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【米国株動向】退職者にとっての夢の株バークシャー・ハサウェイ

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2021317日投稿記事より

退職者にとっての夢の株として、ウォーレン・バフェット氏(90)が50年以上の歳月をかけて育て上げ、今も経営を続けているバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)以上の銘柄はありません。

退職後の投資銘柄としての同社の魅力について、以下詳しく見てみたいと思います。

バークシャー・ハサウェイの紹介

バークシャー・ハサウェイはコングロマリット(複合企業)ですが、バフェット氏はそう呼ばれると少し不機嫌になります。

多くのコングロマリットが、必ずしも素晴らしいとは限らない企業を(しばしば既存株の希薄化を引き起こす買収企業の株式交付によって)、過剰な高値で買収することによって構築されているためです。

しかし、バフェット氏は合理的かつ自制的であることで知られ、決して必要以上の対価を払わないように努めており、また対価は株より現金で支払うことを好みます(そしてバークシャーには通常、現金があふれています)。

バークシャー傘下の企業数は60を超えており、塗料会社のベンジャミン・ムーア、スポーツシューズのブルックス、アイスクリームチェーンのインターナショナル・デイリークイーン、建材メーカーのジョンズ・マンビル、ブーツメーカーのジャスティン・ブランズ、卸売業者のマクレーン、ニュース配信会社のビジネスワイヤ、住宅会社のクレイトンホームズ、キャンピングカー会社のフォレストリバー、衣料品メーカーのフルーツ・オブ・ザ・ルーム、自動車保険会社のGEICO、家具家電販売のネブラスカ・ファニチャー・マート、ビジネスジェット部分所有権販売のネットジェッツ、キッチン用品のパンパード・シェフ、チョコレートのシーズ・キャンディー、カーペットメーカーのショー・インダストリーズ、およびBNSF鉄道といった名前が連なっています。

同社の価値はそのほとんどが、同社が所有する他の企業の株式にあり、2020年末時点の時価は合計で2,800億ドルを超えていました。

上位5銘柄は以下のようになります。

企業名 保有比率 取得額 時価

2020年12月末

アップル 5.4% 311億ドル 1,204億ドル
バンク・オブ・アメリカ 11.9% 146億ドル 313億ドル
コカコーラ 9.3% 13億ドル 219億ドル
アメリカン・エキスプレス 18.8% 13億ドル 183億ドル
ベライゾン・コミュニケーションズ 3.5% 87億ドル86億ドル 86億ドル

データ・ソース:バークシャー・ハサウェイ

バフェット氏と同氏よりも若い2人の補佐役は投資に関しては素晴らしい実績があります。

たとえば、同社の投資のなかでは比較的新しいアップル株の価値は4倍近くとなり、約900億ドルの含み益を同社にもたらしています。

バークシャーの最も良いところは、さまざまな事業が毎年大量のキャッシュを生み出しており、そして偉大な投資家が再投資しているという、その美しいビジネスモデルにあります。

ほとんどのキャッシュは有望な株に投資され、また素晴らしい企業の買収に使用されます。

そしてキャッシュの一部はBNSF鉄道などの資本集約的な事業に向かい、車両の追加購入、軌道の保守などに資金が利用されます。

景気が後退するときは、同社の株は他の多くの株よりも抵抗力を示します。

その理由は保険、エネルギー、下着など多くの必要不可欠な製品やサービスを傘下に収めているからです。

バフェット氏は直近の株主宛書簡で、1960年代半ばから2020年までの成長率が281万526%、平均で年20%であったと報告しました。

これに対し、同期間のS&P500指数の伸びは、2万3,454%、平均で年10.2%でした。

巨大な企業(最近の時価総額は5,880億ドル)にとって短期間で2倍、3倍に成長するのは困難であることから、同社の最近の成長率は鈍化しています。

バークシャー ・ハサウェイが退職者にとって完璧である理由

最も大きなメリットは同社の安定性です。

退職者にとって最も重要なことは資金を守ることです。

バークシャーは配当を支払っていませんが、同社の資金の魅力的な使いみちが次第に減少しているとバフェット氏が判断し、配当を始めるときがくるかもしれません。

同氏は多額のキャッシュを使って自社株を有利な株価で買い戻すことで株主還元を行っています。

バークシャーの株主は、同社の株価が長期的に、急激にではありませんが、上昇していくと期待することができます。

配当はありませんが、クラスB株(クラスA株よりもはるかに割安)を購入すれば、必要に応じて一度に数株を売却することにより、収入を得ることができます。

あるいは、バークシャー株をポートフォリオの安定材として保有・維持し、他の保有銘柄の一部売却や保有する配当銘柄の配当を収入として活用することも可能です。

【米国株動向】バフェット氏の年次書簡におけるポイント:バークシャーの株価は低い水準にあり、同社は過小評価されている

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Selena Maranjianは、アメリカン・エキスプレス株、アップル株、ベライゾン・コミュニケーションズ株、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有しています。モトリーフール米国本社は、アップル株、バークシャー・ハサウェイ(B株)を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ベライゾン・コミュニケーションズ株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを保有しています(バークシャー・ハサウェイ(B株)の2023年1月の200ドルのロング・コール、バークシャー・ハサウェイ(B株)の2023年1月の200ドルのショート・プット、アップル株の2023年3月の130ドルのショート・コール、アップル株の2023年3月の120ドルのロング・コール)。
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