの産業であり、インフラの整備には10年以上かかると思われるからです。

投資家の興味がアグレッシブな成長株から割安銘柄へと移っていることで、チャージポイントの株価は3月初めからほぼ25%下落しています(本稿執筆時点)。

同社が高成長を続けている間は、さらに変動が激しくなる可能性もありますが、適切な割合で加えるのであれば、さまざまなポートフォリオに組み入れることが可能です。

4月第1週目に動意づいた米国株

インフラ計画の実行に拘らず成長軌道にある

紹介した銘柄はどれも、分散された事業を行う成長企業です。

バイデン大統領のインフラ計画に議会の支持が得られるかどうかに拘らず、これらの企業は再生可能エネルギーの成長に恩恵を受ける位置にいます。

加えて、景気は回復を続けており、鉄鋼セクターやエネルギー、EVの売上は成長しています。

これらは現在注目すべき3銘柄です。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Howard Smithは、チャージポイント・ホールディングス株、ネクステラ・エナジー株、ニューコア株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ネクステラ・エナジー株を保有し、推奨しています。
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