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【米国株動向】次の市場クラッシュに備えてポートフォリオに加えておきたい優良株2銘柄

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021329日投稿記事より

この数カ月、相場の変動が大きくなり、市場の調整やクラッシュが迫っているとみる投資家も少なくないでしょう。

長期的な利益を追求する投資家にとって大切なことは、自身の投資戦略に集中し、不安をあおる声には耳を貸さず、ポートフォリオのリスクレベルを効果的に管理することで市場がどの方向に動いても対応できるよう準備をしておくことです。

ポートフォリオに加えることで良いバランスや長期的な成長をもたらし得る、優良銘柄(ブルーチップ)を紹介します。

ジョンソン・エンド・ジョンソン

ジョンソン・エンド・ジョンソン(NYSE:JNJ)は、ブルーチップの中でも現在の経済環境においてポートフォリオに加えるのにふさわしい消費財銘柄です。

140年の歴史があり、消費者向け製品、医薬品、医療機器など、幅広い商品ラインナップが強みです。

投資家にとって大きな魅力は、利回り2.5%(執筆時点)の配当です。

同社はまた、増配を60年近く連続で継続している配当王(50年以上連続で増配を続けている企業)銘柄の1つです。

継続的なバランスシートの拡大を支えているのは、同社の多彩な商品群です。

昨年の厳しい経済状況の中でも、営業ベースで1.2%の増収を達成し、2020年第4四半期は前年同期比で8%の増収となりました。

同社のコンシューマー・ヘルス部門、医薬品部門の12カ月の売上はそれぞれ3.1%、8.4%の増収となり、パンデミック下で手術が先送りとなり11%近くの減収に見舞われた医療機器部門の不振を補いました。

さらに、ベルギーに拠点を置く傘下のヤンセンによる、新型コロナウイルス向けワクチン開発も投資家の高い注目を集めています。

同社の1回接種タイプのワクチンは、2月末に米食品医薬品局(FDA)から緊急使用の承認を受けました。

この決定に先立ち、J&Jは1月29日の発表の中で、第3相臨床試験において、重症化の予防には85%の有効性が示され、接種後28日目には試験参加者の入院や死亡を100%防ぐ効果が示されていると説明しました。

3月以降にはカナダで緊急使用が、欧州連合(EU)で条件付き販売が承認されています。

同社は現在、今年半ばまでに米国で1億回分のワクチン供給を達成することを目指しています。

緊急使用分の供給では利益は出せないとしていますが、長期的に見れば新型コロナ向けワクチン開発は同社に経済的利益をもたらすでしょう。

しかし投資対象としての同社の魅力はワクチンに留まらず、注目すべき配当実績、財務面の強固さ、成長の軌跡、多彩で利益率の高い商品ポートフォリオ、ヘルスケア業界での強い立ち位置など、多く挙げることができます。

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マイクロソフト

ハイテクセクターの老舗企業マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)は、古き良きバリュー銘柄です。

配当利回りは1%をわずかに下回り、目を引く水準ではないものの、これまで安定した増配の実績があります。昨年9月には四半期配当額を10%引き上げました。

しかし安定配当以上に投資家が注目すべきは、どんな市場環境にも対応が可能な成長と回復のパターンです。

2020年6月通期の売上、営業利益、純利益はそれぞれ前年から14%、23%、13%増加しました。

さらに、2021年第1四半期と第2四半期の売上はそれぞれ前年同期から12%、17%の増加、純利益は同30%、33%の増加と素晴らしいものでした。

成長ストーリーの最大のけん引役は同社のクラウド・コンピューティング事業です。

コマーシャルクラウド事業の売上は、第2四半期単独で34%増加し170億ドルに迫りました。

クラウド以外のビジネスも好調で、生産性・ビジネスプロセス事業では第2四半期の売上は13%増加しました。

バランスシートの健全性を示す指標の1つである、流動比率も安定した水準にあります。

流動資産(現金及び短期投資を含む現金同等物)の直近の残高は約1,320億ドル、これに対し、1年以内に返済期限が来る流動負債の残高は675億ドルです。

配当支払いを考慮しても十分まかなえる現金があり、債権者や投資家に対する支払い義務によって事業の成長がおびやかされる心配がないということは、投資家には安心材料になります。

超大型株のマイクロソフトですが、足元の株価収益率(PER)が35倍と(執筆時点)、株価バリュエーションは妥当な水準にあります。

株価も、過去1年間の変動の大きい市場環境においても、安定した上昇基調にあります。

リセッションへの耐性があり、グロースとバリューの要素を併せ持つハイテク株として、マイクロソフトに勝る銘柄を探すことは難しいでしょう。

【米国株決算】マイクロソフトの最新決算情報と今後の株価の推移

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連続増配を継続する銘柄では株価が割高な水準にあることが多いです。ここではやや割高で、配当利回りが高くなくても、増配も含めた今後の成長性を評価できる銘柄を紹介します。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Rachel Warrenは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、マイクロソフト株を保有し、推奨しています。
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