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ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、チューイー、カヌー、マコーミック、ルルレモンの決算内容

出典:Getty Images

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス

3月31日の米株式市場でドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(NASDAQ:WBA)が4日続伸し、一時は前日比7.2%高の56.77 ドルと過去1年(52週) の高値をつけました。

取引開始前に2021年8月期通期の利益見通しを引き上げたことが大きな要因です。

店頭での新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでおり、収益回復につながるとの期待が買いを集めました。

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは、現在までに800万回以上のワクチン接種の場を提供しており、3月単月でも400 万回に達したといいます。

今後も接種が順調に進むとみられ、来店客の増加が売上高に寄与する可能性なども意識されました。

業績が想定以上に持ち直していることもあり、21年8月期の特別項目を除く1株利益は為替変動を除くベースで前期比「1桁台半ばから後半の伸び」と予想し、従来予想の 「1桁台前半」 から上方修正したこともプラスに大きくはたらきました。

同時に発表した20年12月~21年2月期決算の純利益は前年同期比8%増の10億2,600万ドル。

特別項目を除く1株利益は1.40ドルと市場予想(1.10ドル) を上回りました。

1月に売却を発表した事業を除くベースの売上高は、5%増の327億7,900万ドルです。

ドイツでの合弁事業が好調となるなど、海外部門が33%伸びました。

主力の米国医薬品小売事業は0.4%増。

新型コロナ禍で通院が減る傾向が続き、処方薬販売は減りました。

チューイー

3月31日の米株式市場でペット用品のネット通販を手掛けるチューイー(NYSE:CHWY)が急騰し、一時は前日比 15.5%高の92.85ドルを付けました。

30日夕方に発表した2020年11月~21年1月期決算は市場予想に反して最終黒字に転換しました。

売上高見通しも市場予想以上で、 好感した買いが膨らんだ格好です。

11~1月期の最終損益は2,104万ドルの黒字 (前年同期は6,094万ドルの赤字) と市場予想(4,130万ドルの赤字) に反して黒字に転換しました。

1株損益は 0.05ドルの黒字と市場予想(0.10ドルの赤字) を上回り、売上高は前年同期比51%増の20億4,301万ドルと、市場予想 (19億7,000万ドル) 以上に増えました。

顧客数や顧顔客1人当たりの売上高も伸びました。

あわせて公表した2~4月期の売上高見通しは、 21億1,000万~21億3,000万ドルを見込み、下限でも市場予想 (20億7,000万ドル) を上回ります。

22年1月期通期の売上高見通しは88億5,000万~89億5,000万ドルと、中央値は市場予想 (88億5,000万ドル) 以上でした。

決算を受け、バンク・オブ・アメリカは顧客数の伸びを評価し、サブスクリプション型収入の押し上げによって、22年1月期通期の売上高は見通しをさらに上振れる可能性があると指摘しました。

投資判断は「買い」、目標株価は前日終値を65%上回る133ドルで据え置きました。

カヌー

3月29日夕方の米株式市場の時間外取引で新興電気自動車メーカーのカヌー(NASDAQ:GOEV)が上昇しました。

通常取引を前週末比5.3%安の11.80ドルで終えた後、一時は終値を約2%上回る12ドルちょうど付近まで買われました。

3月29日夕に発表した2020年10~12月期決算で最終損益の赤字幅が大幅に縮小し、好感した買いが入った格好です。

最終損益は1,229万ドルの赤字となり、赤字幅は前年同期(4,266 万ドルの赤字)から縮小しました。

業績に応じ対価の一部を後払いする「アーンアウト」に絡んだ評価益を計上したことが寄与しました。

販売実績はまだなく、売上高はゼロでした。

マコーミック

3月30日の米株式市場で調味料大手のマコーミック(NYSE:MKC)が反発し、一時は前日比6.4%高の95.89ドルを付けました。

取引開始前に発表した2020年12月~21年2月期決算が市場予想を上回る増収増益となり、21年11月期通期の見通しも上方修正しました。

新型コロナウイルス禍で自宅で料理する消費者が増えていることが、引き続き追い風となった格好です。

12~2月期の売上高は、前年同期比22%増の14億8,150万ドルと市場予想(13億8,000万ドル) を上回りました。

全体の売上高の6割強を占める家庭向けが35%増えました。

加工食品やレストランなどの卸売向けは4%増にとどまりました。

純利益は12%増の1億6,180万ドル。

特別項目を除く1 株利益は 0.72ドルと市場予想(0.59ドル) 以上でした。

21年11月期の特別項目を除く1 株利益2.97~3.02ドル、売上高は前期比8~10%増を見込み、従来予想 (2.91~2.96ドル、7~9%増) から引き上げました。

市場予想(2.95ドル、8.1%増)も上回ります。

新型コロナ禍で増えた自宅で料理する習慣が長期的なトレンドになり、低迷していたレストラン向けの需要も徐々に持ち直すとの予想を反映しました。

ルルレモン

3月30日夕の米株式市場の時間外取引で、スポーツ衣料品のルルレモン・アスレティカ(NASDAQ:LULU)が下落しました。

通常取引を前日比0.3%高の317.09ドルで終えた後、時間外取引で314ドル台後半で推移しました。

30日夕に発表した2020年11月~21年1月期決算は、市場予想を上回る増収増益となりましたが、22年1月期通期の1株利益見通しが市場予想に届かず、売りを促した格好です。

11~1月期の売上高は、前年同期比24%増の17億2,955万ドルと市場予想(約16億6,000万ドル) 以上に増えました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、自宅で運動する人が増えたのが追い風となりました。

既存店売上高は21%増で、ネット通販は94%増え、売上高全体に占める割合は52%と前年同期(33%)から拡大しました。

純利益は11%増の3億2,983万ドルで、特別項目を除く1株利益は2.58ドルと市場予想 (2.49ドル)を上回りました。

22年1月期通期の特別項目を除く1株利益見通しは、6.30~6.45ドルと市場予想(6.71ドル)を下回りました。

ただ、売上高見通しは55億5,000万~56億5,000万ドルと市場予想(54億1,100万ドル) を上回りました。

前期に比べ、27%増を見込んでいることになります。

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