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【米国株動向】この3銘柄の株価は今年中に10倍になり得るか?

出典:Getty Images

モトリーフール米国本社、2020315日投稿記事より

誰もが株価が10倍になるような銘柄を発掘することを夢見ています。

2021年に入ってから3つのヘルスケア銘柄は3桁の上昇を記録しています(執筆時点)。

この心躍るような動きをしている銘柄を詳しく分析し、株価が10倍になる可能性を本当に秘めているのかどうか、検証していきます。

オキュジェン

先般、米バイオ医薬品のオキュジェン(NASDAQ:OCGN)は、インドのバーラト・バイオテック社との提携を通じて新型コロナウイルス・ワクチンの開発競争に参入しました。

契約の一環として、オキュジェンはバーラト社のワクチン候補を共同開発して米国で上市する権利を得ています。

これを受けて、オキュジェンの株価は年初から400%超の急騰を演じています(執筆時点)。

バーラト社がインドで実施した第3相臨床試験では、ワクチン候補「Cavaxin」の有効性は81%で、英国の変異種にも対処できることも示されています。

さらなる臨床試験データ、ワクチン上市の時期や方法に関する米規制当局の発言といった材料が今後の株価を左右しますが、これらのカタリストがポジティブなものであれば、株価は今年中に10倍になる可能性があります。

しかし、筆者が懸念するのは、既に全人口をカバーするワクチンを確保している米国で、オキュジェンが実際に市場シェアを獲得できるかという点です。

もちろん、将来的にはもっと多くのワクチンが米国で必要になるでしょうが、同社がリーダー企業からシェアを奪うには既存のワクチンよりも優れていることを示す必要があります。

しかし、これまでのところ、それを裏付けるデータは示されていません。

このため、オキュジェンの株価は1,000%またはそれ以上の上昇を実現できない恐れがあると考えます。

グリットストーン・オンコロジー

グリットストーン・オンコロジー(NASDAQ:GRTS)は1月に第2世代コロナワクチン候補の第1相試験計画を発表しました。

この発表が好感され、株価は年初来で約290%上昇しています(執筆時点)。

同社の最新情報によると、今年半ばまでに第1相のデータを得る計画です。

同社のワクチン候補は既存のワクチンのようにウイルスのスパイクタンパク質を標的にするだけでなく、他のウイルス抗原も標的にしているという点で注目されます。

このワクチン候補が成功すれば、将来のパンデミック対策に役立つとみられるため、将来的なチャンスにつながります。

同社はこのほか、8件の感染症および癌の治療候補を抱えています。

また、先般同社はギリアド・サイエンシズと共同でHIV治療向けのワクチン開発を行うと発表しました。

同社のコロナワクチン候補が臨床開発で優れた結果を出せば、株価は今年中に10倍に上昇するかもしれませんが、そうでなければ株価は確実に下落するでしょう。

しかし、いずれにせよ、株価が長期的に10倍になるのに必要な材料を、同社の他の開発候補が持ち合わせている可能性はあります。

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ゾメディカ

ペット向け医薬品メーカーのゾメディカ(NYSEMKT:ZOM)は、3月30日に同社初の製品「Truforma」を上市します。これは犬と猫の甲状腺・副腎疾患を検知するシステムです。

同社はまず限られた地域でトースター程度の大きさの装置と3つの分析試薬を獣医向けに販売し、今年後半には試験数と販売対象地域を拡大していく予定です。

同社はアイデックス・ラボラトリーズなどの大手企業との競争に直面していますが、需要を踏まえると市場で適切な場所を確保する余地はあると考えられます。

ペット向け診断市場は2025年までに30億ドルに達する見通しです。

株価は年初来で800%強上昇しています(執筆時点)。

上市が成功すれば、株価はすぐに10倍になるでしょう。

しかし、持続的なリターンを提供するには、持続的な増収が達成可能なことを証明する必要があり、それには何年もかかる可能性があります。

このため、慎重な投資家にとっては、この銘柄に飛びつく前に当初の販売動向を見極めるのが賢明と言えます。

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免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Adria Ciminoは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アイデックス・ラボラトリーズ株を保有し、推奨しています。
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