【米国株動向】数十年にわたる長期保有に向くバンガードETF3銘柄

モトリーフール米国本社、2021年3月28日投稿記事より
上場投資信託(ETF)への投資は、長期的な資産形成のための最善の方法の1つであり、多くのメリットがあります。
まず第一に、リスクを制限できることです。
ETFには数十から数百の銘柄が含まれるとともに、様々な業種に及んでいることからリスクが分散化されます。
さらに、ETFは維持管理する必要がほとんどなく、投資家がすべきことは継続的に投資を行い、投資したものをできるだけ長く持ち続けることです。
特に長期保有をお勧めしたいのが、以下に紹介する3つのバンガードETFです。
バンガード S&P 500 ETF (VOO)
S&P 500は、米国の大手上場企業500社を対象とした株価指数です。
バンガードS&P 500 ETF(NYSEMKT:VOO)はS&P 500に連動するため、指数と同じ銘柄がすべて含まれています。
このETFはリスクが比較的低いのが特徴です。
S&P 500の設定以来の年間平均リターンは約10%で、長年にわたり、数えきれないほどの調整、下落、暴落局面から回復してきました。
投資の世界に保証はありませんが、S&P 500 ETFに投資すれば、長期のリターンがプラスとなる確率は非常に高いと思われます。
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)
バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(NYSEMKT:VTI)は、組み入れ銘柄が広範囲に及ぶ点を除き、S&P 500 ETFと似通っています。
S&P 500 ETFが大型株に焦点を当てているのに対し、トータル・ストック・マーケットETFには大型株に加えて中小型株が組み入れられています。
大型株と中小型株の両方に投資するメリットは、ポートフォリオの分散化です。
中小型株は大型株より不安定になることがある一方で、平均を上回るリターンを創出する可能性もあります。
あらゆる規模の企業に投資することで、収益を最大化しながらリスクを制限できます。
トータル・ストック・マーケットETFは、株式市場全体のパフォーマンスを表すことを目的としていることから、堅実な長期投資が可能となっています。
歴史的にみて、株式市場の長期リターンはプラスとなっています。市場に連動するETFに投資することで、長期的にプラスのリターンが得られると考えられます。
バンガード・グロースETF (VUG)
バンガード・グロースETF(NYSEMKT:VUG)は、高成長を遂げる可能性のある250社超の企業の株式で構成されています。
グロースETFのリスクはS&P 500 ETFまたはトータル・ストック・マーケットETFよりも高いかもしれませんが、高成長企業の平均リターンは、既存のブランド企業を上回る傾向があります。
しかも、このETFには250を超える銘柄が組み入れられているため、ポートフォリオを分散化してリスクを制限するのに役立っています。
グロースETFには、アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルの親会社アルファベットといった超大型株が組み入れられています。
これらは高成長でありながら素晴らしい業績を上げている堅実な企業であり、投資家のリスクを低下させる効果があります。
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