【米国株動向】今おすすめの魅力的な2つの配当銘柄

モトリーフール米国本社、2021年3月24日投稿記事より
株式市場は、株価が下がると需要がなくなることがある珍しい場所です。
ウォール街は、株価が横ばいまたは下落している企業を避け、株価が急上昇している株を好む傾向があります。
そのようなマーケットの動きは、あなたが良質の株を安く手に入れたい場合に絶好の機会となります。
また、配当利回りは株価とは逆の方向に動くため、配当株投資家にとっても最高のチャンスといえます。
このことを念頭に置き、2つの魅力的な配当株であるペプシコ(NASDAQ:PEP)とクローガー(NYSE:KR)を見ていきましょう。
1.ペプシコ
ペプシコは、素晴らしい2020年度決算を発表しました。
パンデミックの初期、同社のビジネスは大きく混乱しました。
しかし、混乱はすぐに収まり、売上高は爆発的に伸びました。
ペプシコは、競争の激しいスナック食品部門で市場シェアを伸ばし、世界における飲料売上高もコカ・コーラを上回りました。
しかし、ウォール街はここ数ヶ月でペプシコの株価を押し下げました。
これは、ペプシコが自社株買いの枠を減らしたことが原因です。
そして、株価の下落によりペプシコのPSRは2.6倍となりました。
昨年のペプシコのPSRは3倍でした。
2020年にペプシコとほぼ同じペースで成長したマコーミック(NYSE:MKC)のPSRは約4倍です。
ペプシコは、マコーミックなどの食品企業よりもはるかに高い配当を支払っています。
その配当利回りは3%を超えており、株価が下落した際のクッションとなります。
同社は2021年も成長を続け、利益率はさらに改善されるものと思われます。
2.クローガー
クローガーは、2020年に1,300億ドル以上の売上高を記録した大手スーパーマーケットです。
ウォルマート、ターゲット、コストコなどと競争していますが、いくつかの指標においてライバルよりも魅力的です。
例えば、ターゲットのPSR0.9倍に対して、クローガーのPSRは0.2倍です。
クローガーは、着実にアパレルや家具の市場シェアを獲得しています。
また、ターゲットと同様にeコマース戦略においても成功を収めています。
2021年の同社の株価の伸びは9%~11%になると思われます。
この予想は、クローガーの配当利回りが2%を超えている点から来ています。
この配当利回りは、ウォルマートの1.7%およびターゲットの1.6%を上回ります。
ウォール街は、これまでクローガーとペプシコに注目してきませんでした。
そのため、現在、割安価格で購入することができます。
また、クローガーの2%、ペプシの3%の配当利回りは、現在のマーケット環境を考えると非常に魅力的といえます。
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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Demitri Kalogeropoulosは、コストコ・ホールセール株を保有しています。モトリーフール米国本社は、コストコ・ホールセール株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、マコーミック株を推奨しています。