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最後の勝ち組はやはりアマゾンか、拡大するオーディオブック市場

出典:Getty Images

みなさんは、「オーディオブック」をお試しになった事はありますか?

オーディオブックとは、出版されている書籍を読み上げている音声を聞くもので、従来の本は手に取って活字を読むものですが、このオーディオブックは、「本を聞く」ものです。

このオーディオブックは本を好む人にとっては賛否があるようですが、今まであまり本に対して親しみが無かった人にとっては、新しいタイプの読書方法となっているようで、新しいIT産業として注目されています。

ひと昔前に比べ、世界的に読書者数は減少傾向にありますが、データによると、紙の本を読む人が減っていく反面、電子書籍(PC、携帯、タブレットなどにて読めるもの)やオーディオブックでの読者数は増えている傾向にあるようです。

日本能率協会総合研究所の調査によると、オーディオブック市場は2024年には260億円規模に成長すると推計されています。

2020年以前は100億円未満の市場だったので、5年ほどで2倍以上の成長余地がある市場となります。

そんなオーディオブック市場に参入している企業は主に下記の会社があります。

オーディオブックで注目の企業

この他、日本の音声コンテンツサービスの会社として、radiko、voicy、 audiobook.jpという会社がありますが、それぞれ非上場です。

Audible(オーディブル)は、アメリカニュージャージー州に本社があり、プロのナレーターが朗読するオーディオエンターテイメント・情報・教育関連のコンテンツを制作・配信している会社です。

自社の製作スタジオを持っていて、アメリカ、ヨーロッパ、日本などでサービスを展開しています。

2008年よりアマゾンの傘下になりました。

Apple(アップル)はiPhoneやPC関連で有名な会社ですが、iTunes(アイチューンズ)で音楽や動画を配布・販売しています。

このアイチューンズ上でオーディオブックも販売しています。

オーディブルとアップルの製品は、世界の市場で販売していますが、日本国内のメーカーで上場している企業となるとイードがあがります。

イードは、東京に本社があるIT関連企業で、RBB TODAYやResponseなどのニュースサイトの運営、リサーチ事業、メディアコマース事業などを行っています。

2019年あたりから音声コンテンツ市場に参入しています。

その他のradiko(ラジコ)、voicy(ボイシー)はオーディオブックの販売は現在はまだ行っていませんが、インターネット上で声のブログ、ニュース、ラジオなどが聞ける音声メディアとしてオーディオブック同様に注目されています。

オーディオブック市場が拡大するにつれ、同社のような同様のサービスも同じように伸びていくでしょう。

audiobook.jpは非上場の企業ですが、(株)オトバンクが運営する、日本最大のオーディオブック配信サービスです。

2007年よりサービスを開始していて、オーディオブックの配信のみならず、ポッドキャストの有料配信サービスや、新聞社、ラジオ局と提携したコンテンツの配信も行っています。

日本経済新聞社の「聞く日経」や毎日新聞社の「毎日ウィークリー」などがあります。

急成長している音声コンテンツ産業

オーディオブックを始めとする音声コンテンツ産業は、ここ5年ほどで急成長していますが、人々のコンテンツに対する需要が、従来の紙の本や電子書籍から音声コンテンツにどう移っていくのかが注目される点です。

それと同時に、YouTubeなどのコンテンツとどうユーザーを奪い合うのかが更に注目する点でもあると思います。

いづれにせよ、オンライン販売では世界的に有名なアマゾンがオーディオブック産業でも上位に入ってくるのではないでしょうか。

アマゾンは従来の紙の本や電子書籍、オーディオブックを始め、画像コンテンツの販売も行っており、人々の需要がどの産業に傾いても対応できる市場を持っています。

よって最後はアマゾンが抜き出るのではないでしょうか。今後の展開が楽しみです。

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