The Motley Fool

【米国株動向】定年退職者に適した米国3銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020325日投稿記事より

既に退職したか、現役生活が終わりに近づいているならば、保有する株式ポートフォリオを見直すべきです。

高成長を狙う投機的な要素を少し減らし、確実性をやや高めることが望ましいでしょう。

これは単に信頼できる配当銘柄を選択するのがよいと言っているわけではありません。

そのような銘柄をいくつか保有することは大半の投資家にとって有意義でしょうが、退職後の生活は平均で20~30年続くため、ある程度の株式成長、それも確実な成長が必要でしょう。

以下の3銘柄は、成長、配当、安全性をバランスよく提供し、ポートフォリオに組み込むのに適しています。

アルファベット

グーグルの親会社アルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)は、市場から概ねハイテク銘柄として扱われています。

それは理不尽な分類ではなく、同社の事業内容はクラウドコンピューティングプラットフォーム、検索エンジン、そして世界最大の動画サイト(YouTubeです)の運営であることから、テクノロジーに大きく関連しています。

しかし全体的に見れば、同社はデジタル広告から収入を得る消費者向けサービス企業であり、テクノロジーの陳腐化の影響を受けにくい傾向があります。

調査によると、同社のグーグルサイトは世界中のウェブ検索の92%を占めており、同社のオペレーティング・システムは世界中で利用されているモバイル端末の72%にインストールされています。

つまり、人々がスマートフォンを使ってインターネットに接続し続けば、同社はさらに売上げを伸ばし続けるということです。

同社の実績はそれを物語っています。

2006年以来、四半期の業績が前年同期を超えなかったのは2四半期のみで、そのうちの1つは新型コロナウイルスの影響を大きく受けた昨年の第2四半期でした。

営業利益は安定的ではないものの成長はより大きく、2020年には前年から20%増加し、史上最高の412億ドルに達しました。YouTubeはその成長に大きく貢献しています。

2020年のYouTubeの広告収入は前年から30%増の198億ドルとなりました。

アルファベットの広告収入全体に占める割合としては13%に過ぎませんが、伸びは最大です。

アルファベットは配当が期待できる銘柄ではないかもしれませんが、継続的な成長は期待できるでしょう。

【米国株決算】アルファベットの2020年第4四半期及び通年の決算情報と今後の株価の推移

JPモルガン・チェース

JPモルガン・チェース(NYSE:JPM)は評価の高い企業かもしれませんが、銀行業は必ずしも高成長分野ではありません。

2.3%という配当利回り(執筆時点)も特に魅力的というわけではありません。

しかし、この金融株にはそれ以上のものがあります。

まず、同行は典型的な銀行とは異なります。

金利水準の変動に左右される融資や預金などの銀行業務からの収入が、同行の年間収入の半分程度を占めるに過ぎません。

残りの半分は、一般的には金利の変動に連動しない証券引受業務や資産運用業務などから得ています。

一時的な業績不振はあっても、こういった同行の事業ラインは長期的な収入の伸びを牽引しています。

昨年はパンデミックで打撃を受けたものの、2019年の同行の税引き前利益は445億ドルと、2011年(世界がサブプライム住宅ローン危機からようやく脱した時期)の収入268億ドルを66%上回る水準です。

配当も魅力あるポイントです。

上述のとおり、現時点の実績利回りは理想的な水準というわけではありませんが、同行は2011年以来、毎年増配しており、過去5年間は年率16.5%のペースで引き上げています。

同行は不況に強い銘柄ではありませんが、不況時の配当減少に我慢できるのであれば、保有する価値のある銘柄です。

【米国株決算】JPモルガン・チェースの最新決算情報と今後の株価の推移

ベライゾン

ベライゾン・コミュニケーションズ(NYSE:VZ)の大きな魅力は配当です。

現在の配当利回りは4.5%と平均を上回り、JPモルガンほど早いペースではありませんが、2007年以来、増配を続けています(執筆時点)。

過去4四半期の配当は1株あたり2.5ドルで、5年前の水準を11%上回ります。

しかし、配当実績よりも重要なのは、ベライゾンがキャッシュを継続して稼ぎ出し増配が可能な企業へと強化していることです。

ポイントは5Gネットワークの出現です。全ての電話・通信サービス企業は5G市場に乗り出していますが、ベライゾンほど効果的には遂行できていません。

同社は過去に光ファイバーネットワークへ高額な投資を行っており、当時は方向性が間違っているようにみえましたが、5Gの帯域幅とスペクトラム(モバイル端末を基地局へつなぐのに必要な無線周波数)の供給が不足するなか、ベライゾンはデータ負荷の一部を光ファイバーネットワークに移すことが可能です。

つまり、当時の投資は報われ始めており、昨年後半に実施されたモバイルネットワークのパフォーマンス調査では、ベライゾンの5Gネットワークは7つの評価項目すべてで最高の評価を得ました。

消費者と企業が高速の無線通信を必要としている限り、ベライゾンは優れたインフラを通じて、そういった需要に乗じることができます。

【米国株動向】今、ベライゾン株を注目すべきでしょうか?

フリーレポート配信

米国の株式市場は最高値を更新している一方で、バブルを警戒する見方もあります。そこで、より堅実な投資先として、緩やかながらも成長し続け、持続的に増配する銘柄を検討してみてもよいでしょう。このレポートでは、堅実な成長が見込める5つの高配当株をご紹介します。

注目の米国高配当株5銘柄」はこちらからご覧ください。(メールアドレスの登録が必要です)

また、ツイッターやフェイスブックで最新情報を配信しております。

公式ツイッターアカウント公式フェイスブックアカウントをフォローする。

また、公式LINEアカウントの方では、投資初心者向けの情報を発信しています。
友だち追加

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者James Brumleyは、アルファベット(A株)を保有しています。Nicholas Rossolilloは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ベライゾン・コミュニケーションズ株を推奨しています。
最新記事