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配当株投資を成功させるための3つのヒント

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、202141日投稿記事より

退職者やインカム投資家にとって、しっかりとした配当株投資戦略を立てることは非常に重要です。

一口に配当株といっても、事業の成長や増配実績は銘柄によって異なるからです。

また、大きな落とし穴を回避することにより失敗からポートフォリオを守り、投資した後も賢明な意思決定を行って長期的に利回りを改善することも重要です。

以下、配当株投資を成功させるための3つのヒントを説明します。

配当利回りは高い方が良いと思い込んではいけない

配当利回りがひときわ高い銘柄を見つけたとしても、それが幻であることは少なくありません。

ある銘柄の配当利回りが高いのは、市場が何らかの理由でそれを許容してきたためであり、多くの投資家が今後は減配に転じると予想していたとしても不思議ではないからです。

例えば、ある企業の業績が低迷し始め、予想キャッシュフローがそれまでの配当水準を維持するのに不十分だったとします。

その企業は特別配当を実施するかもしれませんが、1度限りの配当となるでしょう。

こうした問題に対処するには、過去の配当利回りだけでなく、予想配当利回りを確認するようにしてください。これにより、既に実施されている配当の削減や停止を織り込むことができるはずです。

また、配当性向をみれば、営業利益のうちどれだけの割合が株主に還元されるのかを確認できます。

企業の配当性向が持続可能であるかどうかを判断するには、経営陣が提供するガイダンスおよび将来見通しに関するコメントも有用です。

財務報告、プレスリリース、四半期決算説明会で発表されるガイダンスやコメントには今後の事業に関する重要な洞察が含まれています。

アナリストによる業績予想の平均値であるコンセンサス予想は、今後のキャッシュフローの手がかりとなります。

高水準の配当利回りは、配当性向の上昇や利益見通しの不透明さを伴うことがしばしばあります。

コンセンサス予想を確認することで、そうした事態をあらかじめ予想することができます。

配当の安定性を重視する

安定性は配当株の最も重要な特性の1つです。高成長企業は通常、株主還元をしない代わりに、新規顧客の獲得と売上高の成長を促すためにキャッシュを使用します。

逆に、大企業や成熟した企業は通常、成長ペースはより遅いものの、業績の予測可能性は高く、利益を配当の形で定期的に分配します。

それが、安定性が配当投資家にとって最も重要な考慮事項の1つである理由です。

ポートフォリオは、利益率が持続可能で、健全なバランスシートと競争上の優位性を備えた質の高い銘柄で構成してください。

競合他社によって市場シェアを奪われるのを防ぐ優位性(モート=堀)を備えた銘柄を選ぶことも重要です。

こうしたモートには、他社製品に乗り換える時のコストの高さ、製品交換サイクルの長さ、ネットワーク効果、知的財産、技術的リード、非常に強力なブランドなどがあります。

多くの配当貴族は幅広いモートを持っており、それが数十年にわたって毎年増配を可能にした主な要因です。

財務の健全性とキャッシュフロー効率にも注意を払うべきです。

多額の負債を抱える企業は、キャッシュフローが枯渇する困難な経済的状況にさらされると、定期的な返済を継続できなくなる可能性があります。

カバレッジ・レシオ(金融費用に対する事業利益の比率)やクイック・レシオ(流動負債に対する当座資産の比率)などの指標を使用すると、過剰債務に関連するリスクを評価できます。

事業が成長しているかどうかが重要

最高の配当株とは、ある程度のペースで成長する銘柄であることを忘れないでください。

インフレによるドルの価値の低下を鑑みると、将来の配当は上昇しなければなりません。

退職者のポートフォリオにおいて株式は重要な役割を担います。

一般的に、株価は物価上昇と連動するからです。インフレは、継続的に増配することが配当貴族の条件とされる理由の1つでもあります。

配当投資家にとって、GDP成長率以上のペースで成長する業界のリーダーは素晴らしいインカム投資先となる可能性があります。

また、隣接市場に進出している企業も魅力的な投資先です。

例えば、事業地域の拡大と新たな食品への参入による恩恵を受けているペプシコのような銘柄を検討してはいかがでしょうか。

同社は長年にわたり増配を続けており、しかも過去10年間の株価上昇率は120%を超えています。

こうした事業の成長と増配のバランスは、同社を優れた配当株にしている大きな要因です。

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配当利回りが高く安定した値動きの株は、安定した配当収入をもたらし、株価の乱高下からストレスを受けずに、株を保有し続けることができます。また、多くの米国株は四半期毎に配当を支払うので、リタイヤ層に向いています。

リタイアメント層向けで注目の配当銘柄3選」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Ryan Downieは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。。
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